by Toshihiro Oimatsu(画像:Creative Commons)
(2010/5/7、ロイター)
一部の心臓発作患者は、コーヒーを1日1─2杯飲むことで深刻な問題を予防できる可能性があるという。
ギリシャのハロコピオ大学とヒポクラシオン病院のチームが7日、欧州心臓学会の会合で研究結果を発表した。
心臓発作や急性冠動脈疾患の患者374人を対象にした同研究によると、血圧が正常な場合、1日1─2杯のコーヒーを飲む人では、心臓が効果的に血液を送り出さない状態が起こる確率が、全く飲まない人に比べ88%低かったという。
1日1~2杯のコーヒーが心臓発作患者に効果的な可能性があるそうです。
コーヒーの健康効果が今注目を集めている印象を受けます。
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もしかすると、研究者にコーヒー好きが多いのかもしれませんね。
ただ、この研究によれば、強いコーヒーには、注意が必要とも言えそうです。
強いコーヒーは動悸(どうき)の原因にもなり得ることから、今回の研究結果は、コーヒーが人体に及ぼす影響の複雑さを表しているともいえそうだ。
P.S.
妊婦のカフェイン摂取量が新生児の出生時体重に影響、英研究グループによれば、妊婦はコーヒーなどに含まれるカフェインを控えた方がよいとしていますので、注意してください。
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