by Florencia Cárcamo(画像:Creative Commons)
他人の不幸は“科学的に”蜜の味だった
(2009/2/13、産経新聞)
他人の成功や長所を妬(ねた)んだり、他人の不幸を喜んだりする感情にかかわる脳内のメカニズムが、放射線医学総合研究所や東京医科歯科大、日本医科大、慶応大の共同研究で分かった。
妬ましい人物に不幸が訪れると、報酬を受けたときの心地よさにかかわる脳の部位が働くという。
13日付の米科学誌「サイエンス」に発表した。
<中略>
放医研の高橋英彦主任研究員は「線条体はおいしいものを食べたときにも働くことが知られる。
他人の不幸は文字通り“蜜の味”のようだ」と話している。
放射線医学総合研究所や東京医科歯科大、日本医科大、慶応大の共同研究によれば、「妬ましい」人物が現れると、身体の痛みにかかわる「前部帯状回」という脳の部位が活発化し、「妬ましい」人物に不幸が訪れると、報酬を受け取ったときの心地よさにかかわる「線条体」が強く反応したそうです。