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(2010/6/7、ライフハッカー)
心理学系専門誌「Psychology Today」では、『Journal of Experimental Psychology: Learning, Memory, and Cognition』(2010年10月号)に掲載されている、Colin MacLeod氏らの研究レポートを引用し、声に出して読むことが記憶アップにつながる、と述べています。
声に出して読むことは記憶に残りやすいそうです。
人間の五感のうちの視覚だけで記憶するよりも、聴覚もあわせると記憶に残りやすいのではないかというのがその理由の一つだと思います。
この研究では、被験者にワードの一覧表を渡し、一覧に記載されているワードの半分は黙読で、残りの半分は声に出して読ませたところ、声に出して読んだワードのほうが断然、記憶に残っていたことが、わかったそうです。とはいえ、単に読むことだけが記憶に役立つ、というわけではありません。実際、全部声に出して読むと、全部黙読するのと同じくらい、記憶に残らないそうです。
この部分では気になるところが2つ。
声に出して読んだワードのほうが断然、記憶に残っていた
という点と
全部声に出して読むと、全部黙読するのと同じくらい、記憶に残らない
という点です。
つまり、単に音読すれば記憶できるというわけではないということです。
記憶を助けるポイントのひとつは、他のものとの区別。
ワードのリストにひとつだけ鳥の名前が入っていて、他はすべてスポーツの名前だったとしたら、鳥の名前は記憶しやすいはず。
このように、一団の中での「変わり者」は、他のものと区別しやすいので、記憶につながるのです。
ゆえに、この研究の場合、声に出すことで、声に出さないワードと区別ができ、これによって記憶に残りやすいというわけですね。
この研究結果を応用し、キーワードや重要なポイントだけ声に出すと、記憶に残りやすいかもしれません。
実際に声に出すのは、はばかられるというときは、ささやきレベルでも効果があるそうですよ。
重要な部分だけ声を出して読むようにすることが、記憶を残しやすくなるようです。
勉強や資格取得に役立つかもしれませんので、ぜひ試してみてください。
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