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■C型肝炎の進行による非代償性肝硬変の患者を対象とした国内初の治療薬の治験が始まる|阪大病院など
C型肝炎進行で重度肝硬変、新薬治験へ…18年承認目指す、阪大病院など
(2017/1/5、読売新聞)
重度の肝硬変は非代償性肝硬変と呼ばれる。意識障害などが出て生活に支障をきたし、肝がんにもなりやすい。C型肝炎の治療は現在、飲み薬が主流だが、肝硬変に進行すると軽度な患者にしか処方が認められていない。
今回の治験はギリアド・サイエンシズ社(本社・米国)が実施。各地の肝臓病の専門医療機関で、腹水などの症状がある重症患者約100人にウイルス増殖を妨げる経口タイプの新薬を処方。12週間服用し、ウイルスが除去できるかなどを見る。
大阪大学病院などで、C型肝炎の進行で肝機能が著しく低下し、肝移植以外に治療法がない非代償性肝硬変(重度の肝硬変)の患者を対象とした国内初の治療薬の臨床試験(治験)がはじまるそうです。
欧米では既に承認されている新薬で2018年の製造販売承認を目指しているそうです。
C型肝炎の治療薬は劇的に進歩し、今では90%近くの患者が治るようになっているそうです。
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【参考リンク】
- C型肝炎の特効薬、バカ売れで浮上する問題(2016/1/2、東洋経済オンライン)
- C型肝炎に特効薬 3カ月で完治、費用負担少なく(2015/11/1、日経ヘルス)
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