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志村けん 体調不良で緊急入院、舞台中止 医師が出演は「困難」
(2016/8/19、デイリースポーツ)
17日に体調不良を訴え、都内の病院で診察を受けた結果、肺炎と診断された。この日は大阪・新歌舞伎座で舞台「志村魂」の大阪公演に出演し、最後まで舞台を務め上げたが終演後に再び体調が悪化し、病院に急行。医師が舞台出演は困難と判断し、そのまま入院したという。
志村けんさんが肺炎のため緊急入院したそうです。
志村けんさんの体調不良は肝臓の数値が悪いことが原因(2013/3/12)によれば、志村けんさんの体調不良の原因は、お酒の飲み過ぎによる肝臓の数値が悪いこと、そして中性脂肪が高いことが関係しているということだったので、体には無理しないようにしてほしいですね。
■高齢者は注意したい!誤嚥性肺炎の気づきにくい症状のサインとは?
高齢者の肺炎の7割以上は、細菌を含む唾液や食物が気管や肺に入る、「嚥下障害(えんげしょうがい)」によって起こる「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」だと言われています。
誤嚥性肺炎の原因は、食べ物や飲み物、唾液に含まれた細菌が気管から入り込むことですが、眠っている間に細菌を含む唾液を少しずつ誤嚥することがあるため、気づきにくいです。
寝たきりや脳血管障害、認知症の患者の場合は、嚥下反射やせき反射が低下し、細菌が気道を通じて肺に入り込みやすくなるため、誤嚥性肺炎のリスクが高くなるそうです。
■誤嚥性肺炎の症状
- 発熱
- 咳が出る
- 喀痰(たんを吐く)
- 元気がない
- 倦怠感
- 食事中にむせる
- 喉が常にゴロゴロ鳴っている
- 唾液が飲み込めない
- 食事に時間がかかる
- たんが汚い
- 呼吸が苦しい
■誤嚥性肺炎の予防
誤嚥性肺炎の予防は、細菌を含む食べ物や唾液の誤嚥を防ぐことが重要となります。
そのため、口の中を清潔に保つ口腔ケアと誤嚥を防ぐ対策が必要になります。
1.口腔ケア
口の中の細菌を繁殖させないようにするために、歯磨き(入れ歯の人は入れ歯の洗浄)で口の中を清潔に保ちましょう。
また、唾液の分泌が減ると、口が乾きやすくなり、雑菌だらけの唾液が肺に入ることで、誤嚥性肺炎を引き起こすおそれがあるので、唾液の分泌をうながすようにしましょう。
●唾液がよく出る健口体操
童謡の「むすんでひらいて」に合わせて口を動かす
「むすんで ひらいて ベロを出して むすんで
またひらいて ベロ出して そのベロを鼻に
ベロを右に ベロを左 ベロをぐるぐる回します」
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また、ドライマウスにも気を付けましょう。
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2.誤嚥を防ぐ対策(嚥下反射を改善する嚥下障害対策)
●胃液の逆流を防ぐ
ゲップや胸焼けなどがある場合は、胃液の逆流が起こりえます。その場合、食後2時間ほど座って身体を起こしていることで、逆流を防止できます。
誤嚥予防のために、食後すぐに横にならずに、2時間程度座った姿勢を保つことで、胃液の逆流を防ぎましょう。
→ 逆流性食道炎の症状・原因・治し方・食事 について詳しくはこちら
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●嚥下体操
嚥下反射を改善させるために、嚥下体操を行ないましょう。
(1)腹式呼吸
鼻から息を吸って、口からゆっくり吐きます。
吸うのを4回、吐くのを8回。
(2)首の体操
- 前に後ろに動かします。
- 右に左に動かします。
- 首筋を伸ばします。
(3)肩の体操・腕の体操
肩をゆっくり上げてそのままにして、ストンと落とす。
片方の腕を上げて、もう片方の手で引っ張ります。
(4)発音練習
唇を使って、「ぱっ・ぱっ・ぱっ」「まっ・まっ・まっ」と発音し、舌を使って「たっ・たっ・たっ」「らっ・らっ・らっ」と発音します。
■コーヒーを飲む量が多いほど、肺炎にかかりにくい!?
コーヒー1日3~4杯、心臓病による死亡リスク4割減 |東大や国立がんセンターによれば、コーヒーを飲む量が多いほど死亡の危険性は減り、「1日3~4杯」と答えた人は、肺炎などの呼吸器病は40%低かったそうです。
■たんぱく質(アルブミン)が不足する肺炎になりやすい!?
低栄養の原因はアルブミン不足|ためしてガッテン(NHK)によれば、たんぱく質が不足すると、血管や免疫細胞、筋肉などの組織がスムーズに作られなくなり、体にさまざまなトラブルが起こってしまい、免疫細胞を作る材料が少なくなると、「肺炎」になりやすくなるそうです。
「15の食生活指針」に沿った食生活を実践してもらったところ、アルブミンは増加し、血色素の低下も見られなり、つまり、栄養改善の効果があらわれたそうです。
- 3食のバランスをよくとり、食事を抜かずにきちんと食べましょう。
- 油脂類の摂取が不足しないようにしましょう。
- 肉、魚、乳製品、卵などの動物性たんぱく質を十分に食べましょう。
- 肉と魚の摂取は1:1の割合にしましょう。
- いろいろな種類の肉を食べましょう。
- 牛乳は毎日200ml以上飲むようにしましょう。
- 野菜は緑黄色野菜(にんじん、かぼちゃ、ほうれん草など)や根菜(大根、ごぼう、いもなど)など、いろいろな種類を毎日食べるようにしましょう。
- 食欲がないときは、おかずを先に食べ、ご飯の量を減らしましょう。
- いろいろな調理のしかたや、食品の正しい保存法を覚えましょう。
- 酢、香辛料、香り野菜(ねぎ、にんにくなど)を十分に取り入れましょう。
- 調味料を上手に使い、おいしく食べましょう。
- 和風、中華風、洋風といろいろな料理を食べましょう。
- 家族や友人との会食の機会をたくさんつくりましょう。
- 噛む力を維持するために、義歯は定期的に点検をしましょう。
- 「元気」のための健康情報をすすんで取り入れましょう。
※2から6までの5項目が、低栄養を防ぐための動物性食品や油脂類の摂り方に関する項目です。
お肉はタンパク質が豊富で、実はバランス栄養食品です。
野菜よりも鉄分が豊富で、かつ肉は野菜より鉄分の吸収率が5から10倍高い。
またビタミンも豊富で、特にビタミンB1は豚ヒレ肉100gでレモンの17倍含んでいるそうです。
さらにミネラルも豊富なのだそうです。
→ アルブミンを上げる食事|肉を食べてアルブミンを上げたグループは死亡リスクが低い!? について詳しくはこちら
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