ボッテガ・ヴェネタのSNS閉鎖から考えるファンコミュニティとの関わり方

【ボッテガ・ヴェネタのSNS閉鎖から考える】ファンコミュニティとの関わり方を模索するブランド




ボッテガ・ヴェネタのSNS閉鎖から考えるファンコミュニティとの関わり方
ボッテガ・ヴェネタのSNS閉鎖から考えるファンコミュニティとの関わり方

dole777|unsplash

ボッテガ・ヴェネタのSNS閉鎖が話題になっています。

SNS全盛の時代においてなぜ閉鎖という選択をしたのでしょうか?

記事を読むといろんな意見があったのですが、例えば、SNSを離れることによりファンとの関係性を探っているのではないか、公式アカウントがなくとも非公式のファンアカウントやブランドを愛用するインフルエンサーなど発信をしたい人は十分にいるから、テクノロジーから離れ自分だけの時間を持つことが本当のラグジュアリーだから、オープンではなくクローズドなコミュニティだからこそ熱量の高いファンとのコミュニケーションができるから、などの意見がありました。

ここで浮かんだのはクリエイティブディレクターという仕事がコミュニティデザインまでを含めたものだということ。

全てのブランドがSNSでオープンなコミュニケーションをする必要はなく、クローズドで密なコミュニケーションをすることで熱量の高いファンとの関係を築くことができるという考えを模索しているのかもしれません。

今はファンとの関係がキーワードになりつつあると感じます。

2020年は企業やインフルエンサーがファンとの関わり方を見直した一年だったように感じます。

特に新型コロナを契機にアーティストの場合はリアルでライブをすることができなくなりましたし、近年の傾向でEC系ブランドがリアルのお客さんとのつながりを求めてお店/ポップアップを出店したりしていましたが、今後どのように新しいファンとの関わり方を築いていくのかをみんなが考えていましたよね。

その中で、最も大事になったのがファンとのつながりをつなぐ存在のSNSだったのだと思います。

クリエイティブディレクターとしては、ブランドとファンとをつなぐコミュニティをどう作り上げていくのかを模索しているのでしょう。