Xの投稿で気になる投稿を見つけました。
うんちをした後にお尻を拭くと、どんなにトイレットペーパーを厚くしても必ず手指は汚染されます。
トイレットペーパーをどんなに厚くしてもほぼ確実に汚染されるということに驚いたので調べてみました。
■主な研究
Oieら(2022)Microbial contamination of hands with or without the use of bidet toilets after defecation J Water Health. 2022;20(1):271-275.
看護学生32名を対象にした実際の排便後の実験で、二重手袋をはめてトイレットペーパー4層で拭いた場合、外側の手袋に付着した微生物の平均は約39,500 CFU/手袋でした。
温水洗浄便座(ビデ)を使った場合でも約4,150 CFUと減少しますが、ゼロにはなりません。
ビデなしではほぼ全員で汚染が確認されています。
トイレットペーパーは多孔質で、4層でも細菌のサイズの約100倍の穴が多数あり、菌や水分が容易に透過します。
一般的な使用量は4層前後が平均的で、それ以上厚くしても圧力や便の水分・紙の質によって透過は起こります。
乾いた紙で「拭く」行為自体が、汚れを押し広げたり手に移したりする要因にもなります。
また投稿では、駅や商業施設のトイレでは汚染された手でドアノブ・レバー・ペーパーホルダーなどが触れられている可能性が高く、手を清潔な状態のまま出るのは難しい、という指摘もあります。
だからこそ、手洗い(石鹸+十分な時間)が重要です。
■まとめ
投稿では「パンツを上げる前に洗う」「ドアノブをペーパータオルで触る」といった感染対策が紹介されています。
うんちを拭いた後、普通のトイレットペーパー使用では手指が糞便由来の微生物で汚染されるのはほぼ確実です。
温水洗浄便座を使ったり、しっかり手洗いをしたりすることでリスクを大きく下げられます。
日常的な手洗い習慣が、感染予防につながる大事なポイントであり、日常的な衛生習慣が良い健康習慣づくりにつながります。
【参考文献】
Oie S, Kawai S. Microbial contamination of hands with or without the use of bidet toilets (electric toilet seats with water spray) after defecation. J Water Health. 2022 Jan;20(1):271-275. doi: 10.2166/wh.2021.255. PMID: 35100172.
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