by Liz Henry(画像:Creative Commons)
「脳のしわ」は外からの衝撃を吸収する
(2009/8/19、WIRED VISION)
オンライン版『Journal of Biomechanics』に8月17日(米国時間)付けで掲載された論文「Can sulci protect the brain from traumatic injury?」(脳溝は脳を外傷から保護できるか?)では、通常の脳と、しわのない脳の3Dコンピューター・モデルを用いて、外傷の影響のシミュレーションを行なっている。
しわのないモデルでは、脳幹から前頭葉まで脳構造のほぼすべてが損傷を受けやすかった。人間の脳には、作りつけの衝撃吸収帯があるようなのだ。
脳のしわ(溝)が外からの衝撃を吸収してくれているそうです。
人間の体は本当に不思議なものです。
なお、脳の溝がなぜあるのかについては、以下のような説があるそうです。
脳の凹凸はなぜあるのかに関して、主流となっている説は、小さなスペースに大きな表面積を詰めこむことによって、脳というコンピューターの容量を増大させているというものだ。