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【目次】
■肝機能が低下すると中性脂肪がコントロールできなくなり脂肪肝になってしまう!?
by Ginny(画像:Creative Commons)
中性脂肪が肝臓に与える影響
(2014/10/8、マイナビニュース)
肝臓のおかげで体内に蓄積される中性脂肪の量はコントロールされているのですが、食事などで摂取される脂肪の量があまりにも多い場合や、過労や病気などによって肝臓自身の機能が低下すると、運ばれてくる脂肪酸を処理する能力が低下し、どんどん脂肪が蓄積されていってしまいます。つまり、脂肪肝になってしまうということです。
肝臓のおかげで中性脂肪の量はコントロールされていますが、肝臓に負担がかかったり、肝機能が低下すると、脂肪が蓄積されて、脂肪肝になってしまいます。
つまり、脂肪肝にならないようにするポイントは、肝臓に負担をかけないことと肝臓を助ける生活習慣(食事・運動)をすること。
肝臓に負担をかけることといえば、高カロリー高脂肪の食事をすること、食べ過ぎること、アルコールの摂りすぎ、運動不足などです。
→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら
肝臓に負担をかけないようにするには、低カロリー低脂肪の食事、腹八分目の食事の量にする、アルコールを控えめにする、運動する機会を作る、などです。
●まごわやさしい
肝臓を助ける食事としては、肝機能を助けるタウリンを含む食事や「まごわやさしい」をキーワードにした食事をすること。
さまざまな食材の組み合わせのキーワードは「まごわやさしい」。
- 「ま」は、豆類
- 「ご」は、ゴマ類
- 「わ」は、わかめなど海藻類
- 「や」は、野菜類
- 「さ」は、魚(魚介類)
- 「し」は、しいたけなどきのこ類
- 「い」は、いも類
●肝機能の数値をチェック
できれば、定期的な血液検査で肝機能の数値をチェックしていきましょう。
■肝臓の数値
■ALT(GPT)
■AST(GOT)
■γ-GTP
●タウリン
肝臓(脂肪肝)に良い食事・食品は、タウリンを含む食品です。
肝臓から分泌される胆汁酸には、コレステロールを排泄させる働きがありますが、タウリンを含む食品を摂取するによって胆汁酸の分泌が増え、血液中のコレステロール値も下がります。
●タウリンには、酵素の働きを助ける働きがあるので、アルコールの分解を早め、肝臓への負担を軽くしてくれます。
また、タウリンには、腎臓や肝臓の有害ミネラルである毒素を濾過する機能をUPさせてくれます。
●カキに含まれるタウリンは、肝臓に溜まった中性脂肪を肝臓の外に出してくれ、そして肝臓(脂肪肝)を良くする働きがあるのです。
つまり、タウリンが肝臓に入ると、まず肝臓内の中性脂肪を取り除きます。さらに肝臓から脂肪を外に排出する働きをしてくれます。
食事療法としては、タウリンを含むカキなどを食事に取り入れましょう。
●不飽和脂肪酸やオメガ3脂肪酸の油
不飽和脂肪酸は、HDLコレステロールを増やし、LDLコレステロールを減らす働きがあると言われています。
また、オメガ3脂肪酸は、中性脂肪を減らす効果が期待されています。
→ オメガ3の効能・効果・食べ物・オメガ3ダイエット について詳しくはこちら
■まとめ
大事なことは脂肪肝の段階で食い止めること。
脂肪肝より先に病状が進行すると、脂肪性肝炎、肝硬変、肝臓がんにまで至る恐れがあります。
また、最近では、アルコールを飲まない人でも脂肪肝になってしまう「非アルコール性脂肪肝(NASH)」を発症する人も増加しています。
ぜひ肝臓に優しい生活習慣を送るようにしてください。
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