「しこり」タグアーカイブ

女性の54.5%が「最近1年以内に乳がん早期発見のための乳房のセルフチェックをしていない」|乳がんセルフチェック3つのポイント(しこり・くぼみ・分泌物)




【目次】

■女性の54.5%が「最近1年以内に乳がん早期発見のための乳房のセルフチェックをしていない」

Kings Of Concrete returned to Dublin on July 3rd and 4th.

by William Murphy(画像:Creative Commons)

女性が、大きな病気への備えを考え始める年齢の平均は40.5歳 8割超が、「がんになる確率」を実際よりも低く予想 6割が、「1年以内に乳がん検診を受診していない」

(2018/1/12、auのほけん調べ KDDI)

「auのほけん」を提供するKDDIは、全国の30歳~59歳の女性1,000名を対象に「女性の将来への備えに関する調査」を実施したところ、最近1年以内に、乳がん発見のために行う乳房のセルフチェックをしたかという質問に対して、「した」と回答した割合は45.5%、「しなかった」は54.5%となったそうです。

また、乳房のセルフチェックの経験がある人 (602名) に、初めてセルフチェックをした年齢を聞いたところ、40歳未満で初めてのセルフチェックを経験した割合は64.6%で、平均は34.6歳となりました。




■乳がんセルフチェックのポイント

乳がんの初期症状として、食欲が減ったり、体調が悪くなるなどの全身症状はほとんどありません。

気づかずにそのまま放置しておくと、がん細胞が増殖し、血管やリンパ管を通って、全身へと広がっていきます。

乳房の変化を見逃さないように、日頃からのチェックが必要です。

乳がんの自己検診は、以下のようなポイントに注意して行なってください。

  1. 触わる(しこりや硬い部分はないか)
  2. 見る(くぼみや変化はないか)
  3. しぼる(分泌物が出ないか)

→ 乳がんの症状・原因・検査・予防法 について詳しくはこちら







【関連記事】
続きを読む 女性の54.5%が「最近1年以内に乳がん早期発見のための乳房のセルフチェックをしていない」|乳がんセルフチェック3つのポイント(しこり・くぼみ・分泌物)

スマートブラ「Wonder Bra」が乳がんを発見する方法とその課題とは?

健康・美容チェック > 乳がん > スマートブラ「Wonder Bra」が乳がんを発見する方法とその課題とは?

【目次】




■乳がんを発見できるスマートブラ「Wonder Bra」

ワークアウトだけじゃない!乳がんを発見できるスマートブラ「Wonder Bra」

(2016/4/15、DiFa)

コロンビア国立大学のマリア・J・ゴンザレスとマリア・カミラ・コルテシアラの研究グループは乳がんを早期発見するスマートブラ「Wonder Bra」を研究・開発しています。

以前「OMBRA」|「バイオセンシングブラジャー」というよりも「究極に優れたスポーツブラ」を開発したかったという記事をお伝えしましたが、コロンビア国立大学のマリア・J・ゴンザレスとマリア・カミラ・コルテシアラの研究グループは乳がんを早期発見するスマートブラ「Wonder Bra」を研究・開発しているそうです。

■ブラでどのようにして乳がんを発見するの?

どのようにして乳がんを発見するのでしょうか?

このチームが開発したスマートブラの特徴は、乳がんが発症初期に小さなしこりができたり発熱する点に着目し、胸の表面の凹凸や温度の変化を検知できるセンサーを内蔵しているところなのです。

乳がんの発症初期には小さなしこりができたり、発熱するという特徴があるそうで、センサーで胸の表面の凹凸や温度変化をチェックすることで早期発見できることが期待されます。




■気になるポイント(課題)

ただし、気になるポイント(課題)もあります。

課題は、もちろん精度の問題もありますが、長期間のデータ蓄積によって初めて異変を感知できる、という点。つまり毎日つけていないと意味がない、ということ。

●精度

アメリカ女性500人にテストを行い、正解率87%だったそうです。

●毎日つける必要がある

長期間のデータ蓄積によって初めて異変を感知できるということは、毎日つける必要があるということでありますが、毎日同じブラを付ける女性はほとんどいないため、実用化に課題があります。

ブラジャーを1日12時間以上着ける女性、乳がんのリスクが21倍に|米国立癌研究所で紹介した米国立癌研究所の研究によれば、1日12時間以上ブラジャーを着用する女性は全く着用しない女性の21倍、就寝時も着用する女性は同100倍も乳がんの罹患率が高まるそうですが、スマートブラをつける場合の影響はどうなのでしょうか?

また、その他にも課題が考えられます。

乳がん検診への関心高まる|乳がん検診が推奨されるのは40代以上、その理由とは?によれば、20から30代では「疑いあり」の判定によって無駄な検査を受けたり、診断による精神的なショックが大きいことなどから、乳がん検診の受診は推奨されていません。

【関連記事】

乳がんマンモグラフィー定期検診で議論沸騰=40代勧めず-米政府作業部会(2010年)によれば、アメリカ政府の予防医療作業部会は、誤判定や過剰診断によるリスクと受診による利益を比較した場合、40代はリスクがほかの年齢層より高いため、乳がんの予防に有効とされるマンモグラフィー検診の40代の定期検診は勧めないという勧告を発表しました。

米「40代の乳がん検診でのマンモ勧めず」で波紋(2010年)によれば、米国では、相対的に閉経後の高齢者が乳がんにかかる確率が高く、日本では40代後半から罹患(りかん)率が高くなるそうなので、日本では40代のマンモグラフィー検診による効果が高いそうです。

つまり、乳がんの早期発見には検査が重要なのですが、若い人が乳がん検診をする場合には、「疑いあり」の判定によって無駄な検査を受けたり、診断による精神的なショックが大きいという側面もあるのです。

■まとめ

Pink ribbon

by tanakawho(画像:Creative Commons)

様々な課題が考えられますが、2007年厚生労働省人口動態統計よれば、乳がんは、30歳から64歳の女性のがん死亡原因第1位となっていますので、乳がんを発見できるスマートブラのようなアイデアで良い方向に進むといいですね。

→ 乳がんの症状・原因・検査・予防法 について詳しくはこちら







【関連記事】
続きを読む スマートブラ「Wonder Bra」が乳がんを発見する方法とその課題とは?