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わずか40秒の運動が病気の予防や加齢の影響を受けやすい大腿筋の筋力量の減少を防ぐ!/早稲田大学




わずか40秒の運動で身体に起こる劇的変化

(2024/4/12、早稲田大学)

WHOの身体活動に関する最新ガイドラインでは、1週間あたり150分以上の有酸素運動や週2回以上の筋力トレーニングが推奨されていますが、忙しい現代社会において推奨される運動を実際に行うのは難しいため、近年、トレーニング効果を生み出す『最少量』の研究が盛んに行われています。

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最新知見では、わずか40秒の高強度間欠的運動(20秒の全力運動を、休憩を挟んで2本実施)が、30分以上を要する中程度の強度の有酸素運動と同等もしくはそれ以上に最大酸素摂取量(1分当たりの酸素摂取量の最大値。全身持久力の指標であり、特に持久系アスリートにおいて高い値が観察される。)を向上させることが明らかになっています。

10秒以上の全力スプリントを反復する場合、全身・筋肉の有酸素性エネルギー代謝を高めるためには2本で十分である。
総運動時間(40秒)を運動課題間で統一した場合、(スプリントの本数を減らして)スプリント1本あたりの時間を長くすることで、筋肉の酸素消費量を最大限に高められる。
わずか40秒の高強度間欠的運動で、大腿部の主要な筋群の活動が高まる。

今回の研究によれば、週に1~2回20秒の全力スプリント2本を実施することで、有酸素性エネルギー代謝、そして大腿部の筋活動を十分に高められることがわかったことにより、定期的にこの運動を行うことで全身持久力の指標である最大酸素摂取量や大腿部の筋肉量・筋力の改善が期待できると考えられます。

最大酸素摂取量の改善は病気の予防につながることが明らかになっており、また加齢の影響を最も受けやすい大腿部の筋肉量の減少を食い止める助けになることが期待されます。

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あまり運動ができない高齢者がお腹や腰回りの筋力を維持するには○○をするといい!




今日はばあちゃん(母)は定期検診で腰のMRI検査を受けました。

検査結果は圧迫骨折(過去のもの)があり、神経にあたっていたもののひどい状態ではなく安心しました。

ただ注意してほしいのが腰回りの筋力が全然ないということでした。

筋力がなくなると猫背や側弯になるので、注意が必要です。

→ なぜばあちゃん(母)は座っているときに左に傾き、立っているときは背中が丸くなる(円背)のか?その原因を調べてみた!

そこで先生からのアドバイスは腹式呼吸や姿勢を良くするなど対策をしましょうというものでした。

体に負担なく腹筋や腰回りの筋肉を鍛えるためには「ドローイン」が良さそうですね。

ドローインで体幹・インナーマッスルを鍛えてダイエット!その方法・コツとは?によれば、「ドローイン」とは、「腹式呼吸でお腹を最大限にへこませた状態」のこと。

ドローインのやり方のコツは、まずは仰向けになって寝た状態になり、両ひざを閉じた状態で立たせて、鼻から大きく息を吸いながら、お腹を思い切り膨らませ、最大限まで膨らませたら、お尻を締め、口から息を吐きながら、お腹をへこませます。

ちゃんとできているかをチェックするには、両手をへその上に軽くのせて、お腹の動きを確認すること。

その中でも気になったのが「バランス能力の低下」です。

筋肉が弱くなると姿勢を保持する力も弱くなり、結果としてバランス能力も低下していくと考えられます。

大事になってくるのは、首・胸・腰・骨盤・太もも・足首といった体を支える「姿勢保持筋」を鍛えること。

毎日の腹式呼吸で少しでも筋力を鍛えて姿勢を維持する支えをできるようにしていきたいですね。

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【完全無料】『スイカゲーム』を体を動かして遊ぶエクササイズ版が『Smart 5min』で提供開始!




スイカゲームって知ってますか?

「スイカゲーム」とは、同じ種類のフルーツを組み合わせ、少しずつ大きなフルーツに進化させていくパズルゲームです。

この人気のスイカゲームにエクササイズを組み合わせた「スイカゲーム エクササイズ版」が出たそうです。

DL数600万超の大ヒット「スイカゲーム」にエクササイズ版が新登場、全身運動でフルーツを落とす!心拍数連動オンラインエクササイズアプリ「Smart 5min」で無料提供開始、ゲーム性で運動習慣化へ(2024/2/19、issin)によれば、「スイカゲーム エクササイズ版」は、「スイカゲーム」のかわいらしいデザインはそのままに、スマホ内蔵カメラでユーザー自身を映し出し、全身の運動で操作するようにアレンジされたもので、スマホ用エクササイズアプリ「Smart 5min(スマートファイブミニッツ)」にて完全無料で楽しめるそうです。

■まとめ

スイカゲームは見てて面白いですけど、時間があっという間に無くなってしまうなぁと思っていたんです。

ゲーム×エクササイズになれば楽しみながら運動ができて一石二鳥ですよね。

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うつ病性仮性認知症対策|前頭葉の血流を増やす方法は有酸素運動(散歩など)+知的刺激(川柳など)を行う「コグニサイズ」|たけしの家庭の医学では、国立長寿医療研究センターでは、頭を使いながら有酸素運動すること、例えば、暗算やクイズなどを解きながら速足で歩いたりすることを勧めているそうです。

このことを「コグニション」(認知)と「エクササイズ」(運動)を組み合わせ「コグニサイズ」と呼んでいて、コグニサイズのポイントは課題が上手くなることではなく、脳へのちょうどいい負荷をかけることで脳の活動を活発にすることです。

スイカゲーム×エクササイズはもしかするとコグニサイズ的に良いのだとしたら、認知症予防にもつながることが期待されるかもしれませんね。

→ 認知症予防に良い食べ物・栄養 について詳しくはこちら







◼️Smart 5min誕生秘話

「popIn Aladdin」「スマートバスマット」そして「スイカゲーム」などのヒット 商品を生み出した開発者の次なる挑戦がこの、Smart 5minです。開発者の程は、スマートバスマットを用いた健康管理から、日々の体重測定を1年以上続け、習慣の力とその喜びを深く実感しました。忙しいスタートアップ生活の中で、運動を始める試みをしましたが、ジム通いや自転車通勤、ウォーキングなどは長続きしませんでした。

この状況が変わったのは、アドバイザーである千本倖生氏(KDDI共同創業者)の助言によるものです。彼の「80歳を超えても現役でいられるのは運動習慣があるからだ」という言葉に触発され、程は朝の時間を利用することで運動習慣を確立しようと考えました。

ある時、友人の紹介でタバタトレーニングに出会った程は、週に3回以上、朝に自宅でトレーニングを始め、朝の運動が一日の生産性やメンタルに大きく作用することを体感しました。さらに、心拍数と運動強度の関係に着目し、広く運動習慣を普及させるアイデアを思いつきます。そこから、心拍数を活用し、誰でも続けやすい運動習慣を提供するSmart 5minが誕生しました。

◼️代表 程 涛(テイ トウ)プロフィール

1982年、中国・河南省生まれ。東京工業大学卒。シリアルアントレプレナー(連続起業家)。2008年、東京大学情報理工系研究科創造情報学専攻の修士在学中に、研究成果のpopInインタフェースを元に、東大のベンチャー向け投資ファンド「東京大学エッジキャピタル(UTEC)」の支援を受けて、東大発ベンチャー popInを創業。

2015年に中国検索大手のBaiduと経営統合、2017年に世界初の照明一体型3in1プロジェクター popIn Aladdinを開発し、2021年12月、シリーズ累計販売台数25万台を突破し異例のヒット商品となる。同年12月にNintendo Switch™ソフト「スイカゲーム」を発売、現在600万DLを超える大ヒットゲームとなる。

2021年4月、issin株式会社を創業。2022年8月、popIn株式会社代表を退任。2022年4月、日常生活に溶け込んだ体重計「スマートバスマット」をリリースし、現在までユーザー数3万人を超える。2023年12月、運動習慣サービス「Smart 5min」を発表、2024年1月には「オンラインエクササイズ同時接続数」のギネス世界記録™︎に認定される。

筋トレ効率をアップするために欠かせない栄養素は「亜鉛」!なぜ亜鉛が筋トレ効率アップにつながるの?




筋トレ効率をアップするために欠かせない栄養素は「亜鉛」!

なぜ亜鉛が筋トレ効率アップにつながるのでしょうか?

亜鉛とは、たんぱく質の合成や骨の発育などに欠かすことのできない必須ミネラルで、新陳代謝を良くし、免疫力を高め、たんぱく質やDNA、RNAの合成に関係し、マグネシウムと同様に100種類近くもの酵素に関与しています。

【筋トレで筋肉が鍛えられるメカニズム】

筋トレや運動で筋肉を使うと、筋繊維に傷がつきます。
→傷ついた箇所に治す細胞が集まり炎症を起こして回復(炎症を起こしたところに痛みが起きる=筋肉痛)
→組織修復することで筋肉が肥大する
→筋組織の面積が大きくなり、筋力がアップ(超回復)

筋トレや運動をする際に亜鉛が十分に補給されていると、傷ついた筋組織の修復ができるのですが、筋肉を作り新陳代謝のアップに役立つ亜鉛が不足していると、筋組織の回復が遅くなってしまい、筋トレ効率が低下してしまいます。

そのために、筋トレには「亜鉛」が必要なんですね。

そしてもうひとつ大事なのは亜鉛は汗や尿から排泄されてしまうことです。

運動をする際に汗をかいてしまうので、亜鉛は不足しやすい栄養素なんですね。

しっかりと亜鉛を含む食品を摂っていきましょう!

→ 亜鉛を豊富に含む食品 はこちら

■まとめ

ちなみに、筋傷害からの回復に有効な栄養素|NSCAによれば、慢性腱障害を持つアマチュアアスリートを対象に調査を実施したところ、EPA・DHA・GLA・セレン・亜鉛・ビタミンA・ビタミンB6・ビタミンC・ビタミンEのサプリメントを投与した治療群は、対照群に比べて顕著な痛み軽減率を示したそうです。

スポーツ栄養では魚の油に含まれるDHA・EPAを摂取することが世界的トレンドに!炎症を抑える・疲労回復・持久力に効果によれば、魚の油に含まれるオメガ3には炎症を抑える効果があり、ケガを予防するためにも、オメガ3を摂って、それ以外の油を摂らないことが望ましいそうです。

筋傷害からの回復に有効な栄養素|NSCAによれば、オメガ3の摂取量が増えると、体内でつくられるサイトカイン(炎症誘発性化合物)が減少する抗炎症作用があるそうです。

→ オメガ3の効果・効能・食べ物・ダイエット について詳しくはこちら

→ DHA・EPAを含む食品 について詳しくはこちら







ドジャースに入団した山本由伸投手のトレーニングの考え方について調べてみた!「ウェイトトレーニングはやらない」その理由とは?




米大リーグ・ロサンジェルスドジャースへ移籍した山本由伸投手(25)の身体に対する考え方が興味深かったので紹介したいと思います。

詳しくはこちらの記事(オリックス 山本由伸「ウェイトトレーニングはやらない」理由機能が低下して使えなくなっている部分があったり、左右で偏りがあったりすると、投げる動作にも悪影響が出てしまう。そういうのを消していくことで、無理のない動きができるようになります。まず、まっすぐ立つ練習から始めて、軸を保てるような姿勢、骨盤の動き、胸郭の向き、呼吸のときの空気の入れ方、そんなところからやっていったんです

山本由伸選手のトレーニング風景で有名なものが「ブリッジ」ですが、【注目の世界基準】山本由伸「理想のピッチャー像はない」(2019/10/12、NewsPicks)で紹介されているインタビューが山本選手の体の使い方の考え方のヒントになっていると思います。

ブリッジの動画を見た人は「柔軟性」に注目をしてしまいがちですが、大事なのは「柔軟性」ではないそうです。

マウンドに行くと特に、自然と力を抜いているつもりでも力が入るので。やっぱり観客が見ていたら、自然と力が入ってしまうところなので。そこで対戦している中で、さらに力を抜くというのは、簡単そうでめちゃめちゃ難しいですね。

山本選手は「力じゃない、力」と表現していますが、トレーニングはいいピッチングをする(「速い球を投げる」「いいコントロールで投げる」)ためであり、「力を抜いた中で、身体全体で力を入れて(投球の)力を作り出していく」ために、ブリッジなどのトレーニングで自然体の身体の使い方を学んでいるのでしょう。

ただ山本選手はウエイトトレーニングを否定しているわけでなく、ウエイトにはウエイトの良さがあるものの、両方を取り入れるというのは中途半端になっていい結果は得られないといいます。

確かにウエイトトレーニングによって一つ一つの筋肉を鍛えることと、バランスよい体の使い方を覚えて体の力の抜き方を鍛えていくというのは、どちらもいいピッチングをするために鍛えるという目標は一緒でも、方向性としては違いますよね。

室伏広治選手のトレーニング(体幹トレーニング)の方法(やり方)とはによれば、室伏広治さんは30歳を過ぎてから故障が増えてきて若いころのようには練習ができないことから、トレーニングのやり方を変えていきました。

その考え方としては、筋力を鍛えるというよりも、立ったり、座ったりする「ファンダメンタル(基礎運動)」の機能を高めることです。

例えば「筋肉が発達していないのに倒れない、あのバランス感覚は大人にはないもの」と赤ちゃんの「ハイハイ」をまねたストレッチを実践していました。

大事なことは全身の筋肉をうまく使うことであり、体の基礎・バランスがしっかりしていないとけがをしてしまうということです。

山本選手が2024年シーズンよりどんな活躍をするかによって、さらにこの体の使い方に注目が集まりそうですね。