by Naval Surface Warriors(画像:Creative Commons)
神経幹細胞の注射でアルツハイマー病が改善
(2009/7/23、WIRED VISION)
米カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)の研究チームが7月22日(米国時間)、神経幹細胞を移植することで、アルツハイマー病のマウスの認識力を回復させることに成功したと発表した。
米カリフォルニア大学アーバイン校が行ったマウスの実験によれば、神経幹細胞を注射することでアルツハイマー病が改善したそうです。
なぜ神経幹細胞を注射することで、アルツハイマー病が改善したのでしょうか。
人工的にアルツハイマー病の症状を作り出したマウスの脳に神経幹細胞を注射した。
神経幹細胞は、新しいニューロンになったり、アルツハイマー病特有の「斑」(プラーク)や「神経繊維のもつれ」を減らすのではなく、BDNF(Brain-derived neurotrophic factor、脳由来神経栄養因子)と呼ばれるタンパク質を分泌し、既存の神経組織から新しい突起を伸長。
ニューロン間の接続を強化し、増やすように働いていたという。
神経幹細胞がアルツハイマーの治療に有益だと期待できる研究結果となりました。
今後の研究に期待したいですね。