短い睡眠で健康な人に“特異な遺伝子”発見|米カリフォルニア大学

Śpiący Budda

by Doe, John(画像:Creative Commons)

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短い睡眠で健康な人に“特異な遺伝子”、米で発見

(2009/8/14、読売新聞)

1日6時間の睡眠だけで健康に暮らしていける人は、通常の人とは異なった遺伝子のタイプを持っていることを、米カリフォルニア大学の研究者らが発見した。

ショートスリーパーに憧れる人も多いようですが、短時間の睡眠でも健康的に過ごせる人には、通常の人とは異なった遺伝子があるようです。

■ショートスリーパーと健康の関係

鳥居みゆきさんの睡眠時間は2時間半|ショートスリーパーの特徴とは?によれば、ショートスリーパーの特徴は、一気に深い眠りに入ることができること。

睡眠時間が長いことで時間が多く使えますが、身体には負担がかかっているそうです。

7時間睡眠の人は死亡率が最も低い!?|ホンマでっかTV(4月6日)によれば、日本人10万人の調査で男女共7時間睡眠の人が最も死亡率が低いという結果が出たそうです。

なぜ、7時間が良いのかという理由としては、人間は、4時間半で血中の老廃物をきれいにし、さらに2時間半で頭の中を整理する時間が必要なために、7時間が良いのではないかということでした。

女性が長い睡眠時間を必要とする理由は「脳」にあった!?で紹介されているラフバラー大学睡眠研究センター長のJim Horne教授によると、睡眠の主な役割は「脳の回復と修復」であり、女性は男性と比較すると脳の使い方がマルチタスクであるため、脳を回復させるためにも長い睡眠が必要になるそうです。

睡眠には脳の老廃物を除去する働きがある!?によれば、人は眠っている時に記憶を再構成しているといわれていましたが、脳の中では、眠っている間に老廃物を排出する作業が行われ、また就寝中は目が覚めている時の10倍のスピードで行われているそうです。

睡眠には、身体のリフレッシュと脳のリフレッシュを行なうために必要であり、ショートスリーパーはその時間が短いため、身体に負担がかかりやすいと考えられます。

■まとめ

今回の発見により、人間の睡眠と健康との関係性についての研究が進むといいですね。







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