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【目次】
■あごが痛い!顎関節症は国民の2人に1人になる病気!?子どもの患者も増加中
by reallyboring (画像:Creative Commons)
「顎関節症」 子供の患者が増加中 食生活の変化 新たな治療法も
(2009/6/24、産経新聞)
国民の2人に1人がかかっているといわれる顎(がく)関節症。
顎関節症に国民の2人に1人がかかっているそうで、20代から30代に多いそうです。
自分が知らないうちに顎関節症になっている人も多いということでしょうね。
ところで、顎関節症とは一体どういう症状をいうのでしょうか。
■顎関節症の症状
【用語解説】顎関節症
「あごが痛む」「口が開かない」「カクンと音がする」-の3つが代表的な症状。
症状が進むと頭痛や腰痛、めまいなど体のさまざまなところに変調をきたし、手足がしびれたり、呼吸困難になったりすることもある。
症状がひどい時には手術が必要なケースも。
顎関節症の症状をまとめます。
- あごが痛む
- 口が開かない
- カクンと音がする
- 症状が進むと頭痛や腰痛、めまい、手足のしびれ、呼吸困難になることもある
顎関節症の症状がひどい場合には、手術が必要なのだそうです。
■顎関節症の原因
顎関節症の原因は、以前は、かみ合わせの悪さ・異常にあるとされてきたそうですが、現在では歯ぎしり(歯を食いしばる癖)やほおづえ、ストレスなどの要因が重なり、強い力が関節に加わり、クッションがずれたり削られたりして起こると考えられているそうです。
顎関節症を予防するためにも、ほおづえをつかないようにするなど、あごに負担をかけないようにしていきたいものです。
■子どもに顎関節症が増えている!?
顎関節症は、子供の患者が増加しているそうです。
原因ははっきりとわかっていないようですが、柔らかい食べ物を好む食生活の変化で、かむ力や回数が減ったことがその原因の一つと考えられるそうです。
【追記(2016/4/25)】
■顎関節症のチェック方法
女性に多い顎関節症 ストレス原因、マッサージで改善(2013/12/21、日本経済新聞)から顎関節症のチェック方法をまとめてみます。
- 人差し指・中指・薬指を縦にそろえて、口の中に入らなくなった
(顔や口の小さな人の場合は、人差し指・中指でチェックする) - 食事をするときに、アゴが痛くて噛みきれない
- 起床時にアゴがスムーズに動かない
- 耳の前やこめかみに痛みを感じる
- アゴが引っ掛かり、たまに動かなくなる
- 口を大きく開いたとき、左右で開けにくいところがある
- 口を開け閉めした時に痛みとともにアゴが「カク」などの音がする。
■顎関節症の治療法
(2013/12/21、日本経済新聞)
日本歯科大学病院の原節宏・顎関節症診療センター長によれば、マッサージや運動を積極的に治療に取り入れる考えが広まっているそうです。
原センター長は顎周辺の筋肉を覆う組織「筋膜」に着目し、マッサージでほぐす治療を提唱していますが、「筋膜」について一般での関心が高まったのは2015年ですので、早い段階から筋膜に着目していたようです。
最近の研究によれば、肩こりや腰痛の原因となる「トリガーポイント(痛みを引き起こす箇所)」は筋膜にあることがわかり、筋膜が厚く重なっている部分に存在している確率が高いそうです。
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そこで、筋膜リリースによって、筋膜のシワを伸ばすことにより、痛みを解消する方法が注目されています。
●自宅で簡単にできるマッサージのやり方
- 指に力を入れて首の後ろからゆっくりと前に移動する。
- こめかみを指で押して小さな円を描くようにする。
- 頭頂部からゆっくりと指を耳の上まで移動して、円を描くようにほぐす。
●重症の場合は手術が必要な場合も
マッサージでも痛みが引かなかったり、口があかなくなった場合には、鎮痛剤などによる治療が始まり、顎関節症の症状がひどい場合には手術になることもあるそうです。
そのため、顎関節症の原因となる生活習慣・クセに気を付け、マッサージで筋膜を伸ばすようにしましょう。
→ 顎関節症の症状・原因・マッサージ・治療法 について詳しくはこちら