by Teresa Qin(画像:Creative Commons)
小児がん「神経芽腫」 原因遺伝子を発見
(2008/10/16、産経新聞)
小児がんの一種で、治療が難しい神経芽腫の原因遺伝子を東大医学部の研究グループが発見した。この遺伝子がつくる酵素の働きを抑えることで、新たな治療法の開発が期待できるという。16日付の英科学誌「ネイチャー」(電子版)に発表した。
神経芽腫は4歳以下の患者が9割を占める乳幼児疾患。国内で年間約1000人が発症し、患者の約3割は治療が難しい。24年前に関連遺伝子が見つかったが、有効な治療法の開発には結びついていない。
東大医学部の研究グループが、小児がんの一種の神経芽腫の原因遺伝子を発見したそうです。
神経芽腫の原因遺伝子がつくる酵素が異常に活性化しており、この酵素の働きを阻害することで、治療が難しい患者の約3割で症状の改善が期待できるそうです。
有効な治療法が見つかるといいですね。