by SarahTz(画像:Creative Commons)
■満腹になるまで早食いをする人は、そうでない人に比べ3倍、太り過ぎになりやすい
(2008/10/22、ロイター)
満腹になるまで早食いをする人は、そうでない人に比べ3倍、太り過ぎになりやすいとの研究結果を、大阪大の磯博康氏らの研究チームが22日、専門誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに発表した。
大阪大の磯博康さんの研究チームによれば、満腹になるまで早食いをする人は、そうでない人に比べ3倍、太り過ぎになりやすいそうです。
つまり、この研究は、食事の量や内容だけでなく、食べる早さが肥満になる要因になる可能性があることを示しています。
早食いの人は肥満になるリスクが4.4倍|岡山大が学生追跡調査で紹介した岡山大学の調査によれば、肥満でなかった人も、早食いを続けるうちに肥満になっていくということが確認されたそうで、早食いの人と早食いでない人を比較すると、早食いの人は肥満になるリスクが4.4倍もあるそうです。
早食いの人はそうでない人より、脳の満腹中枢が指令を出すまで、時間がかかるからなのでしょうか。
興味深いです。
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■ゆっくり食べるとなぜ太りにくいのか?
●30回噛む
よく噛むと満腹中枢が刺激される
噛む行為が脳内のヒスタミン神経系に作用し、内臓脂肪が燃焼することが明らかになっている。
ヒスチジンを含む食品をよく噛んで脳内ヒスタミンを増やし食欲を抑える|ためしてガッテン 6月8日
噛むという刺激が咀嚼中枢を通って結節乳頭核という部分に届きます。
実はここがヒスタミンを作っているところ。
そうして、満腹中枢をヒスタミンが刺激するために、満腹感を感じるようになる。
また、ヒスタミンは、交感神経も刺激して、その信号は直接内臓脂肪まで届いて、内臓脂肪を減らしてもくれる。
つまり、噛むという行為自体が満腹感を高めてくれるということがわかった。
病気の治療には型に入れるということが大事で、30回噛むということをきっちりと守るようにする。
30回で飲み込める量を口に入れるようにする事が大事。
◯ヒスチジン
ヒスチジンはアミノ酸の一種でヒスタミンの原料。
ヒスチジンは脳内でヒスタミンに変化するので、ヒスチジンを多く含む食品を摂ることで、食欲をコントロールすることができるそうです。
ヒスチジンが多く含まれる食品は、本マグロ、かつお、ぶり、さばなど赤身魚や青魚に多い。
ヒスチジンが多く含まれる食品をよくかんで食べるようにする。
●ヒスチジン摂取のポイント
- タンパク質を十分に取る
- 赤身魚や背の青い魚を多く取り入れる
- 生やだしなどとして食べるといい
鯨井康雄さん、鯨井優さん考案の食べる順番ダイエットで13kgダイエット
この「食べる順番」というのは、まず、野菜、枝豆、そら豆、海藻、もずく酢などの食物繊維が含まれた食材を食べきり、その後、魚、肉などのたんぱく質のおかずを食べ、最後にごはん、麺、パンなどの炭水化物を摂るといったもの。
食物繊維から食べることで早食いを抑制し、血糖値を急上昇させないことがダイエットに効果的で、簡単にダイエットを行うことができるという。
エリカ・アンギャルさんおすすめ!ダイエット7つの食材|たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学
エリカ・アンギャルさんが、食物繊維を薦めるには、もうひとつ理由があります。
それが、GI値。
GI値(グリセリック・インデックス:血糖値の上がりやすさの指標)はエリカ・アンギャルさんのダイエット法の中核をなす考え方。
消化しやすい食品を食べると血糖値が急激に上がる。
⇒インスリンが大量に分泌され、残った糖を脂肪に変えてしまう。
つまり、血糖値を急激に上げないことが、太りにくい体を作ることにつながるということです。
GI値が低い繊維質の食べ物は血糖値が上がりにくい。
大事なポイントは、よく噛むこと。
よく噛むことで満腹感を高めてくれるということがわかっており、30回で飲み込める量を口に入れるようにするということをルールにしましょう。
また、食物繊維を摂取することで、血糖値を急激に上げないことが太りにくい体を作ることにつながります。
学生の時は、食欲が旺盛だと思いますが、ヒスチジンを多く含む食品(タンパク質を十分に取る・赤身魚や背の青い魚)を摂ることで、食欲をコントロールすることができるそうです。
是非しっかりと鰹だしをとったお味噌汁をお願いしてみてください。
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