「ガッテン」タグアーカイブ

【あさチャン】ピンク筋ダイエットのやり方!相撲&まき割りスクワット&ツイスト腹筋の方法!【ガッテン】【世界一受けたい授業】

ダイエット > 【ガッテン】【世界一受けたい授業】スロースクワットをするだけのピンク筋ダイエットのやり方!




Deep squats

by Drew Stephens(画像:Creative Commons)

2019年3月16日放送の「世界一受けたい授業」では、「スクワットするだけのピンク筋ダイエット」を取り上げます。

■復習編

【目次】

■ピンク筋は睡眠中も脂肪を燃焼する!

ピンク筋に発現するUCP-3というたんぱく質は運動中だけでなく、睡眠中も積極的に脂肪や糖を燃焼してくれます。

エネルギー代謝調節機構―UCP を中心に|斉藤 昌之|日本医学会によれば、ミトコンドリア脱共役蛋白質(uncoupling protein;UCP)には、褐色脂肪細胞に特異的な UCP1 のほかに、白色脂肪組織や骨格筋、脾臓、小腸など全身に幅広く存在する UCP2,主に骨格筋にある UCP3 などが知られているそうです。

骨格筋は、運動だけでなく自律的なエネルギー消費においても重要な部位であるため、UCP3 の役割が注目されています。

【参考リンク】

■ピンク筋を増やす方法|相撲スクワットのやり方

  1. 肩幅より足を大きく開き、四股を踏む姿勢になる
  2. 4秒かけて腰を沈める
  3. 四股を踏む
    膝と足のつま先が同じ方向を向くことがポイント!
  4. 2回腰を沈める。この時に太ももに負荷がかかる

※1日10回×3セット

※高齢の方や足腰に不安のある方は椅子の背もたれをもってやりましょう。

■ピンク筋を増やす方法|まき割りスクワットのやり方

  1. 肩幅に脚を開き、前方で手を組む
    伸ばした手は床と平行になることを意識する
  2. 4秒かけて腰を沈める
  3. 腕をゆっくり5回振る
  4. 3秒かけて元に戻る

※1日10回×3セット

※息を止めてトレーニングをすると血圧上昇などの危険があるため要注意!

※大腰筋が鍛えられる。

■ピンク筋を増やす方法|ツイスト腹筋のやり方

2019年6月7日放送の「あさチャン」(TBS系)で久野譜也教授(筑波大学)が「ツイスト腹筋」のやり方を紹介してくれました。

■予習編

そこで「ピンク筋」について予習をしてみたいと思います。

【目次】

■講師 久野譜也教授(筑波大学 大学院人間総合科学研究科)

寝たきり老人になりたくないなら大腰筋を鍛えなさい 10歳若がえるための5つの運動 [ 久野譜也 ]

価格:1,199円
(2019/3/16 17:09時点)
感想(18件)

100歳まで動ける体になる「筋リハ」/久野譜也【1000円以上送料無料】

価格:1,188円
(2019/3/16 17:09時点)
感想(0件)

■ピンク筋とは?

ピンク筋は10年以上前にも取り上げたことがあり、ピンクで若返りトレーニング(2006/11/14、東洋経済オンライン)によれば、筋肉は大きく分けると、3つに分けられます。

それは、白筋・赤筋・ピンク筋です。

  • 白筋は、瞬間的に大きな力を出す時に利用される筋肉で、糖を燃焼しやすい
    FT線維(Fast twitch fiber)から構成されている筋のこと
  • 赤筋は、持久的な動作に利用される筋肉で、脂肪を消費しやすい
    ST線維(slow twitch fiber)から構成されている筋のこと
  • ピンク筋は、瞬発力の白筋と持久力の赤筋の中間に属する性質の筋肉。

ピンク筋は、脂肪の燃焼効率が赤筋より高いそうなので、このピンク筋を活性化すればダイエットに大きく役立つそうです。

■ピンク筋を活性化させる方法

ピンク筋を活性化させるにはどうしたらよいのでしょうか?

1)手は真っ直ぐ、ひじを大きく伸ばして、肩から振る。

2)足は股関節から歩き出すイメージで歩幅を大きく、大腰筋(だいようきん)と大臀筋(だいでんきん)を使う。

(1)と(2)を注意しながら毎日100歩歩くだけで、筋肉をしなやかにし、寝ている間も脂肪を燃焼し続けてくれ、短期間で代謝をアップさせてくれる「ピンク筋」を鍛えられるそうです。

■【ガッテン】ピンク筋をつけるスロースクワットのやり方

2018年10月30日放送の「ガッテン」(NHK)でも「ピンク筋」が取り上げられました。

ピンク筋とは、正式には「2a」や「FTa(Fast Twitch a、type IIa)」と呼ばれ、低強度のスクワットを続けると、白筋の細胞の中に脂肪を燃やしてエネルギーを作り出すミトコンドリアが増えたことにより、ピンク筋に変化します。

ピンク筋をつける方法として紹介されたのが「スロースクワット」!

  1. 足を肩幅より広く開きます。
  2. 10秒かけて腰を下ろします。
  3. 膝が足より前に出ないように気をつけながら、膝が90度になるくらいにまで曲げ2秒キープ!
  4. 立ち上がります。

この動作を10回行い、数分の休憩をはさんで、合計3セット行ないます。

→ 【#ためしてガッテン】スロートレーニングによる筋トレでダイエット|やり方!成長ホルモンが出る仕組み・効果 について詳しくはこちら







【参考リンク】

【ガッテン】生存率を2倍にアップ!すい臓がんを超早期発見するエコー検査のやり方!自分では気づきにくい、意外な自覚症状!

健康・美容チェック > 膵臓がん > 【ガッテン】生存率を2倍にアップさせるすい臓がんを超早期発見する検査はエコー検査!自分では気づきにくい、意外な自覚症状!|10月17日

2018年10月17日放送のNHK「ガッテン!」のテーマは「生存率が2倍に!すい臓がん超早期発見SP」です。

→ 膵臓がんの症状(初期症状)・原因・予防 について詳しくはこちら




【目次】

■生存率を2倍にアップさせる膵臓がんを超早期発見する検査とは?

Glass

by Steven Lilley(画像:Creative Commons)

番組予告によれば、膵臓がんは5年相対生存率7.7%と低く、転移しやすく、ほとんど進行した状態で見つかるがんですが、「ある検査」によって生存率を2倍にアップさせる超早期発見法があるそうです。

【復習編】

CT検査は1975年に日本に導入され、検査費用は5000円ほど、装置の費用は数千万から1.5億ほどで、普及率は14%。

MRI検査は1983年に日本に導入され、検査費用は5000円ほど、装置の費用は1億から2億ほどで、普及率は3%。

PET検査は1993年に日本に導入され、検査費用は3万円ほど、装置の費用は2億から4億ほどで、普及率はごくわずか。

エコー検査は1960年に日本に導入され、検査費用は2000円ほど、装置の費用は300万から500万ほどで、普及率は84%。

エコー検査で1センチ以下の早期の膵臓がんを見つけるのは難しく、エコー検査で直接早期の膵臓がんを発見したわけではありません。

ポイントは2つ。

1.主膵管が太くなっていること、2.膵のう胞がある膵臓にがんが起こりやすいこと。

主膵管とすいのう胞にサインがある人は経過を見ることが必要で、定期的な検査が早期発見を可能にします。

両方のサインがある人で膵臓がんを発症する確率は30年で3割。

一方で7割の人は膵臓がんにならないかもしれないので、冷静に対応することが大切。

【予習編】

●膵臓がんの検査

膵臓がん 検査(2017/7/25、がん情報サービス)によれば、膵臓がんが疑われる場合、腹部超音波(エコー)検査、CT検査(X線でがんの広がり、転移の有無)、MRI検査(磁気を使って体の内部を撮影する検査)が行われ、これらの検査で診断に至らない場合には、病状に合わせて、超音波内視鏡検査(EUS)、MR胆管膵管撮影(MRCP)、内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)、PET検査(放射性フッ素を付加したブドウ糖液を注射し、その取り込みの分布を撮影)などを行ない、総合的な判断を行ないます。

BiliScreen|スマホカメラの自撮りで膵臓がんを簡単にスクリーニングできるアプリ|膵臓がんのサイン「黄疸」の原因となる「ビリルビン値」を測定|ワシントン大学

  • 腹部超音波(エコー)検査と血液検査は早期発見率が低い。
  • 「コンピューター断層撮影法」(CT)が比較的有効とされるが、撮影のために使用する「造影剤」には、重篤な副作用リスクがある。
  • MRI(核磁気共鳴画像法)を利用した「MRCP」という検査が、早期発見にある程度有効。
  • より高度な検査方法として「内視鏡的逆行性胆管膵管造影」(ERCP)や「超音波内視鏡」(EUS)があるが、実施している医療機関が少ないうえ、費用が高額。

エコー検査や血液検査といった一般的な検査ではすい臓がんの早期発見は難しく、有効な検査方法にも副作用がある造影剤が必要であったり、費用が高額なものであったり、気軽に検査ができるものではないため、今後新しい検査方法が期待される分野です。

●尾道方式

すい臓がんを早期発見する「尾道方式」とは?|5年生存率、全国推計の3倍によれば、「尾道方式」とは、JA尾道総合病院の花田敬士診療部長(消化器内科)が尾道市医師会と連携して始めたもので、「糖尿病」「肥満」「喫煙」「家族に膵臓がん患者がいる」など膵臓がんのリスクの高い患者がいた場合に、膵臓の検診を受けてもらい、がんの疑いがある場合はすぐにJA尾道総合病院を紹介して、体内に内視鏡を入れるなどをしてがんの有無を調べるという仕組みです。

●IPMN(すい管内乳頭粘液性腫瘍)

すい臓がんを早期発見するIPMNとその手順とは?(2018/8/2、NHK健康チャンネル)によれば、すい臓にできる特殊な腫瘍で、多量の粘液を分泌したりポリープを形成するIPMN(すい管内乳頭粘液性腫瘍)が膵臓がんを早期発見するために注目されているそうです。

【参考リンク】




■「○○の痛み」「○○な下痢」「○○値の急な上昇」は危険!?自分では気づきにくい、意外な自覚症状!

【復習編】

■膵臓がんのリスク要因

●家族に膵臓がん経験者がいる

●慢性膵炎(診断から4年以内はリスクが高まる)

●糖尿病(診断から2年以内は危険性が高い)

●飲酒(ビール350ml缶3本以上は危険性あり)

●喫煙

■膵臓がんの症状のサイン

●みぞおちのあたりの痛み

●背中の痛み

肩甲骨の下から腰の上が痛い

●急な血糖値の上昇

●油が浮いたような下痢

膵臓で作られる膵液には消化を助ける機能がありますが、膵臓が悪くなると、脂が消化できず下痢になってしまいます。

【予習編】

すい臓がんの症状として共通しているのが、胃のあたりや背中が重苦しい、お腹の調子がよくない、食欲不振やだるさ、体重の減少などがありますが、いずれもすい臓がん特有の症状ではなく、胃腸の調子が悪い程度のもので見過ごしてしまいがちです。

すい臓がんがある程度進行すると、はっきり黄疸が出たり、腹痛も強くなり、背中や腰に痛みが走り、体重の減少といった症状もみられるようになります。

●血糖値の急な上昇

すい臓がんを早期発見する鍵は「血糖値」|ためしてガッテン(NHK)

番組で紹介したすい臓がんの早期発見に役立つその鍵は「血糖値」。

ポイントは、血糖値が理由がないのに急上昇すること。

糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、すい臓がんは1.85倍も高いによれば、糖尿病の人はそうでない人に比べて、すい臓がんになるリスクは1.85倍なのだそうです。

すい臓がんに関しては、すい臓はインスリンを分泌する臓器であり、糖尿病の人がすい臓がんになりやすいとは考えやすいですよね。

番組によれば、すい臓でインスリンを作るβ細胞が、すい臓がんができると働きが悪くなり、その結果として血糖値が急上昇することがわかってきたのだそうです。

→ 膵臓がんの症状(初期症状)・原因・予防 について詳しくはこちら







【関連記事】
続きを読む 【ガッテン】生存率を2倍にアップ!すい臓がんを超早期発見するエコー検査のやり方!自分では気づきにくい、意外な自覚症状!

【ガッテン】血糖値を下げる!オステオカルシン(骨ホルモン)を増やす「かかと落とし」のやり方|オステオカインが全身の臓器を制御している




【目次】


【復習編】

■骨ホルモン(オステオカルシン)で血糖値を下げる
骨が全身の代謝を改善 オステオカルシンによるインスリン分泌の新しい経路を発見
全身には約200個の骨があり、体を支えている。しかし、ホルモンを分泌し、全身の代謝を活性化する内分泌器官でもある。

参考画像:骨が全身の代謝を改善 オステオカルシンによるインスリン分泌の新しい経路を発見(2013/2/21、九州大学)|スクリーンショット

骨が全身の代謝を改善 オステオカルシンによるインスリン分泌の新しい経路を発見

(2013/2/21、九州大学)

近年、オステオカルシンは膵臓からインスリン※2分泌を促し、血糖値を下げて全身の代謝を活性化すると注目されています。一方、インクレチン※3の1つである GLP-1 は食事の際に小腸から分泌され、インスリンの分泌を促して食後の血糖上昇を抑えます。

九州大学大学院歯学研究院口腔細胞工学分野の平田雅人主幹教授らのグループが行なったマウスを使った実験によれば、オステオカルシン (osteocalcin) が GLP-1 (インクレチンの1種で、インスリンの分泌を促し血糖値の上昇を防ぐ) の分泌を促すことがわかったそうです。

注目すべきは経口投与の場合、GlaOC でも ucOC と同様に血中 GLP-1 濃度の上昇作用がみられたことです。

ucOC は小腸に存在する受容体 Gprc6a に作用して腸管からの GLP-1 の分泌を促し、インスリンの分泌を促進していることが明らかになりました。

経口投与の場合は、γカルボキシラーゼによってカルボキシル化された型(Gla 型オステオカルシン、GlaOC)でもucOC(低(無)カルボキシル化状態のオステオカルシン)と同様に、血中 GLP-1 濃度の上昇が見られたことから、GlaOCを含む骨成分を薬や食品・サプリメントの形で摂取することで、糖尿病の予防ができるようになるかもしれません。

【参考リンク】

■骨ホルモン(オステオカルシン)は臓器の働きを活性化する

Being a patient is involuntary - Christine update 9531

by Ted Eytan(画像:Creative Commons)

すい臓血糖値を下げる効果→糖尿病予防

●脳→神経細胞の結合を維持させ、認知機能の改善→認知症予防

肝臓→肝細胞の代謝を向上させる→肝機能の向上

●心臓 動脈硬化予防

●腸→小腸で働き、糖などの栄養吸収を促進

●精巣→男性ホルモンを増やし、生殖能力を高める

●皮膚→皮膚組織と同じ種類のコラーゲンを作り出す

腎臓→骨細胞が分泌するFGF23というホルモンは腎機能を向上させる

【追記(2018/1/10)】

2018年1月7日放送のNHKスペシャル「人体」では「骨」がテーマで「オステオカルシン」が取り上げられました。

コロンビア大学のジェラール・カーセンティ博士が注目しているのが骨芽細胞が出すメッセージ物質の「オステオカルシン」であり、オステオカルシンは記憶力、筋力、生殖力など若さを生み出すパワーがあることがわかっているそうです。

糖化 関連記事】

■骨ホルモン(オステオカルシン)を増やす方法

骨ホルモン(オステオカルシン)を増やす方法とは、「かかと落とし」!

かかと落としとはいっても、格闘技のあのかかと落としではありません。

かかと落としのやり方は、立った姿勢で、ゆっくりと大きく真上に伸び上がり(かかとを上げてつま先立ちのような姿勢になり)、一気にストンとかかとを落とすというものです。

回数は一日30回が目安で、血糖値(HbA1c)が高めの方におすすめです。

骨には神経細胞のネットワークのように刺激が伝わる性質があるため、かかとからの刺激が体の骨全体に伝わります。

※2018年9月3日放送の「名医のTHE太鼓判!」のテーマ【血糖値の3つの新常識】では、「かかと落としが骨ホルモンが分泌され血糖値を下げる」を取り上げます。

→ スクレロスチンの値を下げて骨量を増やし骨粗鬆症を予防する方法|骨が作り替えられるメカニズム|#NHKスペシャル #人体 について詳しくはこちら

→ オステオポンチン|免疫力をコントロールするメッセージ物質|#NHKスペシャル #人体 について詳しくはこちら




■「骨免疫学(0steoimmunology=オステオイムノロジー)」

【予習編】

2017年2月15日放送の「ガッテン!」のテーマは「脳を活性化!血糖値ダウン!新発見“骨ホルモン”SP」です。

Yahoo!番組予告

「骨ホルモン」は、今世界中の研究者が大注目している新物質。骨を上手に刺激すると骨から大量に放出されて全身へ運ばれ、脳や肝臓、すい臓、腎臓など、さまざまな臓器を活性化してくれることが分かってきた!逆に骨ホルモンが少ない人は、糖尿病や動脈硬化などを引き起こす可能性があるので要注意だ。

「骨ホルモン」が少ない人は糖尿病動脈硬化などを引き起こす可能性があるということで気になりましたので、予習のために、調べてみたいと思います。

中島友紀 東京医科歯科大学教授が骨研究の第一人者として出演されるということで、この分野の研究が紹介されると思い、調べてみました。

分子情報伝達学| 医歯学総合研究科(歯)|分野一覧|東京医科歯科大学

これまで、骨は、主として単純に生体を支え、運動を可能にする硬い組織という認識であった。しかし、近年の研究によって、骨は能動的に全身の機能を制御している事が示唆されるようになってきた。我々は、骨産生分子が、全身性の生体システムに連関することを実証し、責任分子(ホルモンやサイトカイン等)の同定とその機能解析を行っている。これらの解析によって、骨が多臓器を制御するネットワーク「オステオネットワーク」の全貌解明を目指している。

骨が全身の臓器を制御する「オステオネットワーク」について紹介されるのではないかと推測されます。

オステオネットワーク
骨は単なる運動器の一部ではなく、外界の環境変動やストレスを感受し、骨が分泌する生理活性物質「オステオカイン」と骨免疫の作用により、全身臓器を能動的に制御している。この骨による全身の制御メカニズムを「オステオネットワーク」と呼び、その解明を通じて、骨と他臓器に共通する種々の疾患に対する治療法の基盤を確立することを目指している。

参考画像:骨と免疫の 新しい夜明け|科学技術振興機構スクリーンショット

骨と免疫の 新しい夜明け|科学技術振興機構

骨は単なる運動器の一部ではなく、外界の環境変動やストレスを感受し、骨が分泌する生理活性物質「オステオカイン」と骨免疫の作用により、全身臓器を能動的に制御している。この骨による全身の制御メカニズムを「オステオネットワーク」と呼び、その解明を通じて、骨と他臓器に共通する種々の疾患に対する治療法の基盤を確立することを目指している。

この分野は『骨免疫学(0steoimmunology=オステオイムノロジー)』と呼ばれるもので、骨が分泌する「オステオカイン」と骨免疫の作用により全身の臓器を制御しており、この制御メカニズムのことを「オステオネットワーク(Osteonetwork)」と呼ぶそうです。

オステオネットワークの研究には、既成の学問分野を横断した幅広いアプローチが必要となるため、プロジェクトを構成するメンバーの出身も医学部、歯学部はもとより、薬学部、農学部、理学部など実に多彩で、メンバーのほとんどが30代、20代の若手主体の編成だ。

オステオネットワークの研究に関しては、様々な分野を横断したアプローチが必要となるため、医学部、歯学部、薬学部、農学部、理学部などメンバーが集まっており、オステオネットワークが解明されれば、今までとは全く違った治療法(例えば、骨を強くし体を整えるために運動が大事)も生まれてくるかもしれません。

【参考リンク】







【関連記事】
続きを読む 【ガッテン】血糖値を下げる!オステオカルシン(骨ホルモン)を増やす「かかと落とし」のやり方|オステオカインが全身の臓器を制御している

毛細血管ケアでシミ・しわ対策・若返り!血流をアップする方法・食べ物(入浴・スキップ・シナモン)【ガッテン】【ジョブチューン】

2016年7月13日放送の「ガッテン!」のテーマは「アンチエイジングの新常識 毛細血管ケアSP」です。

ちなみに「毛細血管」を英語でいうと、「Capillary」です。




【目次】

■毛細血管は年齢とともに減っていく!

Lung tissue - alveoli and capillaries

by Siyavula Education(画像:Creative Commons)

毛細血管は全身の血管の99%を占めていて、酸素と栄養を体のすみずみまで送り届ける大切な働きをもっており、毛細血管が衰えてしまうと、皮膚に酸素や栄養がいきわたらなくなれば、シミシワといった肌のトラブルの原因になり、肝臓や肺などの臓器の毛細血管が衰えれば、肝臓病認知症などの病気の引き金にもなってしまうそうです。

年をとるほどお酒が弱くなるのは、毛細血管の減少が要因の一つだと考えられるようになっているそうです。

毛細血管は年齢とともに衰えていき、皮膚の毛細血管を調査した研究によれば、20代に比べて60~70代の人は、毛細血管が4割も減少していたそうです。

■毛細血管が減少したり、劣化する理由とは?

毛細血管を見る装置で観察したところ、血管に血液が通っていない「ゴースト化」した血管が見つかった人がいました。

血管が「ゴースト化」すると、毛細血管がなくなってしまうことがあるそうです。

なぜ「ゴースト化」が起こるのでしょうか?

その前に、毛細血管について説明が必要です。

毛細血管は細胞一つ一つが数珠つなぎのように連なってできており、それを「壁細胞(へきさいぼう)」が外側から補強し、血管の構造を保ってくれています。

健康な状態の毛細血管は酸素や栄養がいきわたるように適度に漏れるような仕組みになっているそうです。

しかし、何らかの原因で壁細胞がはがれてしまうと、血管の構造が弱まり、細胞同士の接着がゆるんでしまい、壁細胞が壊れた部分から多くもれて、壊れた部分の先にいきわたらなくなることで、「ゴースト化」してしまうそうです。

壁細胞が壊れてしまう理由は2つ。

1.加齢に伴う細胞の寿命

2.血糖値やコレステロールの上昇が血管の細胞にダメージを与える

この自覚症状としてあらわれるのが「むくみ」です。

→ むくみ解消方法(食べ物・ツボ・マッサージ)|手と足のむくみの原因 について詳しくはこちら

臓器の場合には、喘息がひどくなったり、糖尿病網膜症になったりしてしまうそうです。

■毛細血管の減少や劣化を防ぐ方法は「血流UP」!

毛細血管は、年とともに、細胞同士の「接着」が甘くなってしまうのですが、十分な血流があると、細胞がお互いにくっつく働きがあり、血液の漏れを防ぎ、健康な毛細血管を生み出してくれる「血管新生(けっかんしんせい)」というメカニズムがあります。




■血流アップする方法

入浴

快適な温度(41℃程度)のお湯に、5~10分程度肩まで浸かるようにすること。

※水分補給を忘れずに!

この方法で血流が8%アップするそうです。

【補足】

NO(一酸化窒素)は、血管の内側の壁にある内皮細胞から分泌されている物質で、血管を拡張させて、しなやかにする働きがあり、また、腎臓に働きかけて塩分を排出しやすくする働きもあるそうです。

NO(一酸化窒素)の分泌を増やす方法は、体の深部温度を1℃上げること。

深部体温が1℃上がると、全身の血流量が増え、流れが速くなると、血管の内側の壁にある内皮細胞が血流の刺激を受けて活性化し、NOを分泌するようになるそうです。

インターバル速歩

早歩き+ゆっくり歩きを3分ごとに繰り返すインターバル速歩を行なうと、血流が27%アップしたそうです。

【関連記事】

【補足】

軽いジョギングなどの有酸素運動をすると、血管の内側の内皮細胞が整列して血流が良くなるそうです。

すると、血管を広げる作用がある「NO(一酸化窒素)」という物質がより多く出るようになって広がりやすさがアップすると考えられています。

血管が広がりやすくなれば、血圧が安定して血管を傷つけにくいので、動脈硬化になりにくいのです。

鼻歌ウォーキングを 1日30分週3回行なうと、3週間で血管弾力15%UPしたそうです。

運動でも血流が良くなるので一酸化窒素による血管若返りが期待できるそうです。

【関連記事】

その場スキップ

Boy is Skipping

by CJ Sorg(画像:Creative Commons)

スキップを行なうと、第二の心臓ともいわれる「ふくらはぎ」のポンプ機能を強め、脚の方から血液を戻す力が高まり、血流がアップするそうです。

【やり方】

  1. その場でスキップを20回するだけ

※朝・昼・晩の3回に分けて行なうのがおススメ!

【関連記事】

かかとの上げ下げ

【やり方】

  1. 20-30回かかとの上げ下げをするだけ

※朝・昼・晩の3回に分けて行なうのがおススメ!

シナモン

Cinnamon

by anuandraj(画像:Creative Commons)

『シナモン』(漢方では『桂皮(ケイヒ)』)に含まれるケイヒエキスが毛細血管の復活に効果があるそうです。

2018年8月11日放送の「ジョブチューン」でシミしわに効果的な食材として「シナモン」を紹介しました。

一日小さじ1杯(1g)のシナモンをとると、シミ・シワの予防・改善に役立つそうです。

→ 血管年齢を若くする方法|血管年齢を下げるために効果的な食べ物・運動 について詳しくはこちら







【関連記事】
続きを読む 毛細血管ケアでシミ・しわ対策・若返り!血流をアップする方法・食べ物(入浴・スキップ・シナモン)【ガッテン】【ジョブチューン】

オキシトシンで痛みやストレスが和らぎ、血圧が下がる|簡単タッチケアの方法|#ガッテン(#NHK)

2016年6月1日放送の「ガッテン」(NHK)のテーマは『痛み&認知症に効く!「癒やしホルモン」の驚きパワー』でした。




【目次】

■オキシトシンの不思議なパワーとは

オキシトシンで痛みやストレスが和らぎ、血圧が下がる|簡単タッチケアの方法
オキシトシンで痛みやストレスが和らぎ、血圧が下がる|簡単タッチケアの方法

unsplash-logoOmar Lopez

カラダに触れられると脳から出てくる「オキシトシン」というホルモンは、痛みやストレスを緩和し、血圧を下げたり、認知症にも効果的だったり、ストレスや不安も軽減してくれるそうです。

フランスで行われた男性が街を歩く女性から電話番号を聞く実験によれば、声をかけるときに1秒腕に触れただけで成功率が2倍になったそうです。

ハグをする実験によれば、ハグをすることによって、「オキシトシン」というホルモンが増えたそうです。

■なぜタッチケアで痛みやストレスが和らぎ、血圧が下がるのか?

スウェーデンでは「タッチケア」を取り入れており、体に痛みを持つ患者にタッチケアを一週間続けたところ、痛みが軽くなったそうです。

リウマチ治療にもタッチケアが使われているそうで、手の痛みが消えたり、歩くのも楽になったという人がいるそうです。

【関連記事】

高血圧の人に週3回10分間タッチケアを行なうと血圧が下がったそうです。

→ 高血圧の症状・食事・数値・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら

乱暴な言動や徘徊をしていた認知症の人にタッチケアをすると、乱暴な言動が減り、徘徊もしなくなったそうです。

痛みやストレス、強い不安に襲われると脳の中では、扁桃体が興奮します。

前頭前野が扁桃体の興奮を抑えているのですが、慢性的にストレスや痛みがかかり続けると、前頭前野では扁桃体の興奮を抑えることができずに、血圧が上がったり、不眠になってしまうそうです。

そこで、身体に触れられることによりオキシトシンが出ると、扁桃体の興奮を鎮めることにより、血圧が下がったり、痛みが治まるそうです。

【関連記事】




■安心できる人と電話をするだけでもオキシトシンは出る

オキシトシンは触れられることによってだけ出るわけではなく、安心できる人と電話をするだけでもオキシトシンが出てストレスが軽減するそうです。

米ウィスコンシン大学マディソン校(University of Wisconsin at Madison)の研究によれば、母親からの電話は、強力なストレス解消ホルモンの放出を促すことによって、疲れた神経を落ち着かせることが分かったそうです。

【参考リンク】

この研究で気になったのは、声によるコミュニケーション(ボーカルコミュニケーション)からテキストメッセージによるコミュニケーションが多くなった現代において、オキシトシンに違いがあるのかどうかという点です。

もしテキストメッセージによるコミュニケーションではオキシトシンが放出されなかったとしたら、人は神経が疲れた状態になっているのではないかと考えられます。

ある研究によれば、母親と直接コミュニケーションをとっている子供とは異なり、インスタントメッセージを送った女の子はオキシトシンを放出しなかったことが分かったそうです。

直接触れ合うことや身近で慰めの声を電話で聞くことではオキシトシンが放出されたのに対して、インスタントメッセージでは得られなかったことは、テキストメッセージ全盛の現代において重要な問いかけをしているのではないでしょうか?

また、番組ではオキシトシンを効果的に出す方法として紹介されたのは、抱き枕を抱きながら安心できる人と電話をすることで、声+触り心地によって、オキシトシンが出るそうです。

声を聞くだけよりも、抱き枕など抱えて抱き心地が加わると、より相手の存在を強く感じるため、安心の効果が大きくなるという研究結果があるそうです。

■自宅でできる簡単タッチケアの方法

  1. 椅子の背やテーブルにもたれて、楽な姿勢をとります。
  2. 背中に手のひらをピッタリつけて、背中全体をなでます。

なで方1.背中の真ん中から弧を描くようになでていく。

なで方2.肩・背中の一番外側のラインに沿ってなでていく。

なで方3.腰の位置から首に向かって、なでていく。

※ポイントは、1秒間に5センチほどのゆっくりした動き。

アイロンをかけるようなイメージで背中全体を触れるようにします。

※1回10分が目安で、タッチケアは触れられる方にも触れる方にもオキシトシンは出ます。

■まとめ

grooming 旭山動物園のサル

by Kazue Asano(画像:Creative Commons)

ニホンザルはなぜ毛づくろいをするのか?によれば、毛づくろいには3つの意味があるそうです。

1.シラミをとる(直接的)

2.不安を和らげる(心理的)

3.社会的な絆を深める(社会的)

毛づくろいを触れることに置き換えて考えるとすれば、触れること(触れ合うこと)によって、オキシトシンが分泌されることにより、ストレスが軽減することにより、不安を和らげることができるのではないでしょうか。

サルもヒトも触れる/触れられることによって、癒すということを自然と行なっているのかもしれません。







【ストレス 関連記事】
続きを読む オキシトシンで痛みやストレスが和らぎ、血圧が下がる|簡単タッチケアの方法|#ガッテン(#NHK)