> 健康・美容チェック > 更年期 > 体がだるい(倦怠感)・疲れやすい|更年期(更年期障害)の症状
更年期を迎える時期になると、卵巣の機能が衰え、その結果、卵巣から分泌されている女性ホルモン(エストロゲン)の量が減少します。
エストロゲンの分泌量が減ると、脳は、盛んに卵胞刺激ホルモンを分泌し、卵巣からエストロゲンを分泌するように促します。
しかし、更年期を迎えた卵巣は、必要な量のエストロゲンを分泌することが出来ないため、エストロゲンの減少と卵胞刺激ホルモンの増加という「ホルモンバランスの乱れ」が起こります。
このホルモンバランスの乱れによって、身体的・精神的不調が起こるのですが、その一つに「体がだるい(倦怠感)・疲れやすい」があります。
【目次】
■なぜ更年期になると体がだるいのか(疲れやすい)?
by Quinn Dombrowski(画像:Creative Commons)
だるさ(倦怠感)・疲れ(疲労感)の原因は大きく分けて2つあると考えられます。
一つは、視床下部の乱れ、もう一つは、その他の症状によって寝付けないことです。
●視床下部の乱れ
エストロゲン(女性ホルモン)の減少によって、自律神経などの身体の重要な働きをコントロールする役割を持つ視床下部が混乱してしまい、身体のバランスが崩れてしまいます。
そのバランスの崩れを元に戻そうとするために、体に無理がきて、疲れやすくなります。
●その他の症状によって寝付けないこと
更年期の症状には、ホットフラッシュ(顔のほてり・のぼせ)、動悸、めまい・ふらつき・耳鳴り、頭痛、冷えなどがあります。
こうした症状によって、寝つきが悪くなったり、眠っても夜中に目が覚めてしまうといったことが起きてしまいます。
睡眠の質が低下することによって、疲労の回復ができなくなってしまうと考えられます。
→ 更年期障害の症状・原因・チェック|40代・50代の更年期の症状 について詳しくはこちら
■更年期障害の食事・更年期を乗り切る方法
●食生活の見直しをする
●ビタミン・ミネラルなどバランスの取れた食事で栄養を十分に摂る。
亜鉛は、ホルモンバランスを整える働きがある。
女性の場合は、亜鉛が不足すると女性ホルモンの働きが悪くなったり、月経異常を引き起こしてしまう可能性がある。
特に更年期ともなれば、亜鉛不足がホルモンバランスをさらに乱れさせて症状を悪化させてしまうことにもありえる。
→ 亜鉛の多い食品 について詳しくはこちら
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●軽いウォーキングなどの適度な運動
寝る前に毎日10分間、ヨガを取り入れたストレッチを3週間行うことで、更年期女性の「更年期症状」と「抑うつ」を改善することがわかったそうです。
→ 寝る前のストレッチ&ヨガは、女性の「更年期症状」と「抑うつ」を改善する効果がある!おすすめのやり方 について詳しくはこちら
●ご自身にあったリラックス方法
更年期障害の症状を和らげたいと考えている方は、呼吸をゆっくりしたり、音楽を聴いてみてはいかがでしょうか?
→ 更年期障害の症状の顔のほてり(紅潮)は音楽を聴くと改善する! について詳しくはこちら
●家族との会話をする機会を増やす
●更年期障害のツボ
→ 更年期障害のツボ:三陰交(さんいんこう)の位置・押し方|たけしの本当は怖い家庭の医学 について詳しくはこちら
●相性の合う医師・病院を見つけておく
●エクオール
大豆イソフラボンは、更年期障害の原因といわれる「エストロゲン」と構造が似ているため、体内に入ると、エストロゲンと同じような働きをするといわれています。
大豆イソフラボンは大豆製品などから摂れます。
ただ、最近の研究によれば、大豆イソフラボンの健康効果の恩恵を受けやすい人とそうでない人がいることが明らかになったそうです。
その違いは、エクオールを作り出すためのエクオール産生菌という腸内細菌を持っているかどうかです。
腸内細菌によって大豆イソフラボンに含まれるダイゼインという成分をエクオールに変えることで、ダイゼインのままと比べ、よりエストロゲンに似た働きをすると言われています。
更年期症状の軽い人はエクオールの量が多いそうで、更年期症状の重い人のグループに、エクオールをつくれる人が少なかったそうです。
更年期のホットフラッシュ(ほてり)や首や肩のこりを改善する効果が確認されているそうです。
エクオールの産出能力をチェックするには、「尿中エクオール検査」や「ソイチェック」といった簡単な尿検査で調べることができるそうです。
→ エクオール(EQUOL サプリ)が更年期(更年期障害)症状の軽減に役立つ について詳しくはこちら
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