結婚経験率、最初の仕事が正規か非正規かで大きな差


Closeup portrait of a group of business people laughing

by Richard foster(画像:Creative Commons)




結婚経験率、最初の仕事が正規か非正規かで大きな差

(2012/3/23、Business Media 誠)

厚生労働省は3月21日、「第9回21世紀成年者縦断調査」の結果を発表。それによると、28~42歳の調査対象者のうち、最初に正規雇用された男性では66.7%が「結婚経験あり」だったのに対して、最初が非正規雇用だった男性では40.5%にとどまっていることが分かった。

また、最初に正規雇用された女性でも74.7%が「結婚経験あり」だったのに対して、最初に非正規雇用だった女性では59.4%と大きく差がついていた。

厚生労働省の「第9回21世紀成年者縦断調査」によれば、最初に正規雇用された人と最初が非正規雇用だった人では、「結婚経験率」に大きな差があることがわかったそうです。

経済的基盤がないと結婚できないと考えている人が多いのかもしれません。

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