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梅雨時・夏場は肌カビ「マラセチア菌」に注意!マラセチア菌の増殖を防ぐ方法とは?【カズレーザーと学ぶ。】




2025年6月3日放送の日本テレビ「カズレーザーと学ぶ。」のテーマは「6月は顔面に肌カビ警報!?芸能人美肌菌ランキング大発表」でした。

解説:出来尾格准教授(東京慈恵会医科大学医学部)

肌トラブルの多くは肌の上にいる常在菌のバランスが崩れることで引き起こされ、特に梅雨時や夏場は湿度と気温が上昇することで皮脂の量が増え、肌トラブルを引き起こす菌が活発になりやすいそうです。

梅雨時や夏場は「肌のカビ」とも言われ、肌に赤みを発生させ、フケ症の原因や毛穴にも炎症を起こし抜け毛の原因にもなる「マラセチア菌」などの菌が繁殖しやすい季節などでマラセチア菌の増殖を防ぐ方法を実践するとよいそうです。

「マラセチア菌」は女性では350個以上で炎症を起こす可能性が高いそうです。

【マラセチア菌が多い理由】

  • 皮脂や汗
  • 入浴や洗顔の不足
  • ストレス過多や寝不足でのホルモンバランスの乱れ

【マラセチア菌の増殖を防ぐ方法】

  • 汗をこまめに拭く
  • 1日2回のていねいな洗顔
  • 酸性の温泉に入る(皮膚や粘膜を引き締め、症状を改善する効果が期待)

【補足1】

あせもやニキビと間違えやすいカビによる皮膚疾患「マラセチア毛包炎」や「癜風」の患者が増加中!?その原因・対策とは?によれば、ニキビに似た発疹(胸や背中といった汗をかきやすい場所にプツプツとした、白や赤、または少し光沢を持った発疹)で、湿気の多い時期に元々人間の皮膚に常在しているカビが増えてしまう「マラセチア毛包炎」や「癜風(でんぷう):胸や背中などの油の多い部分にもともと常在している「癜風菌」といわれる真菌(カビ)が増えてしまい、茶色っぽいまだら模様の発疹ができる」の患者が増えているそうです。

「マラセチア毛包炎」や「癜風」は10代後半から40代半ばの身体から出てくる脂が多い世代に多いものの、マラセチア毛包炎は誰の皮膚にもいることから誰でもなるリスクがある皮膚の病気ということです。

日本は気温が高く湿気が多いので、マラセチア毛包炎や癜風の患者も増えていくことが予想されます。

汗をかいたらすぐに拭いて着替えるといった予防対策を行なっていきましょう!

【補足2】

汗アレルギーによるアトピー性皮膚炎がある!によれば、汗がアトピー性皮膚炎の悪化因子であることはこれまでも知られていましたが、マラセチアという、ヒトの皮膚の表面に常在するカビの一種が分泌する蛋白質がアトピー性皮膚炎患者にアレルギー反応を起こすことがわかったそうです。







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