by Christian Schnettelker(画像:Creative Commons)
■生後4か月からピーナッツを食べさせるとアレルギー予防になる!?
幼少時のピーナツ摂取で、アレルギー発症率の8割低減につながる可能性
(2015/9/4、マイナビニュース)
米国小児科学会(AAP)の公式査読ジャーナルである「PEDIATRICS」のオンライン版にこのほど、「早期のピーナツ摂取は、ピーナツアレルギーリスクから子どもを守る」という合意声明が掲載された。
ピーナツアレルギーを含むアレルギーは世界中で増え続けており、Lack氏は「ピーナツアレルギーの発症リスクが高い子どもに早期のうちにピーナツ(製品)を食べさせることは、ピーナツアレルギー保護の観点からよい」としている。
生後4~11カ月からピーナッツを含む食品を摂取した子供は、摂取しなかった子供に比べ、5歳の時点でピーナッツアレルギーを発症するリスクが低かったそうです。
■子どものピーナッツアレルギー比率が倍増
(2015/2/24、日本経済新聞)
欧米では最近10年で子供のピーナツアレルギーの比率が倍増しているそうです。
■まとめ
今回の重要なポイントは、研究対象となっているのは、ピーナッツアレルギーはないが、アトピー性皮膚炎や卵アレルギーがあり、発症するリスクの高い子供だということです。
つまり、すでにピーナッツアレルギーを発症した乳児は危険性が高いので、注意してくださいね。
【参考リンク】
- ピーナッツアレルギー発症予防に関するコンセンサスステートメント|日本アレルギー学会(2015.06.10)
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