ばあちゃん(母)の介護生活で感じるのは、太ることによって介護の負担が増えてしまうということです。
足腰が立たなくなり、ちょっと立ち上がった時もすぐにバランスを崩したり、ふにゃふにゃのために、ずっと体を抱えておかなくてはなりません。
ばあちゃん(母)は介護生活中に体重が20kgほど増えました。こうなってくると、おむつの穿き替えするのも一苦労ですし、筋力が落ちているのに体重が重くなってしまって、自身の体を支えることができずに、倒れてしまうこともしばしば。
そこで目にしたのが、みうらじゅんさんの「介護しやすい老人を目指す」ということばです。
みうらじゅんさんは、介護しやすい老人になるには、
・自分の主張や意見を一切言わず、事実だけを伝えること
・周りの負担や気疲れを減らすため、徐々に自分のこだわりを無くしていくこと
を提言しています。
この中の「存在を軽くする」というのは、実際の意味でも体重を軽くすることも含まれるのではないでしょうか。
太ってしまうと、介護をする人が一人ではなく二人必要になったり、女性ではなく男性の力が必要な場面が出てきて、負担をかけてしまいます。
ばあちゃん(母)の介護生活では楽しみが「食」になってしまい、食欲旺盛なのはいいことなのですが、活動量がほぼゼロで、その分だけ太ってしまったのが原因です。
自分自身が将来、介護しやすい人にならないといけないと思った方は、ぜひ「太らない」ということも覚えていていただけると幸いです。
動けなくなってからでは体重を落とすのはとても難しいので、動けるうちに少しでも体を動かす習慣をつけておくこと、そして食事の楽しみを「たくさん食べること」だけに偏らせないことが大切だと思います。
具体的には、次のようなことを意識すると良いのではないでしょうか。
・動けるうちに軽い運動(散歩や椅子に座ったままの体操)を習慣にする
・食事の楽しさを「量」ではなく「質」や「味わい」にシフトする意識を持つ
・定期的に体重を測る習慣をつける(介護が始まる前から)
みうらじゅんさんの言う「存在を軽くする」には、実際の体重を軽く保つことも、きっと含まれていると思います。
そして、体重だけでなく、こだわりや「こうしてほしい」という要求を少しずつ手放していくことも、結果的に介護する側の負担を軽くするのではないでしょうか。
「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」
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