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#島津製作所、「がん光免疫療法」に関する計測技術について米国国立がん研究所と共同研究契約を締結




【目次】

■島津製作所、がん光免疫療法に関する計測技術について米国国立がん研究所と共同研究契約を締結

参考画像:Killing Cancer Cells with the Help of Infrared Light – Photoimmunotherapy|YouTubeスクリーンショット

がん光免疫療法に関する計測技術について米国国立がん研究所と共同研究契約を締結

(2018/1/15、島津製作所)

「NIR-PIT」は、NCIの小林久隆主任研究員が中心となって開発している治療手法で、正常細胞を傷つけることなくがん細胞のみを狙い撃ちし、短時間でがんを破壊するための手法です。がん細胞のみに結合する抗体と近赤外光を吸収して化学反応する特殊な色素を組み合わせた抗体薬物複合体(Antibody-Drug Conjugate, ADC)を注射し、近赤外光を照射してがん細胞のみに集積したADCを反応させることで、がん細胞を選択的に破壊することができます。

島津製作所は、米国国立衛生研究所に所属する米国国立がん研究所(National Cancer Institute, NCI)と5年間のCRADA(Collaborative Research and Development Agreement、NIHなどの米連邦政府研究機関と民間企業等の共同研究契約)を締結し、「がん光免疫療法(Near Infrared Photoimmunotherapy, NIR-PIT)」の安全性や治療効果を評価・改善するための計測技術の研究開発を共同で実施すると発表しました。




■がん光免疫療法(近赤外線光免疫療法)とは?

Killing Cancer Cells with the Help of Infrared Light – Photoimmunotherapy

Near-infrared photoimmunotherapy uses an antibody–photoabsorber conjugate that binds to cancer cells. When near-infrared light is applied, the cells swell and then burst, causing the cancer cell to die. Photoimmunotherapy is in clinical trials in patients with inoperable tumors.

日本でも治験が始まる!#がん光免疫療法(#近赤外線光免疫療法)とは?簡単にわかりやすく!によれば、近赤外線光免疫療法は、がん細胞に結合する抗体と近赤外光を吸収して化学反応する特殊な色素を組み合わせた抗体薬物複合体を使用し、近赤外光が照射されると、がん細胞が膨潤して破裂し、がん細胞が死滅するという治療法です。

■まとめ

がん光免疫療法将来、がんの8~9割の治療が可能に/確実に効果が期待できる仕組み――開発・治験の2氏に聞く

(2018/1/13、毎日新聞)

近赤外光と新たに開発した薬剤を使ってがんを治療する「がん光免疫療法」の治験が、日本で3月に始まることになった。

がん光治療(近赤外線でがんを壊す新治療法)の治験が始まる|米国立保健研究所などでは、近赤外光と新たに開発した薬剤を使ってがんを治療する「がん光免疫療法」についてのニュースを追ってきましたが、がん光免疫療法、3月から日本(国立がん研究センター東病院)でも治験開始|アスピリアン・セラピューティクスによれば、いよいよ日本でも治験が3月に始まるというニュースが取り上げられましたので、今後ますます注目ですね。







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