> 健康・美容チェック > 目の病気 > コンタクトレンズ > 白内障の手術を受けた女性の目の中にコンタクトレンズ27枚が見つかった!?|コンタクトが目の裏に行くってホント!?
■白内障の手術を受けた女性の目の中にコンタクトレンズ27枚が見つかった!?
by n4i(画像:Creative Commons)
(2017/7/18、CNN)
女性は昨年11月、この病院で白内障の手術を受ける予定だったが、麻酔をかけようとした医師が、まぶたの下にある青い塊を発見した。
この青い塊は、積み重なった17枚のコンタクトレンズでできていたことが判明。詳しく調べた結果、さらに10枚のレンズが見つかった。
白内障の手術を受けるために英国の病院で訪れた67歳の女性の右目の中に27枚のコンタクトレンズが入っていることを医師団が発見したことが話題になっています。
【参考リンク】
- BMJ 2017; 358:j2783 Retained contact lenses
記事によれば、女性は35年前から毎月使い捨てのコンタクトレンズを使用しており、目に不快感があったものの、その原因は目の中に積み重なったコンタクトレンズのせいではなく、ドライアイや加齢によるものだと思っていたそうです。
この記事を見て懐かしいと感じた人はどれくらいいるんだろう?
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■コンタクトレンズは目の裏に行くって本当!?
こうしたニュースを見ると、「コンタクトレンズって目の裏にいくことがあるらしいよ」というようなことを信じてしまいそうになってしまいますが、実はコンタクトが目の裏に行くということはないそうです。
コンタクトが目の裏にいくというのは誤解です!|アキュビュー
実はまぶたの奥は袋状になっているので、コンタクトレンズが目の裏に入り込むことはありません。
目の裏に入り込む!?眼科専門医に聞く「コンタクトレンズ、ウソホント」
(2014/10/5、マイナビウーマン)
まぶたの裏側から目の表面は結膜で覆われてつながっているので、目玉の後ろに異物は入らない構造です。
目の構造上、まぶたの奥は袋状になっているため、コンタクトレンズが目の裏に入り込んでしまうということはありえないそうです。
つまり、「コンタクトレンズが目の裏に行く」というのは迷信、今でいうフェイクニュースだということですね。
ただ、そう考えると、今回27枚ものコンタクトレンズが目の中から出てきた女性というのは、上まぶたの裏にコンタクトレンズが27枚も入っていたということですから、さらに驚いてしまいます。
■まとめ
これまでにもコンタクトレンズを長年使用してきた人に違和感を訴えるケースがあったというニュースや手入れが行き届いていないために目の病気になってしまったというニュースを伝えてきましたが、これほどまでにコンタクトレンズの管理ができていないケースも珍しいのではないでしょうか。
コンタクトレンズによる目の病気にならないためにもしっかりとコンタクトレンズケアを行い、定期検査を受けるようにしましょう。
→ コンタクトレンズと目の病気・正しい使用法・ケア について詳しくはこちら
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