by Eduardo Merille(画像:Creative Commons)
■地震酔いとは
地震でもないのに揺れてる…「地震酔い」 リラックスを
(2011/3/18、朝日新聞)
地震でもないのに揺れているようなめまいやふらつきなどを感じる「地震酔い」に悩む人が増えている。
車酔いや船酔いと同じように、視覚情報と平衡感覚とのズレが原因だ。
ストレスも一因といい、専門家は「不安を和らげることが大切」と呼びかける。
地震でもないのに揺れているようなめまいやふらつきなどを感じる「地震酔い」に悩む人が増えているそうです。
関東に住んでいる人から聞いた話によれば、
「ずっと揺れているような感じがして、気持ちが悪い」
とのことでした。
ただ、車酔いや船酔いと同じように平衡感覚が乱れていることだけが原因ではなく、ストレスも関わっているそうです。
もしかすると、口に出さないだけで、不安な気持ちを抱えているのかもしれません。
災害・紛争地域での医療支援が専門で、阪神大震災でも救護活動をした日本赤十字九州国際看護大学の学長、喜多悦子医師によると、地震酔いは周期が長い揺れが何度も続く場合に起きやすいという。
今回は揺れた時間が長く、余震の回数も多かったため、症状を訴える人が多いとみる。
「余震がまた来るかも知れない」という不安感が、症状を強めている面もある。
地震酔いは、周期が長い揺れが何度も続く場合に起きやすいそうです。
また、「地震(余震)がまたいつ来るかもわからない」ということが揺れに対する感覚を敏感にしていることも影響を与えているのかもしれません。
■地震酔いを解消するには
ゆっくりとした深い呼吸を何度か繰り返すと、気分が落ち着くという。
地震酔いを解消する方法としては、まずは「呼吸を整えること」。
呼吸が乱れてると感じたら、息をゆっくりとまず吐くようにしましょう。
息をしっかりと吐いてしまえば、自然と空気を吸いたくなります。
自律神経のバランスを整えるポイントは「ゆっくり」を意識することによれば、吐く息を意識し「4秒かけて吸う、8秒かけて吐く」ようにするとよいそうです。
避難所では周囲の人と手をさすりあう、手を握るなどの「手当て」も、効果的だという。
声を掛けあうことやスキンシップをとることも良いと思います。
「温かいお茶を少しずつ飲んだり、手足を伸ばしたりしてリラックスを心がけてみて」
散歩したり、お風呂に入ったりするなど自分がリラックス出来る方法をこうしたときには心がけてやるようにすると良さそうです。
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【追記(2016/4/16)】
2016/4/14熊本を震源地とする地震が起きました。
余りにも多い余震で常に揺れているような感覚があります。
これが「地震酔い」という症状に近いものだと思います。
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【追記(2016/4/17)】
眠れない方へ
大学のサークルで行っている"タッピングタッチ"を紹介します。
手を猫の手にして相手の背中や足をトントンとゆっくり交互に触れてみてください。
体が自然と温まり、少し落ち着きます。#熊本県の地震情報を配信しています pic.twitter.com/DQzLczyQqG
— なな(しもむ) (@Jane_Audrey7) 2016年4月16日