SindySüßengut|unsplash
有吉弘行さんがロンドンハーツ『女性芸能人スポーツテスト』で映っているときに競技を観ずに手の皮をむいているシーンがずっと映っていましたが、ラジオ「SUNDAY NIGHT DREAMER」で手の皮がかさかさに乾燥する「汗疱(かんぽう)」にかかっていたことを明かしました。
治らないために病院に行ったところ、治療用クリームを処方され、1週間ほどで治ったそうです。
■汗疱(異汗性湿疹)|MSDマニュアル
汗疱(かんぽう)は、かゆみを伴う水疱が手のひらや指の側面にできることを特徴とする慢性の皮膚炎で、ときに足の裏に発生することもあります。
気になったのは汗疱という病気は発汗自体が原因ではないということ。
汗疱状湿疹について|ゆたか倶楽部
汗を多量にかくと汗腺が詰まり、出口をふさがれます。分泌されず皮膚内にたまった汗が炎症を起こし、水疱ができるのです。さらにそれが破れて炎症を起こすことで激しいかゆみや痛みが生じます。
つまり、汗自体が原因というよりも、大量の汗をかくことにより汗腺が詰まってしまうこと、そして炎症を起こして水泡ができ、さらにそれが破れてさらに得印象を起こすことでかゆみが出てくるわけですね。
対策としては、汗詰まりを防ぐこと、かいてしまうとさらに症状が悪化するために保湿やステロイド剤などを塗る、冷やすなどの治療が必要となってきます。
ただどのようにして汗詰まりを防いだらいいのでしょうか?
汗疱|武蔵小杉ひふ科
なぜ汗疱が湿疹化するのか、詳しく解明されていません。おそらく何らかの原因で汗を出す穴(汗管)が詰まり、溜まった汗によりアレルギー反応が生じるためだと考えられています。
汗管が詰まる原因・そのメカニズムはわかっていないことから、対策としては汗をこまめにふき取ったり、水仕事を避けたり、手洗い・入浴後はしっかり乾かすことが私たちにできる方法と言えそうです。
身体から出てくる汗には、塩分やアンモニアなどの成分がごく少量、含まれています。こうした成分はすこやかな肌にとっては問題のないものですが、バリア機能の低下した肌の上では刺激となり、かゆみを引き起こすことがあるのです。
肌のバリア機能が低下すると、健康な肌では問題のない、微量の塩分やアンモニアが含む汗自体が刺激となってかゆみを引き起こすことがあるそうです。
つまり、根本的な原因がわからない汗疱の予防法としては、汗をかいたらこまめにふき取ることが一番だといえそうですね。
■まとめ
今回のポイントは、病名がわからなかったことと病院に行くまでが遅かったことです。
病気をそのまま放っておき手をかいてしまったためさらに症状が悪化したと考えられます。
有吉さんの番組を見ていると、ウォーキングの話題が出てきており、よく汗をかくことが多いのではないでしょうか?
汗疱を防ぐためにもこまめに汗を拭きとるようにしてほしいですね。