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レーシック手術はピーク時の9分の1に!レーシック手術件数が減少している理由とは?

Lasik : Laser Eye Surgery

by Peretz Partensky(画像:Creative Commons)

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【目次】




■レーシック手術はピーク時の9分の1に!

レーシック手術が激減! ピーク時の9分の1 なぜ?

(2016/6/27、ITmediaニュース)

慶応大学医学部眼科学教室の根岸一乃准教授によると、症例(手術)数は12年の2万件から徐々に増加し、20年には45万件となった。しかし、21年から減り始め、26年は5万件で、20年の9分の1だ。

角膜にレーザーを照射して近視・遠視・乱視を矯正する「レーシック手術」はプロゴルフのタイガー・ウッズ選手や米大リーグの松坂大輔投手、ACミランの本田圭佑選手が受けたことで広く知られるようになり、レーシック手術 ネットワーク発足|レーシック手術前の10のチェックリスト(2009/4/10)によれば、国内で年間45万件の手術が行われていましたが、20年には手術件数は5万件に減少しています。

レーシック手術件数が減少しているのにはどのような理由が考えられるのでしょうか?

■レーシック手術件数が減少している理由とは?

1.経済的な事情

根岸准教授は「20年は手術件数が多いが、実は同年9月のリーマンショック以降に大幅に減っていた。レーシック手術は保険適応でなく、ある程度のお金がかかるだけに、減ったのは景気の影響ではないか」と指摘する。医療機関にもよるが、手術費用は片目で十数万~30万円。

レーシック手術は保険適応ではなく、手術費用は片目で十数万~30万円かかり、またリーマンショック以降で景気が低迷したことが関係したと考えられます。

2.レーシック手術に対するイメージの低下

ある眼科医院で角膜感染症などの集団感染が起きた事件により、レーシック手術自体に危険があるというイメージがついてしまったため、手術離れが起きた可能性があります。

【関連記事】

3.メガネブームやコンタクトレンズの性能の向上

日本眼科医会の高野繁会長は「メガネブームや、コンタクトレンズの性能が格段に良くなったこともレーシック手術減少の一因では」と推測する。

<中略>

コンタクトレンズは、16年に「シリコンハイドロゲルレンズ」が登場、充血を軽減するなど装用感が向上したとされる。日本コンタクトレンズ協会の自主統計によると、市場は22年までは1600億円台だったが、23年に1727億円となって以降、24年=1842億円▽25年=1931億円▽26年=2056億円▽27年=2154億円-と規模が拡大している。

メガネに対するイメージは以前と比べると良くなったことや低価格メガネが出てきたことが関係しているようです。

また、コンタクトレンズ市場は規模が拡大し続けているそうです。

→ コンタクトレンズと目の病気 について詳しくはこちら




レーシック手術を受ける際の病院選びの4つの基準とは

手術を受ける際のいい病院、悪い病院を見分ける基準として四つの条件を紹介します。

(1)院長を含め眼科専門医がいる

(2)術前3日くらいから抗生物質(抗菌剤)の点眼をさせる

(3)清潔な手術室である

(4)手術の翌日、1週間後、1カ月後など節目で必ず検診を行い、感染の兆候などを早めにみつける体制を整えている

レーシック手術前の10のチェックリスト

(1)視能訓練士ら眼科検査スタッフによる十分な検査を受けて、その後、眼科専門医による診察も受け、検査内容と結果について、医師からきちんと説明を受けたか

(2)高度近視や角膜の厚さが薄い人の場合、レーシック以外の術式を選択肢として検討したか

(3)術前検査とカウンセリングに十分な時間をかけたか。治療について十分理解できたか

(4)年齢や手術の目的などを考慮した目標視力の設定を医師と十分に話し合う時間を持ったか

(5)手術の合併症やデメリットに対する説明を受けたか

(6)初めての適応検査後、手術までに一定の日を空けているか

(7)手術後、短期のみならず長期にわたる定期検査を行う予定があるか

(8)執刀医を把握できる診察だったか。担当医師、執刀医は眼科専門医か

(9)不安に思うことをきちんと質問できたか。医師はそれに十分説明してくれたか

(10)術後に問題があった場合、最後まできちんと治療することが期待できる施設か







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レーシック手術 ネットワーク発足|レーシック手術前の10のチェックリスト

Roger Eye Surgery 010

by Roger Mommaerts(画像:Creative Commons)

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レーシック手術 ネットワーク発足 受ける前にまず勉強を

(2009/4/9、産経新聞)

今や国内で年間45万件が行われている近視などを矯正するレーシック手術。

今年2月、東京・銀座の眼科医院で集団感染が起き、安全性や医師の技術に不安を抱く人も多い。

慶応大病院など全国の4大学病院と11のクリニックが「安心LASIKネットワーク」を発足、インターネットなどを通じ、情報を提供していく。

ネットワークの発足は1月。

慶応大医学部眼科学教室の坪田一男教授が世話人代表となり、安心してレーシック手術を受けてもらうための情報や施設の紹介を行う。

慶応大病院など全国の4大学病院と11のクリニックが「安心LASIKネットワーク」を発足し、レーシック手術を受けてもらうための情報や施設の紹介を行なうそうです。

こういったネットワークはもっと早くからできていてもよかったと思います。

■レーシック手術前のチェック事項

記事には、レーシック手術前の注意事項が紹介されていました。

 ■レーシック手術前のチェック事項 

 (1)視能訓練士ら眼科検査スタッフによる十分な検査を受けて、その後、眼科専門医による診察も受け、検査内容と結果について、医師からきちんと説明を受けたか

 (2)高度近視や角膜の厚さが薄い人の場合、レーシック以外の術式を選択肢として検討したか

 (3)術前検査とカウンセリングに十分な時間をかけたか。治療について十分理解できたか

 (4)年齢や手術の目的などを考慮した目標視力の設定を医師と十分に話し合う時間を持ったか

 (5)手術の合併症やデメリットに対する説明を受けたか

 (6)初めての適応検査後、手術までに一定の日を空けているか

 (7)手術後、短期のみならず長期にわたる定期検査を行う予定があるか

 (8)執刀医を把握できる診察だったか。担当医師、執刀医は眼科専門医か

 (9)不安に思うことをきちんと質問できたか。医師はそれに十分説明してくれたか

 (10)術後に問題があった場合、最後まできちんと治療することが期待できる施設か

 (「安心LASIKネットワーク」のホームページから抜粋)

【参考リンク】

→ 目の病気 について詳しくはこちら







目の病気

緑内障

飛蚊症

加齢黄斑変性

白内障

ドライアイ

眼精疲労

老眼

スマホ老眼

翼状片・瞼裂斑

糖尿病網膜症

VDT症候群

網膜剥離

近視

結膜弛緩症

斜視(隠れ斜視)

眼瞼下垂・まぶたのたるみ

まぶたの痙攣

目の症状

目の充血(目が赤い)

目の疲れ

目の痙攣

目の下のくま

目のかゆみ

目が痛い

目のかすみ

肩こり頭痛

目やに

光がまぶしい・目がまぶしい

レーシック手術を受ける際の病院選びの4つの基準とは

Husband's eyes

by Алла Лазарева(画像:Creative Commons)

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レーシック格安競争

(2009/3/2、AERA)

今回、手術を施した67人に感染症角膜炎などを発症させてしまった銀座眼科(東京都中央区)のホームページには「平日レーシック両眼9・5万円」とある。

さらに、キャッシュバックなどのキャンペーンもしていたため、「激安価格」だった。

感染症の原因は手術器具を高温高圧で滅菌する装置「オートクレーブ」に不具合があり、滅菌が十分にできていなかったと説明しているが、驚くのは手術時に医師の手袋着用が徹底されず、使い捨てにすべき患者用手術着の使いまわしが発覚したこと。

衛生管理がずさんで、医師のモラルが問われている。

「競争が激化し、価格では個人のクリニックは大手に対抗できない。

低価格を維持するためには、使い捨て手袋などの備品や機械の修理をケチることくらいでしかコストカットは無理だったのではないか」

レーシック手術が低価格競争を行っていたために、本来はあってはならない使い捨て手袋を使いまわしなどを行い、衛生管理を怠り、コストカットを行なっていたようです。

記事の中では、手術を受ける際のいい病院、悪い病院を見分ける基準として四つの条件を挙げてくれています。

(1)院長を含め眼科専門医がいる

(2)術前3日くらいから抗生物質(抗菌剤)の点眼をさせる

(3)清潔な手術室である

(4)手術の翌日、1週間後、1カ月後など節目で必ず検診を行い、感染の兆候などを早めにみつける体制を整えている

また、安全で質の高い医療を行うためにはそれ相応の費用が必要だともコメントしています。

レーシック手術を行う場合は、よく調べて上で、病院を選ぶようにしましょう。







目の病気

緑内障

飛蚊症

加齢黄斑変性

白内障

ドライアイ

眼精疲労

老眼

スマホ老眼

翼状片・瞼裂斑

糖尿病網膜症

VDT症候群

網膜剥離

近視

結膜弛緩症

斜視(隠れ斜視)

眼瞼下垂・まぶたのたるみ

まぶたの痙攣

目の症状

目の充血(目が赤い)

目の疲れ

目の痙攣

目の下のくま

目のかゆみ

目が痛い

目のかすみ

肩こり頭痛

目やに

光がまぶしい・目がまぶしい

レーシック手術後67人感染症が起きた原因とは-銀座眼科

近視矯正するレーシック 19歳女性、失明も 銀座眼科、手術後67人感染症

(2009/2/26、産経新聞)

東京都中央区保健所は25日、銀座眼科(同区、溝口朝雄院長)で、レーザー光線を使って近視を矯正するレーシック手術を受けた患者639人のうち、18歳から66歳の男女67人が、感染性角膜炎や結膜炎を発症したと発表した。

2人が入院し、19歳の女性は家族によると、失明の恐れがある重症という。

ほかの患者の容体は調査中で、溝口院長は「今後、角膜移植が必要な患者が出る可能性もある」としている。

銀座眼科にてレーシック手術を受けた患者のうち、67人が感染症を発症したと発表したそうです。

中には失明の恐れもある女性がいるそうです。

なぜこのようなことが起きたのでしょうか。

保健所や溝口院長によると、最初の感染が見つかったのは昨年10月。

以降も感染報告が相次いだが溝口院長は治療を続け、今年2月までに67人が感染。

同眼科が1月20日ごろ、治療機器を消毒する機器を入れ替えたところ感染がなくなったという。

保健所は消毒機器の衛生管理や、医師の手洗いが不適切だったことなどが原因とみて調べている。

■多くの感染症の患者が出てしまった理由

  • 消毒機器の衛生管理が不適切
  • 医師の手洗いが不適切
  • 最初の感染が見つかった後も、治療を続けたこと

その他にも、原因があるようです。

レーシック手術については、日本眼科学会がガイドラインで、講習会を受けた眼科の専門医を術者の条件としているが、溝口院長は講習会などを受けてはいないという。

レーシック手術は自由診療であるため、眼科専門医でない医師にもできる手術であるそうです。

 

近年、レーシック手術は、スポーツ選手や芸能人が行っていることで注目が集まっている近視矯正手術です。

プロゴルフのタイガー・ウッズ選手や米大リーグの松坂大輔投手が受けたことで広く知られるようになったレーシック手術。

「10年間で10倍以上になった」ともいわれるほど手術を受ける患者が増えている。

聖路加国際病院の山口達夫眼科部長(62)によると、手術件数は数年前に年間5万件ほどだったが、現在は35万件前後に増加しているとみられる。

また、日本眼内レンズ屈折手術学会は年間40万~45万件と推定。

手術可能な医療施設は国内で200弱に上るという。

自由診療のため価格競争が激化し、手術料が安くなったことなどが手術数の増加の背景とされる。

多くの眼科でレーシック手術が行われるようになり、競争が激化し、価格競争となってしまっている点もこのようなことが起きてしまった背景にあるのかもしれません。

山口部長によると、患者は20~40代が中心。

ドライアイなのでコンタクトが合わない」「眼鏡から解放されたい」などが動機で、手術を受けた約85%が長期の観察でも1・0以上の視力を保っているという。

メガネやコンタクトから解放されたいという気持ちでレーシック手術を受けたいという気持ちはわかります。

そのような気持ちの人たちを守るためにも、厚生労働省がレーシック手術に関するガイドラインを定める必要がありそうです。

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近視矯正レーシック手術で67人が感染症

近視矯正手術で67人が感染症

(2009/2/25、産経新聞)

東京都中央区保健所は25日、銀座眼科(同区)で、レーザー光線を使って近視を矯正するレーシック手術を受けた患者639人のうち67人が、感染性角膜炎などの健康被害を訴えたと発表した。

67人のうち1人が医療機関に入院しているという。

同保健所では、銀座眼科の衛生管理が不徹底だったことが原因とみて詳しいことを調べている。

記事によると、不十分な滅菌処理を行った医療器具などで手術を行ったため、患者の角膜が炎症を起こした可能性が高いようです。

衛生管理はきちんとしていただきたいものです。

【関連記事】

  • レーシック手術後67人感染症が起きた原因とは-銀座眼科

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