ウェルビーイングって聞いたことがありますか?
ウェルビーイング(Well-being)とは、身体的、精神的、そして社会的にすべてが満たされた「良好な状態」を指す概念です。
世界のウェルビーイング(心身の健康と幸福)市場は、米国の非営利団体「Global Wellness Institute (GWI)」の調査によれば、2023年から2024年にかけて7.9%増加し、6.8兆ドルとなり、2029年まで年率7.6%の成長率に加速し、9.8兆ドルに達すると予測されています。
【参考リンク」
日本市場は今後も「健康経営」などを背景に成長が予測されています。
ウェルビーイングを高める方法として「運動」が注目されている中で、多くの人が「運動すると気分が良くなる」と感じますが、気分が良いから動くのか、動くから気分が良くなるのか? という疑問に答える大規模研究が2026年に発表されました。
結論はわかりやすくて、体を動かすと気分が良くなり、気分が良いと動きやすくなるという好循環が、日常生活で実際に起きていることがわかりました。
この研究(Nature Human Behaviour掲載)は、8,000人超の参加者から得られた32万回以上のリアルタイム気分記録と100万時間分の活動データを統合的に分析したものです。
この研究によれば、「普段気分が落ち込みがちな人」や「メンタルが少し気になる人」は特に運動の効果が出やすい可能性があり、日常生活の軽い活動(家事、階段、散歩)も効果があることから、運動を「しなければならない義務」ととらえるのではなく、「気分を上げるツール」と捉えるとよさそうです。
【参考文献】
- Rehder, J., Timm, I., Berretz, G. et al. An individual participant data meta-analysis of how physical activity relates to affective well-being in daily life. Nat Hum Behav (2026). https://doi.org/10.1038/s41562-026-02427-2
■まとめ
体を動かすと気分がよくなり、気分がよいと動きやすくなるという好循環があることがわかりました。
つまり、運動を「しなければならない義務」ととらえるのではなく、「気分を上げるツール」ととらえてみるとウェルビーイング向上に役立つと考えられます。
人は変化をしたいときにいきなり大きく変えようとして3日坊主で終わってしまうもの。
今回のケースでいえば、まずは少し体を動かして、気分を上げてから、徐々に動く強度を上げていき、良い循環を作るのがよいのではないでしょうか?
「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」
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