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オンライン診療と対面治療の組み合わせによる禁煙治療の治療継続効果は1.5倍に




■オンライン診療と対面治療の組み合わせによる禁煙治療の治療継続効果は1.5倍に

参考画像:遠隔診療の課題と今後の展望(2017/4/27、内閣府)

「オンライン診療の導入で、禁煙治療の継続効果は1.5倍に」

(2017/9/12、日経デジタルヘルス)

メドレーの川田裕美医師と自治医科大学 地域医療学センターの小谷和彦氏によって論文化が進められている臨床研究によれば、オンライン診療と対面診療を組み合わせた禁煙プログラムは、対面診療のみの治療と比べるとて約1.5倍の治療継続効果が高いという結果が得られているそうです。

なぜ対面診療のみよりもオンライン診療と対面診療を組み合わせた禁煙治療のほうが治療継続効果が高いのでしょうか?

「そもそも対面のみの禁煙外来は、最後まで通院しきる人は半数に満たず、通院の負担やストレスから離脱する。オンライン診療と組み合わせると1.5倍程度の治療継続が可能という結果が得られた」。

今回の研究では、オンライン診療を組み合わせたことで通院の負担やストレスが軽減されたことによって、治療を継続したそうです。

糖尿病患者の治療継続は半数にとどまる|なぜ治療が続けられないのか?によれば、患者の大半がその治療方針を理解し、治療の重要性を認識しているものの、治療に伴う経済的な負担や治療継続へのストレスから治療を続けていくことができないようです。

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治療継続を促すためにも、声をかけ続けることが大事なようで、糖尿病予備軍に電話で予防のアドバイスを続けることで発症率が4割下がる|国立病院機構京都医療センターで紹介した国立病院機構京都医療センターによれば、糖尿病予備軍の人に電話で予防のアドバイスを続けることで、発症率が4割下がったそうです。

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Does telemedicine improve treatment outcomes for diabetes? A meta-analysis of results from 55 randomized controlled trials.によれば、オンライン診療を受けた糖尿病患者のほうが血糖値(HbA1c)の改善効果があったという成果もえられているそうですので、オンライン診療を組み合わせることにより、これまで治療継続できなかった人が治療継続をすることによって、治療効果が高まるのであれば、今後は、こうした方法が主流になっていくのではないでしょうか?




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■まとめ

これまでにも遠隔医療につながるサービスについていくつも取り上げてきました。

202×年 空想保険

ライフネット生命が考える、2020年代の近未来の生命保険のサービスを映像にしてみた動画によれば、運動をした特典として保険料の割引が行なわれていたり、病気の治療にテクノロジーが密接に関わるようになることを予想しているように、医療とテクノロジーを組み合わせることによって、より医療が身近なものとなっていくことが期待されます。

今回の研究では、遠隔医療(オンライン診療)治療継続効果を上げることに役立つという研究でしたが、これからは、治療する前の段階の病気の予防・早期発見・病気に対する啓発にも遠隔医療が役立つのではないでしょうか?

例えば、最近では、AmazonのAlexaを搭載したスマートスピーカー「Amazon Echo」やLINEのClovaが搭載されたスマートスピーカー「WAVE」などスマートスピーカーに注目が集まっていますが、このスマートスピーカーと医療アプリを組み合わせて、ユーザーがつぶやいた言葉を記録しておき、その言葉がある一定以上の条件に当てはまると、医療情報が出てきたり、アプリの医療相談ができるような仕組みになると、面白そうですよね。

このようになっていけば、病院へのハードルが低いものとなり、深刻な病気になる一歩前の段階での治療につながっていくのではないでしょうか。

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【参考リンク】
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