by fromdarkheaven(画像:Creative Commons)
■妊婦やその家族らは、感染者が多く発生した場所に出掛けることを「極力避ける」|日本産婦人科医会
妊婦の外出、麻疹の発生地域・施設は控えて-産婦人科医会が注意喚起
(2016/9/12、医療介護CBニュース)
麻疹(はしか)の患者報告が相次いでいることを受け、日本産婦人科医会は、妊婦やその家族に対する注意事項をホームページに掲載した。妊娠中の罹患で流産・死産の報告があることや、胎児の発育異常が生じる恐れがあることを指摘。
麻疹の感染拡大の恐れというニュースを受けて、日本産婦人科医会は、妊婦やその家族らは、感染者が多く発生した場所に出掛けることを「極力避ける」ように注意喚起をしています。
■はしか、感染拡大の恐れ
はしか、感染拡大の恐れ 1週間で患者27人…関空から関東へ?封じ込め急務 国内で持続的に広がれば「排除状態」でなくなる恐れも… https://t.co/2ucuDhYbZ2 pic.twitter.com/uYP8eBokMZ
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2016年9月2日
はしか、感染拡大の恐れ 1週間で患者27人…関空から関東へ?封じ込め急務
(2016/9/2、産経ニュース)
強い感染力を持ち、高熱や発疹など重い症状が出るはしか(麻疹)の発症者が直近の1週間で30人近く報告されていることが1日、厚生労働省への取材で分かった。
2015年3月、WHOから「排除状態」と認定されていた「はしか」の発症者数が増えているそうです。
【参考リンク】
- 新たに10人 関西空港の従業員に はしか広がる(2016/9/1、NHK)
- はしか患者がアニメ関係のイベントに 注意を呼びかけ(2016/8/31、NHK)
■「はしか」とはどんな病気?
はしか、感染拡大の恐れ 1週間で患者27人…関空から関東へ?封じ込め急務
(2016/9/2、産経ニュース)
麻疹ウイルスによる感染症で、感染すると10~12日の潜伏期間を経て熱やせき、鼻水など風邪のような症状が表れる。目やにや目の充血が多くみられ、発熱から2、3日後に顔や体に発疹が出ることが多い。重症化すると肺炎や脳炎などの合併症を起こし、死亡することもある。感染力が強く、空気感染のほか飛沫(ひまつ)や接触によっても感染。
(2016/9/2、NHK)
「はしか」は、ウイルスによって引き起こされる感染症で、「麻疹(ましん)」とも呼ばれます。
まず、発熱や咳、鼻水などの軽いかぜのような症状がみられたあと、39度以上の高熱が出て、顔や体に発疹が現れます。患者の3割が、合併症を起こすとされ、多いのは肺炎や中耳炎です。また1000人に1人が脳炎を起こすとされ、後遺症が残り、死に至ることもあります。また、10万人に1人くらいというまれなケースですが、感染後、数年から10年ほど経って、亜急性硬化性全脳炎=SSPEと呼ばれる脳炎を発症し、知的障害や運動障害が進行していくことも報告されています。
「はしか」は、麻疹ウイルスによって引き起こされる感染症で「麻疹(ましん)」とも呼ばれます。
はしかの症状は、発熱・咳・鼻水などの風邪のような症状が見られた後に、、目やに、目の充血、39度以上の高熱、顔や体の発疹(ほっしん)が見られます。
重症化すると、中耳炎や肺炎、脳炎などの合併症を引き起こすことがあり、場合によっては後遺症が残ったり、死に至るケースもあるそうです。
「はしか」の特徴は、感染力が非常に強いことで、空気感染や飛まつ感染、接触によっても感染するそうです。