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京大がiPSバンク構想…5年後目標、再生医療スムーズに




iPS細胞に関するニュースが最近よく注目されていますね。

今回は、iPSバンク構想についてのニュースです。

京大がiPSバンク構想…5年後目標、再生医療スムーズに

(2009/6/4、読売新聞)

京都大の山中伸弥教授は4日、様々な臓器の細胞に変化する新型万能細胞(iPS細胞)を集めた再生医療用のバンクを5年後を目標に作る構想を明らかにした。

京都大学では、iPSバンクを作る構想があるそうです。

iPS細胞を作るには時間がかかり、緊急で治療に必要な場合は間に合わないそうです。

そこで、予めiPS細胞を用意しておけば、緊急時の治療にも利用できることが期待できます。

【追記(2016/6/5)】

「iPS細胞バンク」を承認 京大病院、医療向け

(2012/11/6、日本経済新聞)

京都大学iPS細胞研究所は、iPS細胞を再生医療向けに蓄える「iPS細胞バンク」計画が京都大病院の倫理委員会で承認されたと発表したそうです。

今後、移植しても拒絶反応の起こりにくいiPS細胞のタイプをそろえて、5年以内に再生医療の臨床研究などに利用できる体制を整備していくそうです。







<ES細胞>がん化防止にコラーゲン活用…マウス実験で成功

USAMRUK Malaria Diagnostics and Control Center of Excellence microscopy training -  Nigeria, Africa 092009

by US Army Africa(画像:Creative Commons)




<ES細胞>がん化防止にコラーゲン活用…マウス実験で成功

(2009/2/1、毎日新聞)

さまざまな組織や臓器になる万能細胞「胚(はい)性幹細胞(ES細胞)」で、実用化への課題だったがん化防止に、米ハーバード大研究員の八巻真理子・松本歯科大講師(幹細胞生物学)らがマウス実験で成功した。

骨や皮膚に含まれるたんぱく質「コラーゲン」を使った。

人工多能性幹細胞(iPS細胞)への適用も可能とみられ、再生医療実現に新たな道を開くと注目されそうだ。

1日付の日本再生医療学会誌で発表する。

米ハーバード大研究員の八巻真理子・松本歯科大講師(幹細胞生物学)らがマウス実験によれば、コラーゲンを使い、ES細胞のがん化を抑えることに成功したそうです。

この研究結果により、再生医療の実現にも影響を与えそうです。

今後の研究に注目ですね。