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■コンタクトの保存液がドーピング検査の陽性反応の原因だった!?|平昌五輪
by Lee Haywood(画像:Creative Commons)
※この画像と内容は関係ありません。
(2018/3/1、朝日新聞)
その中で、米国製の使い捨てタイプのコンタクトレンズの保存液が「鼻の中に入ったことによって(陽性反応が)出る可能性がある」と言及。
<中略>
日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の浅川伸専務理事によると、コンタクトレンズの保存液が原因で、アセタゾラミドが検出され、ドーピング違反が問われたケースは聞いたことがないという。一方で、使っている点眼薬に禁止薬物が含まれ、ドーピング検査で陽性を示したケースは日本でもあった。
スピードスケート・ショートトラック男子の斎藤慧選手が平昌五輪のドーピング検査で禁止薬物のアセタゾラミドの陽性反応を示した問題で、コンタクトの保存液が原因の可能性があると日本スケート連盟の橋本聖子会長は自民党のスポーツ立国調査会で報告したそうです。
スポーツに適したコンタクトレンズがある!?|アスリートは目薬もドーピングの対象になることがある!によれば、アスリートは目薬もドーピング対象になったりすることがあるそうで、眼科で処方された目薬であっても使用できない目薬があるそうです。
薬剤師のためのアンチ・ドーピングガイドブック2016版(日本薬剤師会)の目薬の欄では使用可能薬の例が紹介されている中で次のような注意書きがあります。
ナファゾリンなど(イミダゾール誘導体)の血管収縮剤は、点眼を含む局所使用が認められている。しかし、何回も多量に使用して体内に吸収されると、ドーピング違反が疑われる可能性がある(WADA禁止表 S6.興奮薬)
ここに書かれている注意書きを見ると、使用は認められているものの、回数が多いとドーピング違反に疑われる可能性があるということは、疑われないようにするためにも使用しないと考えるアスリートは多いはずです。
アスリートが安心して使用できる薬ができるといいですね。
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