by Doctor Popular(画像:Creative Commons)
TechWave編集長・湯川 鶴章さんのTweetで興味深いものがあったのでご紹介。
http://twitter.com/#!/tsuruaki/status/113649097914855424
Twitter社がサンフランシスコから出て行かないように「自転車レーンを増設した。Twitterの人たちは自動車通勤したがらないので」(サンフランシスコ市長)
おそらく冗談だとは思うのですが、Twitter社の人たちは自転車通勤したがらないので、サンフランシスコ市長はTwitter社がサンフランシスコから出て行かないように、自転車レーンを増設したのだそうです。
サンフランシスコの自転車事情について興味が湧いてきたので、調べてみました。
サンフランシスコの素敵な自転車レーン。
路駐車やバスが止まるのを大前提として、それでも自転車が安全かつスムーズに走れるようにできている。
サンフランシスコ自転車事情(CamCam)
街なか、郊外など大きな幹線道路にもちゃんとバイクレーンがあってロードバイクやクロスバイクに乗った人が結構たくさん走っていきます。
驚いたのは、電車など公共の乗り物で自転車持ち込みOKなのです。自転車専用車両もあって、駅のホームで自転車乗った人がずらっと並んでたりします。
サンフランシスコには、自転車レーンがあったり、電車は自転車持ち込みOKなど自転車乗りの人にとっては非常に便利みたいです。
サンフランシスコで自転車通勤が拡大
(2010/5/14、Medicalmedia)
サンフランシスコでは、朝の通勤時に道路の75%を自転車が占めているとSan Francisco Bay Areaは伝えています。市長自らがサンフランシスコマーケットストリートを自転車で通勤しているそうです。健康のためにも自転車は良さそうです。自転車専用道路があると更に安全ですね。
図表1:市長自らがサンフランシスコマーケットストリートを自転車で通勤
ニュースソース:Bicycles account for 75% of morning roadway traffic on Bike to Work Day
ニュースソース:Cyclists get early start on Bike to Work day
サンフランシスコでは自動車通勤が拡大しているそうです。
ただサンフランシスコの道路事情を実際に目にしている方のコメントを見ると、サンフランシスコは坂が多いので、自転車は大変そうだと書かれています。
(2009/6/3、TechCrunchJapan)
サンフランシスコのGavin Newsom市長とTwitter共同ファウンダーのBiz Stoneが、今後サンフランシスコ市民は、道路清掃、落書き、道路の穴、放置自転車、ゴミ問題、騒音問題等々に関する苦情を、Twitter経由で市当局(@SF311)に送れるようになったと発表した。
<中略>
Newsom市長は大のTwitterファンで、自身のカリフォルニア州知事への立候補宣言もTwitterで行ったほどだ。
最初のTweetの話に戻りますが、サンフランシスコ市長がTwitterの大ファンであることが関係しているのかもしれませんね。
【感想】
このように自転車が乗りやすい環境が整えられているのは、地球環境のためであったり、健康のためであったりするのだと思います。
定期的な運動が健康に良いことを示す証拠はすでに十分にあるが、新しい研究から、自動車を利用せずに徒歩や自転車、公共交通機関で移動すると肥満の予防になることが明らかになった。
<中略>
米国では、徒歩や自転車、公共交通機関で移動するのは人口のわずか12%で、3人に1人 肥満だ。
<中略>
米国の都市はスプロール化[都市が無秩序に拡大していくこと]が進み(アトランタやダラス、フェニックスに行かれたことがあるだろうか?)、公共交通機関のインフラは一般にそれほど整備されていないので、車を使わずに徒歩や自転車で移動するのが難しい場合がある。
こうしたことを踏まえて、自転車が利用しやすいような環境づくりを行ったのかもしれませんね。