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> 健康・美容チェック > 目の病気 > 目の疲れ > 3Dテレビに健康への不安はないのか|「3倍目が疲れる」実験結果
(2010/4/20、JCASTニュース)
専用メガネで3次元映像を楽しめる3Dテレビが、日本でもいよいよ3日後に発売される。
ただ、3Dは3倍以上も目が疲れる人が出たとの実験結果もあり、健康上の不安はないのだろうか。
メーカー側は、「取扱説明書の注意事項を守れば、問題はない」とは言っている。
映画「AVATAR」の大ヒットで3Dが注目を集めており、また日本では3Dテレビが発売されるそうです。
3Dには健康への不安はないのでしょうか。
アバターでは、映画を離れる不安から「3Dうつ」を告白するアメリカ人が現れたと話題になった。
その一方で、健康上の不安も指摘された。
ロイターが1月11日に報じたところでは、アメリカの眼科専門家が、新しい知覚経験が脳に負担となり、頭痛が起きやすいリスクがあると言っているというのだ。
日本でも、過去に3D映像が健康に与える影響が報じられたことがある。
新聞各紙によると、12年前に当時の千船病院(大阪市)眼科の新見浩司医長は、研究の結果、左右の目の見え方のズレを使って立体感を出すため、目の疲れを起こしやすいことを突き止めた。
それによると、男女25人の実験で15分後に「疲れ」を訴えたのは、通常のゲーム機で映像が見た人が20%だったものの、3D仕様のゲーム機では、その3倍以上の72%にも達した。
45分後では、それぞれ62%、100%で、1時間後には、3D体験の4人だけが「気分が悪い」と訴えた。
また、北國新聞の15年前の記事によると、当時の金沢工大の河原哲夫教授(感覚・運動情報システム)は、3D映像はパソコンより目の疲れが深刻だと明らかにした。
対象者への実験で、眼球の左右上下を調節する能力が明らかに落ち、条件によっては映像を確認するまでの時間が実験前の1.4倍もかかったという。
記事によれば、
●脳に負担となり、頭痛が起きやすい
●目の疲れを起こしやすい
●気分が悪い
といった健康に与える影響があるケースもあったようです。
基本的には、ガイドラインに沿って、視聴すれば問題ないようです。
ただし、記事によれば、
- 睡眠不足や酔っているときは、眼精疲労や乗り物酔いの症状が出ることがあるので、使用を避けた方が良い
- 視力の発達段階にある子供は視聴時間を制限した方が良い
- 寝転がると、左右の目に映る映像のひずみが大きくなるので、寝転がってみない方が良い
といった注意点を守った方が良いようです。