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10月10日は「#目の愛護デー」|アイフレイルとは?アイフレイルチェックリスト|40歳過ぎたら眼科検診を

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■10月10日は「#目の愛護デー」|40歳過ぎたら眼科検診を

Royal Navy Medics Treating a Patient

by Defence Images(画像:Creative Commons)

40歳過ぎたら目も検診 緑内障、変性近視…少ない自覚症状

(2012/10/2、東京新聞)

成人の失明原因を上位から挙げると、(1)緑内障(2)糖尿病網膜症(3)変性近視(4)加齢黄斑変性(5)白内障=メモ。

これらの病気は、加齢に伴って目の組織が変化し、視力が低下していく。白内障を除いて、物を見る機能はいったん損なわれたら回復せず、治療も現状維持が目標になる。

10月10日は「目の愛護デー」です。

失明原因となる目の病気は、いったん機能を失うと、現時点では回復することなく現状維持が目標となるため、早期発見・早期治療が重要となります。

初期には自覚症状が少なく、発症に気付きにくいことが多い。

中年以降は、緑内障糖尿病網膜症加齢黄斑変性白内障飛蚊症といった様々な目の病気が出やすくなります。

ただ、こうした目の病気は自覚症状が少なく気づきにくいので、そのためにも定期的に眼科検診を受けることが重要になります。

目の定期検査、「アラフォー世代」の受検率9.2%

(2009/5/29、医療介護CBニュース)

40歳前後のいわゆる「アラフォー世代」の目の健康について、眼科で定期的に検査を受けている人の割合は全体の9.2%だったことが、製薬会社ファイザー(東京都渋谷区)が行った実態調査で明らかになった。

目の病気である緑内障の患者さんは40歳ごろから増える傾向にあるといわれています。

そのため、40歳になったら、定期的に眼科で診ていただいた方がよいのですが、この記事によれば、眼科で定期的に目の定期検査を受けている人は少ないようです。

また、眼底検査によって、その他の病気が見つかることもあります。

眼底検査によって、糖尿病動脈硬化、脳腫瘍といった目以外の病気が見つかることもある。

目が不調になると、生活の質が落ちてしまうので、少しでもその生活の質を維持するためにも、定期的に検診を受けるようにしてください。

→ 目の病気 について詳しくはこちら

■アイフレイルとは?

日本眼科学会や日本眼科医会などでつくる「日本眼科啓発会議」が「アイフレイル」と定義し、注意を呼びかけています。

「フレイル(高齢者の虚弱)」の段階で対策を行ない、要介護状態の高齢者を減らそう!|厚生労働省によれば、フレイルとは、加齢とともに、心身の活力(例えば筋力や認知機能等)が低下し、生活機能障害、要介護状態、そして死亡などの危険性が高くなった状態をいいます。

高齢者は健康な状態から急に要介護状態になるわけではなく、食欲の低下や活動量の低下(社会交流の減少)、筋力低下、認知機能低下、多くの病気をかかえるといった加齢に伴う変化があり、低栄養、転倒、サルコペニア、尿失禁、軽度認知障害(MCI)といった危険な加齢の兆候(老年症候群)が現れ、要介護状態になると考えられます。

いわばフレイルとは、東洋医学でいう未病、健康と要介護状態の中間の段階といえます。

アイフレイルとは、次のように紹介されています。

『加齢に伴って眼が衰えてきたうえに、様々な外的ストレスが加わることによって目の機能が低下した状態、また、そのリスクが高い状態』が「アイフレイル」です。

アイフレイル
アイフレイル

健康な目は、内的な要因・外的な要因によって加齢に伴う変化が起こり、アイフレイル(視機能の衰え)の状態となり、早期発見・早期治療を行うことにより、進行を遅らせたり、症状を緩和することにより、目の健康寿命を延ばそうというのがコンセプトのようですね。

アイフレイルの考え方に最も近いものとしてはこちらの記事を思い出しました。

白内障の手術でMCI(軽度認知障害)になりにくくなり、抑うつ状態が改善し、QOLが改善する!?

認知機能低下の原因が視力の低下にあるという仮説を参考にすれば、ぼやけた映像(解像度の低い映像)を見ている、つまり解像度の低い情報が脳に送られてしまう状態が長く続くことで脳の働きが低下してしまうということも考えられそうです。

大鹿哲郎 筑波大学教授によれば、水晶体が濁り、網膜に光が当たらないことでホルモンの状態が変化することによって、睡眠障害や生活リズムの乱れ、意欲の低下がみられるようになり、認知機能に影響を及ぼす可能性があるとコメントしています。

最近では見えやすさと認知機能改善についての研究が進められています。

奈良県立医科大学眼科学教室が行った、奈良県在住の地域高齢住民を対象とした藤原京アイスタディによれば、白内障手術を受けている患者さんの方が軽度認知障害(MCI)になりにくいことが分かったそうです。(認知症とは有意な関連を認められなかったそうです。)

これらの研究によれば、白内障手術によって物が見えやすくなったことで、認知機能が改善し、抑うつ状態が改善し、QOLの改善という結果が得られています。

ただ、白内障の手術によって認知症の改善はできていなかったことや物が見えやすくなって活動量が増えたりコミュニケーションが増えたことによって認知機能が改善したということもあり、ものが見えやすくなったことというよりも、見えたことによって活動的になったことがこうした効果を生んだ可能性がありそうです。

あなたがもしご両親の元気がなくなったように感じた時には、モノが見えづらいことで活動的でなくなった可能性もあるので、「見えにくくなってない?」と話しかけてみてくださいね。

【アイフレイルチェックリスト】

1.目が疲れやすくなった
2.夕方になると見にくくなることが増えた
3.新聞や本を長時間見ることが少なくなった
4.食事の時にテーブルを汚すことがたまにある
5.眼鏡をかけてもよく見えないと感じることが多くなった
6.まぶしく感じやすくなった
7.はっきり見えない時に瞬きをすることが増えた
8.まっすぐの線が波打って見えることがある
9.段差や階段が危ないと感じたことがある
10.信号や道路標識を見落としそうになったことがある

このチェックリストを見てみると、目の疲労(眼精疲労)、夕方老眼、かすみ目、老眼、白内障、加齢黄斑変性の症状の一部をチェック項目に加えられているみたいですね。







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【加齢黄斑変性予防!奥薗レシピ】かぶの葉ふりかけの作り方・材料・手順|卵焼き|チヂミ|カブのサラダ|#たけしの家庭の医学

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2016年5月17日放送の「みんなの家庭の医学」で「加齢黄斑変性」を予防する栄養素として挙げられたのは「ルテイン・ビタミンC・ビタミンE・亜鉛」の4つ。

→ 加齢黄斑変性症|症状・原因・治療・サプリメント について詳しくはこちら

その4つの栄養素を含むレシピを奥薗壽子さんが紹介しました。




【奥薗レシピ】かぶの葉ふりかけの作り方・レシピ

PhoTones Works #4187

by Takuma Kimura(画像:Creative Commons)

かぶの葉(ルテイン)とたらこ(亜鉛)のふりかけです。

かぶの葉ふりかけ
かぶの葉ふりかけ

【材料(3食分)】

  • かぶの葉 200g
  • 豚ひき肉 150g
  • 酒 大さじ1
  • 醤油 おこのみで
  • 生姜 1かけ
  • かつお節 1パック(5g)
  • 七味 おこのみで
  • いりゴマ 大さじ3
  • 塩 小さじ1/4
  • たらこ 100g

【作り方】

  1. カブの葉を小口切りにして、塩もみをします。
  2. たらこペーストを作ります。
    お酒(大さじ1)を加えることで、あとでたらこがほぐれやすくなるそうです。
  3. フライパンが熱くなる前から豚肉を入れ、豚肉の脂でじっくり炒めます。
  4. 火が通ったら、かぶの葉を加え、ある程度馴染んだら、たらこペーストを加えます。
  5. たらこに火が通ったら、生姜(みじん切り)とかつお節、いりゴマを加えて出来上がり!

【加齢黄斑変性予防!】かぶの葉ふりかけレシピ・作り方/かぶのサラダ/卵焼き|How to Make Turnip Leaves Furikake

【アレンジ1】卵焼き

かぶの葉ふりかけ卵焼き
かぶの葉ふりかけ卵焼き

たまごにかぶの葉ふりかけを加えて、玉子焼きを作ります。

【アレンジ2】チヂミ

チヂミの生地にかぶの葉ふりかけを加えて、焼くだけ。

【アレンジ3】かぶのサラダ

かぶのサラダ
かぶのサラダ

余ったカブにかぶの葉ふりかけをドレッシング代わりにして混ぜる。

【アレンジ4】ふりかけご飯

かぶの葉ふりかけご飯
かぶの葉ふりかけご飯

■まとめ

緑内障・白内障に次ぐ第3の目の病気「加齢黄斑変性」を予防するためにも「ルテイン・ビタミンC・ビタミンE・亜鉛」を含む食べ物を積極的に取り入れましょう!

→ 加齢黄斑変性症|症状・原因・治療・サプリメント について詳しくはこちら







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【加齢黄斑変性予防!奥薗レシピ】パセリミートソースの作り方|ミートポテトグラタン|ミートソースパスタ|#たけしの家庭の医学

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2016年5月17日放送の「みんなの家庭の医学」で「加齢黄斑変性」を予防する栄養素として挙げられたのは「ルテイン・ビタミンC・ビタミンE・亜鉛」の4つ。

→ 加齢黄斑変性症|症状・原因・治療・サプリメント について詳しくはこちら

その4つの栄養素を含むレシピを奥薗壽子さんが紹介しました。




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【奥薗レシピ】パセリミートソース

Green / Parsley

by Philipp Rudloff(画像:Creative Commons)

パセリ(ルテイン)を使ったレシピです。

【材料(3食分)】

  • パセリ 2袋(140g)
  • 牛ひき肉 150g
  • 玉ねぎ 1個(220g)
  • トマト 2個(300g)
  • しょうゆ 小さじ1〜2
  • ケチャップ 大さじ4
  • オリーブオイル 大さじ1
  • にんにく(すりおろし) 1かけ
  • 酒 大さじ1
  • コショウ 適量
  • 塩 小さじ1/4
  • 粉チーズ 大さじ4
  • しょうゆ 大さじ1/2

【作り方】

  1. 玉ねぎをみじん切りにして、トマトを皮ごとぶつ切りにします。
  2. 牛ひき肉を塩(小さじ1/4)、酒(大さじ1)、すりおろしたにんにく(1かけ)で下味をつけて、牛ひき肉から出る油でじっくり炒めます。
  3. 火が通ったら、玉ねぎを加え、玉ねぎが透き通るまで炒めます。
  4. ケチャップ(大さじ4)を加え炒めて、水分が飛んで全体がねっとりするぐらいまで炒めます。
  5. トマトを加えてさっと炒め、蓋をして5分ほど蒸します。
  6. パセリを切ります。(軸の部分と葉の部分に分け、軸の部分はみじん切りにします)
  7. フライパンにオリーブオイル(大さじ1)を入れて、パセリを炒めます。(軸から炒めていく)
  8. しょうゆ(大さじ1/2)を加えて味を調え、粉チーズ(大さじ4)を加えて更に炒めます。
  9. 先ほど作ったミートソースにしょうゆ(小さじ1〜2)とコショウ(適量)を加え、味を調え、パセリと粉チーズを炒めたものを加えます。

【アレンジ1】ミートポテトグラタン

ふかしたじゃがいもにパセリミートソースをかけて、オーブンで焼きます。

ドリアやオムレツにも合うそうです。

【アレンジ2】ミートソースパスタ

■まとめ

緑内障・白内障に次ぐ第3の目の病気「加齢黄斑変性」を予防するためにも「ルテイン・ビタミンC・ビタミンE・亜鉛」を含む食べ物を積極的に取り入れましょう!

→ 加齢黄斑変性症とは|症状・原因・治療・サプリメント について詳しくはこちら







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眼科検診で失明が36%減少する!|緑内障・糖尿病網膜症・変性近視・加齢黄斑変性・白内障が失明の主な原因

健康・美容チェック > 目の病気 > 眼科検診で失明が36%減少する!|緑内障・糖尿病網膜症・変性近視・加齢黄斑変性・白内障が失明の主な原因




【目次】

■緑内障・糖尿病網膜症・変性近視・加齢黄斑変性・白内障が失明の主な原因

boy at phoropter

by woodleywonderworks(画像:Creative Commons)

視覚障害がもたらす社会損失額、8.8兆円!!~視覚障害から生じる生産性やQOLの低下を、初めて試算~

(2009/9/17、日本眼科医会)

 2007年の時点で本邦には、164万人の視覚障害者、18万8千人の失明者がいると推定された
 視覚障害者の半数は70歳以上、72%が60歳以上であり、視覚障害は高齢者の大きな問題である
 原因疾患は緑内障が1位、糖尿病網膜症が2位で、これらと変性近視、加齢黄斑変性、白内障で全体の3/4を占める
 社会の高齢化により視覚障害者数は2030年には200万人に達すると推定された

日本では2007年の時点で164万人の視覚障碍者がおり、高齢化によって、2030年には200万人に達すると推定されています。

失明の主な原因は、緑内障糖尿病網膜症・変性近視・加齢黄斑変性白内障であり、この5つが全原因の4分の3を占めており、視覚障害の半数が70歳以上で、72%が60歳以上であることから高齢者に対する対策が重要といえます。

こうした目の病気を予防するために重要なのが「眼科検診」です。




■眼科検診で失明が36%減少する!

大人も眼科検診受けて! 失明が36%減少―専門医が試算

(2015/4/27、あなたの健康百科)

山田教授によると、原因の病気の発症から視覚障害の発生まで期間が比較的長く、有効な治療法があることから、目の病気は検診に適しているという。

杏林大学大学院医学研究科の山田昌和教授(眼科)は、眼科検診によって5つの病気の発見率や失明の減少率を調べたところ、失明は緑内障で45%減、加齢黄斑変性で41%減、変性近視で24%減、糖尿病網膜症で17%減、白内障で4%減となり、5つ全体で検討したところ、失明を36%減少させることができると予測しています。

失明を30%減らすためには、大人の眼科検診を40歳で開始し、70歳まで5年に1回行う必要があることも分かった。

緑内障と診断された時、すでに66%の人は視野が欠けていたで紹介した緑内障フレンド・ネットワークの調査によると、緑内障と診断された時、既に3人に2人は視野が欠けていたことがわかったそうです。

40歳ごろから緑内障などの目の病気になる人が増えてきますので、失明を防ぐためにも、40歳をめどに一度眼科検診を受けてみて、定期的に眼科で診てもらうことをオススメします。

→ 目の病気(目の病気・症状チェック) について詳しくはこちら







年代別目の病気

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野菜(ビタミン・食物繊維・葉酸・ポリフェノールなど)を摂る|おすすめの健康的ライフスタイル10箇条

ハクライドウがこれまで培ってきた約20年の健康情報をまとめた10箇条を紹介します。

あなたの健康的なライフスタイルにこの10箇条を取り入れていきましょう。

【目次】




■野菜(ビタミン・食物繊維・葉酸・ポリフェノールなど)の健康効果

●食道がん

食道がん、野菜と果物で危険半減|アブラナ科のイソチオシアネートで食道がんのリスクが低下|厚労省研究班で紹介した厚生労働省研究班によれば、野菜と果物を多く食べる男性は、あまり食べない男性に比べ、食道がんになる危険性がほぼ半減するということが分かったそうです。

食道がんの再発リスクを禁酒で抑制できる|食道がんの予防には禁酒・禁煙・緑黄色野菜の摂取|京都大学で紹介した京都大学の武藤学 医学研究科教授らの研究によれば、飲酒、喫煙をして、緑黄色野菜を食べないと、食道扁平上皮がんの発生する予兆(前がん病変)とされる異型上皮の発生リスクが上昇することが分かったそうです。

つまり、食道がんの予防には禁酒・禁煙、緑黄色野菜を食べることが効果的であることが分かったということです。

●脳卒中や心臓病などの循環器疾患

野菜や果物を多く摂取する人は死亡リスクが低下する|人間総合科学大で紹介した人間総合科学大の研究グループによれば、野菜や果物を多く摂る人は、脳卒中や心臓病などの循環器疾患で死亡するリスクが低下するそうです。

●加齢黄斑変性

ルテインとゼアキサンチンを含む野菜を摂取すると加齢黄斑変性の発症リスクが低くなる!?によれば、102,046人のデータから加齢黄斑変性とカロテノイド摂取量の関連性を分析したところ、ルテインとゼアキサンチンを最も多く摂取しているグループは最も少ない摂取量のグループの比べて、加齢黄斑変性の発症リスクが約40%低かったそうです。

加齢黄斑変性症には緑黄色野菜(カロテノイド)がよい!?|ためしてガッテン(NHK)によれば、黄斑色素の少ない人がカロテノイドを毎日一定量摂取し続けたところ、半年で約45%も増加することがわかったそうです。

→ 加齢黄斑変性 についてくわしくはこちら

●糖尿病・血糖値上昇の抑制

2型糖尿病予防には緑色の葉もの野菜が有効|英研究によれば、緑色の葉物野菜の摂取量が増えると、糖尿病のリスクを減らすことができるそうです。

緑色の葉物野菜にはβカロチンやビタミンCなどの抗酸化成分があり、それが全身の酸化ストレスの軽減に寄与することが考えられます。

また、最近のメタ分析ではマグネシウム摂取量が2型糖尿病の発生率と逆相関することが判明しており、緑色の葉物野菜にはマグネシウムが含まれていることで2型糖尿病のリスクを低下している可能性があります。

そして、緑色の葉物野菜にはオメガ3脂肪酸のαリノレン酸が含まれていて、脂肪酸のプロファイルはリン脂質二十層の脂肪酸組成を決定する上で重要であると考えられていて、この二重奏の組成は骨格筋内のインスリン感受性に関連します。

食前に野菜ジュースを飲むと、食後の血糖値の上昇を抑える効果-カゴメがヒト試験で確認によれば、食前に野菜ジュースを飲むと、食後の血糖値の上昇を抑えることができることがヒト試験で確認されたそうです。

また、食前に野菜ジュースを飲むことによる食後高血糖抑制効果はベジタブルファーストと同等の効果がある!によれば、食前に野菜ジュースを飲むことは、食前に野菜サラダを摂取した場合と同等の食後血糖値上昇抑制効果があり、また、食後30分前に摂取したほうが最も効果が高いことが分かったそうです。

→ 糖尿病の症状(初期症状)チェック についてくわしくはこちら

→ 空腹時血糖値を下げる食べ物・食事|血糖値が高い原因 についてくわしくはこちら

【関連記事】

●LDLコレステロール

ブロッコリーやキャベツに含まれる「SMCS」はLDLコレステロールを下げる効果があるによれば、アブラナ科のブロッコリーとキャベツに含まれる天然アミノ酸の「SMCS(S-メチルシステインスルホキシド)」が、コレステロールから胆汁酸への変換を促進して血中LDLコレステロールを低下させる効果があることが分かったそうです。

コレステロールは肝臓で酵素によって胆汁酸に変化し排出されますが、SMCSはその酵素の働きを活性化させる働きがあり、肝臓における胆汁酸の合成を促進し、胆汁酸に変化し排出されるコレステロールの量を増やします。

→ 悪玉コレステロールを下げる食事・食べ物|LDLコレステロールが高い原因 についてくわしくはこちら

●メタボリックシンドローム

野菜ジュースにメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)予防・改善効果を確認|カゴメで紹介したカゴメと財団法人兵庫県健康財団との共同研究によれば、野菜飲料を一定期間飲み続けると、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群) を予防・改善する効果があるそうです。

●アディポネクチンを増やして動脈硬化を予防

大豆や野菜で「アディポネクチン」を増やしてメタボリック対策をしよう!によれば、食物繊維の多い緑黄色野菜を食べると、糖尿病高脂血症高血圧を抑制し、動脈硬化を予防・改善することで注目を集めているホルモン「アディポネクチン」を増やすそうです。

●便秘

【#たけしの家庭の医学】腸内フローラを改善する方法|善玉菌のエサ・助っ人食材・食べ物・食品によれば、腸内フローラを美しく保つには、善玉菌のエサと善玉菌の助っ人の両方を摂る必要があります。

●善玉菌のエサ(食物繊維・オリゴ糖)

善玉菌のエサとは、善玉菌を育て、増やす働きを持つ栄養素で、食物繊維、オリゴ糖など。

食物繊維の多い食品 について詳しくはこちら

便秘とは|即効性のある便秘解消方法(ツボ・運動・マッサージ・食べ物)・便秘の原因 について詳しくはこちら




■低収入ほど野菜の摂取量が不足している!?

「所得と生活習慣等に関する状況」のグラフから見えてくるもの|厚生労働省調査によれば、男女問わず、年収が高い人ほど野菜摂取量が多い、もしくは、野菜摂取量が多い人ほど年収が高いといえます。

低収入ほど野菜不足-厚労省栄養調査で紹介した厚生労働省が発表した2011年の国民健康・栄養調査によれば、低収入ほど野菜の摂取量が不足しているという結果が出たそうです。

また、低所得者ほど生活習慣に問題=野菜食べず、運動しないという記事によれば、低所得者ほど野菜を食べる量が少なかったり、運動の習慣がなかったりと、生活習慣に問題がある傾向があることがわかったそうです。

#健康格差 とは|所得や学歴など社会経済的な地位が低いと不健康が多くなる!?#健康格差 は収入・学歴などが要因?|WHO、社会的・経済的な格差が健康の格差を生んでいるでも取り上げましたが、社会的・経済的な格差が健康の格差を生んでいるということがWHOでも一つの問題として注目されているようです。

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■野菜の摂取量を増やすには?

野菜の摂取量を増やした方が健康に良いことはわかっていても、低所得であるために野菜を購入しないという選択をしてしまいがちです。

ミシェル・オバマ大統領夫人が推奨する「ダイエット・プロジェクト」とは?で紹介した元アメリカ大統領夫人のミシェル・オバマ夫人のシカゴ時代のエピソードが興味深いです。

疲れた夜にドライブスルーの誘惑

ミシェル・オバマ夫人が、記者団に語るシカゴ時代の自分自身のエピソードにこんなものがあります。

「弁護士の仕事を持つ母親として、会議と子供たちのサッカーやバレー教室と駆け回った日の夜には、簡単で安いファーストフードのドライブスルーや、電子レンジで温めるだけの栄養バランスのとれていない食事を子供たちに出していた」--。

自分がそうだったからこそ、多くのアメリカ人が、栄養バランスのとれた食事の大切さは知ってはいるものの、新鮮な野菜や魚などを買うための支出と、手に入れた素材を調理する手間と時間を考えるとき、それよりも数百円で手に入れることができる完成したファーストフードの魅力が大きいと感じてしまう。

これは実感としてとてもよく理解できることだ、というのです。

健康について関心がある人は、新鮮な魚や野菜を買って、料理を作った方が良いということはわかっていると思います。

しかし、仕事・家事をして疲れてしまうという生活をしていると、調理する時間や家計のことを考えてしまい、ファストフードの魅力を感じてしまう人も多いと思います。

そこで、手軽で安いファストフードや冷凍食品に頼りがちの生活になってしまいがちです。

また、貧乏な人ほど生活習慣は不健康!?|人は(時間・お金・食べ物など)不足を認識したとき行動が変わる!で紹介した歴史家のルトガー・ブレグマンさんの動画で紹介されているプリンストン大学のエルダー・シャフィア教授によれば、人は不足(時間・お金・食べ物を含む)を認識したとき行動が変わるそうです。

貧困は「人格の欠如」ではなく「金銭の欠乏」である|TED

その人が愚かだから 愚かな選択をしているのではなく どんな人であっても 愚かな選択をしてしまうような 状況に置かれているからです

つまり、低所得者の人たちはわざわざ野菜を摂取しないライフスタイルを選択しているわけではなく、低所得だからこそ野菜を摂取しないライフスタイルを選択してしまうような状況に置かれているということです。

そのように考えると、野菜の摂取不足というのは個人の問題ではなく、社会の問題ということが分かります。

それではどのような対策をしたらよいのでしょうか?

東京との足立区の取り組みが興味深いです。

「所得」「地域」「雇用形態」「家族構成」の4つが「#健康格差」の要因|#NHKスペシャルによれば、東京都足立区の平均年収は23区で最も低い300万円台前半(港区の3分の1程度)で、健康寿命は23区の平均よりも2歳短く、糖尿病の治療件数が最も多いそうです。

そこで足立区は区民が「自然と」健康になるようにする対策として行なったのが、飲食店にはお客のお通しに野菜を提供すること、肉のメニューと野菜のメニューを同時に頼まれても、必ず野菜から出してもらうようにお願いをし、また、区立のすべての保育園で野菜を食べる日を設け、調理は子ども自身が担当することで、楽しみながら野菜を摂取してもらうようにしたそうです。

この取り組みによって、足立区の1人当たりの野菜消費量は年間で5kg増えたそうです。

このように、個人の選択に任せるのではなく、社会全体として自然と野菜を摂ってしまうような社会に変えていくのです。

■野菜嫌いの子供に野菜を食べてもらう方法

もう一つ考えていくことは、野菜嫌いの子供にはどのようにして野菜を食べさせたらよいかという問題です。

よく考えられるのが「アメとムチ」戦略を使い、野菜を食べるとご褒美をあげて、食べないとペナルティを与えるというもの。

しかし、信賞必罰に基づく与えられた動機づけによって子供に野菜を食べさせようとする「アメとムチ」戦略は、内発的な動機づけを失わせてしまうという致命的な欠陥があります。

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人は、他人の意欲をかきたてて行動を促し、そこから利益を得ようとして報酬を用いるが、かえって活動に対する内発的動機づけを失わせるという、意図せぬ隠された代償を払う場合が多い。

野菜が食べたいという気持ちから野菜を食べるのではなく、アメをもらうために行動するというのでは、野菜を食べるという結果は同じであっても、野菜を好きにするということにはつながらなくなってしまいます。

それではどのようにすればよいのでしょうか?

【あさチャン】野菜嫌いの子供が自ら進んで野菜を食べたくなってしまう方法(モチベーション3.0)とは?|子どもたちの好き嫌いをなくす栄養士松丸奨さんの取り組み|8月30日で紹介した2018年8月30日放送の「あさちゃん」のコーナー「あさトク」では子供たちの好き嫌いをなくす方法として、2013年の「全国学校給食甲子園」で優勝した東京都文京区立金富小学校の栄養士 松丸奨さんは、子供たちと一緒に学校で江戸東京野菜を作るという食育を通して、野菜づくりの大変さを知るという取り組みをしていました。

また、子供たちは見た目が重要なので、美味しそうに見える切り方にもこだわりが必要なのだそうです。

このやり方は、「モチベーション3.0」という、自分の内面から湧き出る「やる気」に基づくOSという考えを基に子供に野菜を食べさせる方法の例と同じでした。

  • 野菜を一緒に育てる
    自分が育てることによって野菜に対して愛情がわきますよね。
    野菜に対する関心が高まると、さらに好きになると考えられます。
  • 料理を作る
    自分で手間をかけて作ったものはおいしく感じるものですよね。

大事なことは、野菜のことを自分事として考えるという点です。

野菜嫌いの子供で悩んでいるご両親はぜひいっしょに野菜作りを行なったり、その育てた野菜で料理を作ってみてはいかがでしょうか?







*良い情報が入るたびに今後アップデートしていきます。

【おすすめの健康的ライフスタイル10箇条】
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