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青森県内、血液ピンチ! 献血緊急呼び掛け 悪天候で調達厳しく
(2016/1/26、デーリー東北新聞社)
青森県赤十字血液センター(青森市)は、県内の血液製剤が不足しているとして、緊急で献血を呼び掛けている。県内の病院で緊急手術が増え、輸血の需要が伸びている一方、献血協力者の減少や、大雪などの影響で血液の調達が厳しくなっているのが理由。
青森県内では、緊急手術によって血液製剤が不足している一方、献血をしてくれる人が減少していることや大雪の影響で血液の調達が厳しくなっているため、緊急の献血を呼び掛けているそうです。
少子高齢化は「献血」にも影響を与えているによれば、少子高齢化の影響は、献血量にも影響があるそうです。
東京都の年代別輸血状況調査によると、輸血用血液製剤の約85%は50歳以上の方々に使われています。
一方、献血をしている年齢層を見ると、約78%が50歳未満(その内の約27%が16-29歳)です。
つまり、少子高齢化が進むにつれて、献血をする人は少なくなっていくわけですから、今後の救命医療に支障をきたす恐れがある可能性があります。
今回の青森県の事例では、大雪の影響によって血液の調達が厳しくなっていることも理由の一つに挙げられますが、このことはもっと考えておかなければいけないことですね。
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