> 健康・美容チェック > 動脈硬化 > 喫煙で全身の血管での動脈硬化のリスクが高くなる|滋賀医科大
■喫煙で全身の血管での動脈硬化のリスクが高くなる|滋賀医科大
参考画像:喫煙習慣は全身の血管で動脈硬化の進展に影響する-滋賀動脈硬化疫学研究 SESSA より-(2016/12/6、滋賀医科大学)|スクリーンショット
喫煙習慣は全身の血管で動脈硬化の進展に影響する-滋賀動脈硬化疫学研究 SESSA より-
(2016/12/6、滋賀医科大学)
・生涯非喫煙者と比較して、特に現在喫煙者は検査した全ての部位において動脈硬化が進んでいました。
・生涯喫煙量(pack-year)が増加するにしたがって、心臓、大動脈、頸動脈および末梢血管いずれの動脈硬化ともその危険度が増加しました。
・禁煙後の経過年数が長いほど、心臓、大動脈、頸動脈および末梢血管いずれの動脈硬化でも危険度が低くなりました。
滋賀医科大学アジア疫学研究センターの上島弘嗣特任教授と三浦克之センター長の研究グループは、喫煙習慣が全身の血管で動脈硬化を進めるという調査結果を米国心臓学会の学会誌である「Journal of American Heart Association」に発表しました。
生涯喫煙量(= 1 日に吸う箱数×喫煙年数)が増加するにつれて、すべての部位で動脈硬化の危険度が増加し、また、禁煙後の経過年数が長いほど、すべての部位で動脈硬化の危険度が低くなることがわかったそうです。
喫煙と虚血性心疾患発症との関連について|多目的コホート研究|国立がん研究センター
たばこを吸わないグループに比べて、たばこを吸っているグループでは、男女ともに、虚血性心疾患リスクが約3倍高くなることが分かりました。また、疾患を心筋梗塞に限った場合では、男性で約4倍まで高くなることが分かりました(図1)。
たばこを吸うことで、血液をドロドロにする血中成分の増加や善玉(HDL)コレステロールが減少することで動脈硬化が促進されて、虚血性心疾患の発症リスクが増加したと考えられます。
国立がん研究センターの多目的コホート研究によれば、タバコを吸っているグループでは、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患リスクが高くなることがわかっています。
喫煙によって、動脈硬化が促進されて、虚血性心疾患の発症リスクが増加すると考えられます。
■まとめ
#はたらく細胞BLACK #01 「喫煙、細菌、終わりの始まり。」 を見て、タバコを減らそう/禁煙しようと思う人が増えるといいなぁ。
喫煙で全身の血管での動脈硬化のリスクが高くなる|滋賀医科大https://t.co/y8mU3B3Btnhttps://t.co/s7c2fxjAud
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) January 31, 2021
by micadew(画像:Creative Commons)
喫煙によって全身の血管で動脈硬化の危険度が増加するので、動脈硬化による病気を防ぐためにも、喫煙者はできるだけ早く禁煙しましょう。
→ 動脈硬化とは|動脈硬化の症状・原因・改善方法 について詳しくはこちら
→ 血管年齢を若くする方法|血管年齢を下げるために効果的な食べ物・運動 について詳しくはこちら
【関連記事】
【血管年齢関連記事】
- 酢しょうがで中性脂肪抑制・血管若返り|酢しょうがの作り方|サタデープラス
- 血管若返り|駆け込みドクター 3月15日
- レモンとお酢の効果で血管年齢若返り!レモン酢の作り方・レシピ|#サタプラ 9月17日
- 【金スマ】血管年齢が若返る簡単ゾンビ体操のやり方(動画)&池谷敏郎式朝ジュースレシピ(アマニ油)
- たまねぎのケルセチンで動脈硬化対策|ケルセチンで血管年齢若返り
- 海女さんの血管年齢は11歳若い!?水圧や水中運動が動脈硬化を抑える?|産総研
- 1日あたりの睡眠時間が7.5時間を切ると、脳卒中や心臓発作などの心血管疾患のリスクが、33%高まる|自治医大
■動脈硬化関連ワード
■HDLコレステロールを増やす方法と善玉コレステロール吸う力をアップする方法