「オートファジー(自食作用)」が細胞内でどのくらい活発に起きているかを簡単に測定する方法を開発|東大【論文・エビデンス】




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by Rick&Brenda Beerhorst(画像:Creative Commons)

オートファジー促す作用、既存の薬16種で発見 東大(2016/11/5、日本経済新聞) によれば、東京大学の水島昇教授らの研究チームは、何らかの病気の薬として使われている薬剤の中に、細胞のオートファジー(自食作用)を活性化する作用があるものを新たに16種発見したそうです。

オートファジー(自食作用)は、不要物などを分解してリサイクルも行う細胞内の働きで、大隅良典東京工業大栄誉教授は、生物が細胞内でたんぱく質を分解して再利用する「オートファジー(自食作用)」と呼ばれる現象を分子レベルで解明し、ノーベル医学生理学賞を授与されました。

細胞の”オートファジー”の様子を可視化 東大

(2015/11/5、NHK)

東京大学の水島昇教授のグループは、このオートファジーの過程で役目を終えると分解されるたんぱく質に注目し、オートファジーの活動の様子を簡単に画像で示す方法を開発しました。

「オートファジー」が、細胞の内部でどのくらい活発に働いているかを簡単に測定できる方法が開発されたことによって、オートファジーの働きで治せると考えられる病気を治す新薬の開発に役立つものと考えられます。







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