参考画像:Scollar Mini for Small Dogs and Cats|YouTubeスクリーンショット
■健康状態のモニタリングができるペット用スマートカラー
ペットの肥満を防ぐ!IoTを活用した自動ペットフード給餌機で紹介したAssociation for Pet Obesity Prevention(ペットの肥満防止協会)によると、合衆国の犬と猫の推定54%が、過食による太りすぎ、ないし肥満なのだそうで、そのことが糖尿病や腎臓病、心臓病、関節の障害などの原因になっています。
そこで、以前紹介したのは、モノのインターネット(IoT)を活用したペットフード給餌機です。
ペットの首にスマートIDをつけておき、ペットの接近を感知したら給餌機がシャッターを開けて一定量のフードを出し、タイマーとドアシャッターを使って給餌量を制限するというものです。
そして、今回見つけたのは、ペットの居場所や健康状態をモニタリングできる首輪です。
Scollar Mini for Small Dogs and Cats
Scollar Mini – Expandable smart collar for small dogs & cats
No longer do you have to outfit your pet with multiple collars for pet tracking, training, activity monitoring, health monitoring, pet door opening, food dispensing, communicating, anti-bark reminding and perimeter barriers.
Scollar Mini(スカラーミニ)には、迷子の際のGPSによるトラッキング機能、トレーニング・アクティビティ・健康情報のモニター機能、給餌状態のチェック・リマインダー機能、ノミ・ダニなどの治療の管理ができる機能、ペット用ドアの開閉機能、キッチンなど入ってほしくないところに入らないようにする機能などが付いています。
最初に紹介したペットフード給餌機は単一の機能に特化した商品でしたが、このScollar Miniは総合的にペットの健康を管理するために役立つ商品となっています。
犬&猫にも進む高齢化の波|ペットフード工業会調査(2009/2/24)によれば、一般的に犬や猫は7歳以上がシニアとされるが、その率は犬で全体の55・3%(昨年度51・0%)、猫で47・4%(同45・8%)となっており、うち約3割は10歳以上の老齢犬・猫なのだそうです。
ペットも高齢化で脱毛症や白内障、ガンなどの病気にかかるケースが増えたことやペット保険に対する信頼度や認知度が上がっていることから、犬や猫の高齢化で高額医療費を保障するペット保険の加入急増(2010/5/13)で紹介した富士経済によると、ペット保険の2009年の加入件数は、43万4000件で前年比45.1%増えたそうです。
保険とIOTを融合した健康増進サービスの開発に注目!|ウェアラブルデバイスをつけて毎日運動する人は生命保険・医療保険の保険料が安くなる!?というアイデアを以前紹介しましたが、近い将来、ペット保険にも導入され、スマートカラーをつけてペットの健康管理をしている人の保険料が安くなるということも起こるかもしれません。
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