女性が結婚を考える男性の年収に求める金額は以前と比べて下がっている?

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by Katsu Nojiri(画像:Creative Commons)




20代男性の53%が交際経験なし 恋人がいるのは5人に1人、結婚願望も激減

(2016/6/22、BIGLOBEニュース)

結婚相手に求める最低年収については、400万円以上と答えた女性が20代で57.1%、30代で67.9%と半数以上となった。一方、未婚男性で年収が400万円以上の人は、20代ではわずか15.2%、30代でも37.0%にとどまり、女性が希望する年収とは大きなギャップがあることがわかった。

明治安田生活福祉研究所が全国の20歳から49歳の男女3,595人を対象に行なった「恋愛と結婚」に関する調査によれば、未婚女性20代の57%、30代の68%が400万円以上を希望しているのに対し、未婚男性で年収400万円以上は、20代15%、30代37%と、女性が希望する年収とにはギャップがあることがわかったそうです。

確かに女性が希望する年収と実際の未婚男性の年収とにはギャップがあるようですが、それでも数年前に比べて女性が希望する年収は下がっているのではないでしょうか?

女が結婚相手に望む「年収600万円」は独身男性の5.7%(2012/10/3)

結婚相手に600万円以上の年収を望む女性は合計で33.4%、という数字の調査があります。また、2004年の別の調査では東京都に住む未婚女性の約39%が結婚相手に年収600万円以上を希望するというデータもあります。

この「600万円以上」という数字は、女性が仕事を辞めて出産・育児をする時、夫に自分と子供を養えるだけの経済力、つまり「自分の年収の2倍」を稼いでほしいという考えが背景にあるそうです。

ただ、今回の調査では、未婚女性20代の57%、30代の68%が400万円以上を希望しており、男性には以前よりも高い収入を期待していないといえるのではないでしょうか。

新成人おめでとう!新成人の恋愛・結婚観(2012/1/8)によれば、2012年の新成人は女性も男性の収入に頼るばかりではなく、自らも家計を担うつもりでいることが感じられます。

家庭の経済的生活を支えるのは夫にある、と考えている人はどのくらいいるのだろうか。

全体の37.8%(男性51.3%、女性24.3%)は「夫にある」と回答。

また「結婚するには女性の収入も重要な条件である」としたのは45.1%(男性29.8%、女性60.5%)。

女性も男性の収入に頼るばかりではなく、自らも家計を担うつもりでいることがうかがえた。

家計を支えるのは男性の収入であるという考え方は変わらないものの、男性の収入に頼るばかりでないという考えを持つ女性の人口が増えているからこそ、未婚女性20代の57%、30代の68%が400万円以上を希望しているという結果になったのではないでしょうか。

■結婚とお金

独身者に聞く、結婚生活に必要な世帯年収とは?(2012/9/6)で紹介した20~60代の独身で結婚願望のある男女1000人に行なった調査によれば、「結婚生活を送るために、現実的にどの程度の世帯年収が最低でも必要だと思いますか?」という質問に対しては、「500万円以上700万円未満」(22.2%)、「400万円以上500万円未満」(21.4%)、「300万円以下400万円未満」(20.5%)が上位を占めたそうです。

女の本音!「結婚を考える彼氏に、いくらくらい貯金(貯金額)をしていてほしい?」によれば、相手の男性の年齢にもよると思いますが、女性は男性に100万円くらいは貯金しておいてほしいと考えているようです。

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