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健康保険組合の財政悪化、高齢者医療費負担増で

Injured Piggy Bank With Crutches

by Ken Teegardin(画像:Creative Commons)




健康保険組合の苦境…高齢者医療支援 財政悪化招く

(2008/9/11、読売新聞)

高齢者の医療費は、高齢者が払う保険料や窓口負担だけでは賄えないため、国庫負担のほか、現役世代が多い健保組合や共済組合などの財政支援が必要です。

<中略>

厚生労働省によると、健保組合の08年度の高齢者医療への拠出額は、高齢化の進展などによる増加分を含め前年度より3900億円増え、うち3200億円が74歳以下の人への拠出分です。健康保険組合連合会によると、今年度は9割の組合が赤字で、赤字額も最悪の6322億円(推計)。

高齢者医療制度による、現役世代の医療保険の財政悪化が問題となっています。

最近のニュースでも耳にした方もいると思いますが、健康保険組合(健保組合)の中には、高齢者医療費の増加による負担増により、健保組合を解散したところも出ています。

最近のニュースで話題となったのが、西濃運輸健保組合が、解散したことです。

西濃運輸健保組合は、高齢者医療への拠出金が増加したため、赤字となり、保険料率を引き上げる必要に迫られたため、解散し、保険料率の低い政管健保に移ることとなりました。

今後もこのようなケースは増えてくると思われます。

一度制度を見直す時期に来ているようです。







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