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2016年11月2日放送の「ガッテン!」は「解禁!腰痛患者の8割が改善する最新メソッド(仮)」がテーマです。
■寝相のいい人は腰痛になる!?
by Timothy Krause(画像:Creative Commons)
慢性腰痛の人とそうでない人は寝返りの回数に違いがあるそうです。
番組の実験に参加した慢性腰痛の人の寝返りの回数が8時間で5回だったのに対して、腰痛のない人の寝返りの回数は1日平均24回あるそうです。
なぜ寝返りの回数が少ないと腰痛になりやすいのでしょうか?
仰向けの姿勢で寝ていると内臓の体重が腰にある血管にかかってきて、血流が低下し、炎症を起こし痛みが出てきます。
さらに、腰の近くにある靭帯にも圧迫されるので痛みが現れます。
つまり、痛みのダブルパンチなのです!
では、なぜ慢性腰痛の人は寝返りを打つ回数が少ないのでしょうか?
それは「筋肉の硬さ」に原因があるそうです。
超音波エコー検査で腰痛持ちの人の筋肉を調べたところ、胸や背中、太ももの筋肉が硬いことがわかりました。
寝返りは全身運動であり、胸や背中、太ももの筋肉を使うのですが、筋肉が硬い状態だと、寝返りが上手くできなくなるそうです。
腰痛持ちの人は、普段から腰をかばうため、知らないうちに筋肉が硬くなってしまうそうです。
また、腰痛というのは姿勢が悪い人だけがなるイメージがありますが、姿勢がいい人も常にいい姿勢を保っていて、筋肉が常に緊張しているため腰痛になるそうです。
寝返りしやすい環境としては、柔らかすぎるマットレスは寝返りしにくく、また、柔らかすぎるマットレスは、お尻が沈み、腰椎が曲がり、靭帯が圧迫されてしまいます。
■寝返りを増やして腰痛を解消する4つのストレッチ
1.腰をねじる
仰向けの姿勢で横になり、左膝を立てて、右側に倒し、右手で膝を抑え、左手を頭の上の方に挙げ、6回深呼吸する。
※左右1回ずつ×3セット
※ポイントは全身の力を抜くこと。
※肩とひざが床から離れないのが理想です。
2.ひじ立て+ひざ曲げ
うつぶせの姿勢から、ひじを立てて、膝を曲げ、全身の力を抜いた状態で、6回深呼吸する。
※3セット
3.ひざ抱え
- 仰向けの姿勢から、片手で片膝を抱えるようにします。
- 両手を組んで、両膝を抱えます。
- 両手以外の全身の力を抜き、6回深呼吸をします。
※3セット
※太ももが胸につくのが理想です。
4.タオルで脚上げ
仰向けの姿勢から膝を立て、ひざにタオルをかけます。
次に、タオルを片足のつま先にひっかけます。
ひざを伸ばして、手の力でゆっくりと脚を持ち上げ、全身の力を抜き、6回深呼吸をする。
※左右1回ずつ×3セット
※タオルで持ち上げていないほうの脚のひざを伸ばした状態で、タオルを上げている足裏が天井を向くのが理想です。
【補足】1回3秒!「これだけ体操」のやり方
「NHKスペシャル腰痛・治療革命」では、3か月以上長引く腰痛で悩んでいる70人の方に「背を反らす姿勢(これだけ体操)」を2週間実施したところ32人の方に改善効果があったそうです。
監修:松平浩 准教授(東京大学医学部附属病院)
- 足を肩幅よりやや広めに開く
- お尻に両手を当てる(手の向きに注意し、手の平をお尻に当てて)
- 息を吐きながら、骨盤を前に押し込むイメージで、ゆっくり上体を反らす
- 上体を反らしたまま、この姿勢を3秒ほど保つ
※この体操の回数に決まりはなく、ただ最低でも1日1回は行なった方が良いそうです。
→ 腰痛の原因・治療・予防 について詳しくはこちら
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