「つながりすぎ」の弊害|バカンス中もスマホでメールチェックをしてしまっている!?


Keeping in Touch (KIT)

by Michael Coghlan(画像:Creative Commons)




メール気にせずバカンスを=着信自動削除システム-独ダイムラー

(2014/8/16、時事ドットコム)

ドイツ自動車大手ダイムラーは、社員が仕事に関わる電子メールを気にせず休暇を過ごせるようにするため、休暇中の社員宛てに届くメールを自動削除するシステムを導入した。社員はバカンス中にスマートフォンなどでメールの確認や返信をせずに済むほか、休暇明けに膨大なメールをチェックする必要もなくなるという。

これまでのイメージであれば、ヨーロッパなどの海外の企業はバカンス中はしっかりと休んで仕事のことは忘れるというものでしたが、今回の記事を読むと、バカンス中もスマホやPCでメールチェックをしてしまっているようです。

ここにも、ある意味「つながりすぎ」の弊害が起きているように思います。

ベン・スティラーが語る映画『LIFE!』を通じて学ぶことの中でも書きましたが、本来、旅や冒険というのは、意識的につながりを断つ作業だと思います。

しかし、インターネットが普及し、スマホを持つようになることで、いつでもどこでもつながることが出来るようになりました。

旅や冒険にいつでもどこでもつながることが出来るツールを持っていくということは、それまでの旅や冒険が本来持っていた意味からすれば外れているのです。

常にスマホがつながっているということは、上司、同僚、家族などに、いつでも応じられるようにしなければというような強迫観念となり、大事なプライベートなひとりの時間を失うことになってしまいます。

意識的につながりを断つ習慣を持つことがこれからますます大事になってくるのではないでしょうか。







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