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■睡眠不足によって自動車事故のリスクが高くなる!?|全米自動車協会(AAA)交通安全財団
by Chase Elliott Clark(画像:Creative Commons)
(2016/12/7、CNN)
事故前の24時間にドライバーがどれだけ睡眠を取っていたかによって分類したところ、適切な睡眠時間とされている7時間超に比べて、4時間未満しか眠っていないと事故発生率は11.5倍、4~5時間だと4.3倍に跳ね上がった。
さらに5~6時間眠っていても事故は1.9倍、6~7時間で1.3倍に増えることが分かった。
米高速道路交通安全局(NHTSA)が調査したデータを全米自動車協会(AAA)交通安全財団が分析したところ、睡眠不足によって、自動車事故のリスクが高くなることがわかったそうです。
■まとめ
ウェアラブルデバイスで得た生体データによる病気の予兆を検知することで運転手の突然の体調変化による死亡事故を未然に防ぐシステムによれば、運転中に運転者の体調変化によって起こる交通事故は全交通死亡事故のうちの10%を占めているのですが、車に乗る前には健康(思い込みもあるかもしれません)であっても、突然脳卒中などの脳血管疾患や狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患に襲われてしまうかもしれないのです。
睡眠時間が減ると認知能力と反応速度が低下|ペンシルベニア大学で紹介したペンシルベニア大学の研究チームによれば、睡眠時間を1日6時間未満に制限するという実験を行うと、自分としては普段と変わらないような感じがしていても、実際は認知能力と反応速度が落ちていったそうです。
1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合が過去最多の4割|厚生労働省 15年国民健康・栄養調査で紹介した厚生労働省の15年国民健康・栄養調査によれば、1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合が、2003年の調査開始以降最多の約4割に達していますが、今回のデータを当てはめると、5~6時間眠っていても1.9倍事故が増えるということですので、事故を減らしていくにはいかに睡眠不足の運転手を減らしていくかがポイントになっていくかもしれません。
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