「患者の8割が3カ月間で5kg減量」…1分でできる「ヨボヨボ肝臓を20代当時に戻す」肝臓外科医のダイエット法(2024年10月25日、プレジデントオンライン)で肝臓外科医の尾形医師によれば、脂肪肝(脂肪肝炎)を治すポイントは食べ方を変えて体重を減らすこと。
具体的には現在の体重の約7%を減少させると、脂肪肝が改善することがわかっているそうです。
例えば、現在の体重が60kgの人なら、60(kg)×7(%)=4.2kgを減らせば、脂肪肝は改善するそうです。
【参考文献】
Promrat K, Kleiner DE, Niemeier HM, Jackvony E, Kearns M, Wands JR, Fava JL, Wing RR. Randomized controlled trial testing the effects of weight loss on nonalcoholic steatohepatitis. Hepatology. 2010 Jan;51(1):121-9. doi: 10.1002/hep.23276. PMID: 19827166; PMCID: PMC2799538.
この研究は、体重を減らすことが脂肪肝を治す方法とよく言われますが、本当に体重を減らすことが効果があるのかを調べた研究です。
この研究で分かったことは、体重の7%以上痩せられた人は、7%未満の人に比べて明らかに肝臓の状態が良くなったことです。
具体的には、肝臓の脂肪蓄積が大幅に改善、炎症がしっかり減少し、肝細胞の腫れ(ballooning)もかなり良くなりました。
つまり、やせれば痩せるほど肝臓がよくなるというわかりやすい関係が見えたことになります。
■【家庭料理の視点から】
現在の体重から4%痩せるだけで血糖値が改善する!|なぜわずかな減量で血糖値が下がるのか?|#ためしてガッテン(NHK)によれば、現在の体重から4%やせるだけで、多くの場合、血糖値が改善することがわかりました。
なぜ、わずかな減量で血糖値が下がるのでしょうか?
理由は肝臓にあります。
肝臓は血液中の余分な糖をためておくいわば「糖の貯蔵タンク」。
肥満の人は多くの場合肝臓に脂肪がたまった「脂肪肝」の状態になっていて、糖を取り込む能力が落ち、血糖値が上がるのです。
しかし、肝臓につく脂肪は「つきやすいけど落ちやすい」のが特徴。
減量をし始めたらまず初めに落ちてしまうので肝臓の貯蔵タンクが復活。
だから、わずかな減量でも効果が現れたのです!
【関連記事】
大事なことは脂肪肝は決してお酒を飲むからなる肝臓の病気ではなくて、食べすぎ、糖質の取りすぎ(甘い食べ物・甘い飲み物)、運動不足によってなってしまう病気だということです。
そのため、日ごろから食べる食事に気を付けることが一番の予防法になるんですね。
例えば、工藤公康さんの肝臓悪化を救ってくれたのは妻の食事によれば、工藤公康さんは、26歳の時、毎晩お酒を飲み歩くなどの不摂生により、肝臓を悪化させてしまったそうです。
そんな工藤さんを救ってくれたのは、奥様でした。
※過度のアルコール摂取によるアルコール性肝炎、カロリーオーバーの食事による脂肪肝、それと同時にほかの内臓にも脂肪がたまり内臓脂肪の炎症で肝炎を引き起こしていたと考えられる。
工藤さんの奥様が肝臓を回復させるため、たどりついた食事とは、出来る限り多くの食材を使うようにすることだったそうです。
さまざまな食材の組み合わせのキーワードは「まごわやさしい」。
「ま」は豆類。
「ご」はゴマ類。
「わ」はわかめなど海藻類。
「や」は野菜類。
「さ」は魚(魚介類)。
「し」はしいたけなどきのこ類。
「い」は、いも類。
この食事は、肝臓にどのような影響をもたらすのでしょうか。
脂肪抑え目でミネラル・ビタミン・繊維質が多く、脂肪肝の治療になると考えられるそうです。
また、中性脂肪を抑えるために効果的なEPA・DHA等を含む良質なたんぱく源を多く摂っていることもよいそうです。
そして、継続しやすいように炭水化物をしっかり摂っていたこともポイントでした。
また、脂肪肝の人は水を飲まない人が多い傾向にあるそうなので、何を飲んでいるかを見直しましょう。
→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら
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- 肝臓を悪くするのはお酒だけじゃない!甘い飲み物も摂りすぎると脂肪肝の原因になる!
- 【家庭料理の視点から】お酒を飲まない20代男性のALTが高値で脂肪肝の理由は毎日水代わりにコーラやカフェオレを飲んでいたことにあった!
■まとめ
体重の7%の減少で脂肪肝(脂肪肝炎)が治るというのは驚きの事実ですね!
大事なことは、おいしくて体に良い食事を続けることが大事ということなんですね。
それこそが無理なく続くコツだと思います。
それって家庭料理と同じなんですよね。
家庭料理の考え方については、こちらの記事でまとめています。
→ なぜ「ばあちゃんの料理」は体にやさしいの?─家庭の知恵から考える、食と健康
家庭料理と同じように、無理なく続けていくことが大切なんですね。
「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」
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