by Mindy Johnson(画像:Creative Commons)
たんぱく質:老化抑えるたんぱく質、東北大チーム発見
(20078/11/17、毎日新聞)
東北大の五十嵐和彦教授らのグループが、がん抑制遺伝子「p53」がつくるたんぱく質が、別のたんぱく質「Bach1(バックワン)」と結合すると、細胞の老化を抑えることを発見した。
五十嵐教授は「実用化には時間がかかるが、がんや老化を制御する治療薬の開発につながる可能性がある」としている。
東北大の五十嵐和彦教授らのグループによれば、がん抑制遺伝子「p53」がつくるたんぱく質が、たんぱく質「Bach1(バックワン)」と結合すると、細胞の老化を抑えられることがわかったそうです。
特定のタンパク質が、がん抑制遺伝子に結び付き、がん化を防ぐ働きを阻害することを発見したそうで、このことにより、がんの進行を遅らせる治療法の開発にもつながることが期待されるようです。
【参考リンク】
- 細胞老化の酸化ストレス応答性:Bach1による指揮(五十嵐和彦,土肥由裕)
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