女性メタボ、腹囲80センチ? =診断基準の見直しも-3万人超解析・厚労省研究班
(2010/2/20、時事通信)
メタボリック症候群対策の特定健診をめぐり、厚生労働省の研究班は20日までに、3万人以上のデータ解析で、腹囲が大きいほど同症候群や心臓病などのリスクが高まるとする報告書をまとめた。
腹囲測定の有用性が裏付けられたといえるが、明確にリスクの高低を分ける数値を決めるのは困難で、女性の場合、現行の「90センチ以上」よりも「80センチ以上」が適切であることも示唆された。
厚労省研究班によれば、
- 腹囲が大きいほど心筋梗塞や脳卒中などの病気になるリスクが高まる
- 腹囲が大きいほど、メタボリックシンドロームのリスク要因(高血糖、脂質異常、高血圧)を2つ以上持つ率が高かった。
- 女性の場合は、現在の腹囲基準「90cm以上」ではなく、「80cm以上」の方が適切である
との報告が出されました。
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