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講演:危険因子の男女別頻度、グラフを交えて解説--富山で天野医師 /富山
(2009/7/28、毎日新聞)
性差医療とは、発症の男女比が圧倒的にどちらかの性に傾いている病気、また発症率が同じ程度でも男女間で臨床的な差がある病気などについて研究し、その結果を診断や治療法などに反映しようという医療改革。
病気の危険因子の男女別頻度を研究することによって、診断や治療法に生かそうとするのが「性差医療」のようです。
例えば、男女で2倍以上の死亡率の差がある疾患として、男性に多い肝疾患やがん、女性に多い痴呆や老衰が挙げられる。
また血圧やコレステロール値、血糖値、肥満度などは平均値に男女差がある。
このような疾患では、性差を考慮した医療の需要が高まっているが、まだまだ国内でも理解や認知度は低いのが現状だ。
なぜ病気の発症に男女差があるのかということを研究すれば、その病気の原因もつかめるかもしれませんし、また、より適切な治療法ができるかもしれません。
記事によれば、この考え方はまだまだ認知度が低いそうなのですが、ぜひ今後の医療に役立ててほしいですね。