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仲の良い夫婦の5人に1人は顔が似ていると感じている

Old Couple

by Ian MacKenzie(画像:Creative Commons)




11月22日はいい夫婦の日ということで、夫婦にまつわる記事をご紹介します。

仲の良い夫婦の5人1人は顔が似ていると感じている – 顔のたるみ研究所

(2011/11/10、マイナビニュース)

既婚の男女に対して「妻(夫)とご自分の顔は似てきたと思いますか?」と質問をしたところ、夫婦仲が「良い」と思っている人のうち、18%が「似ていると思う・言われる」と答えた一方で、夫婦仲が「良くない」と思っている人の同回答はわずか3%という結果となった。

仲が良い夫婦の5人に1人は顔が似ていると感じているそうです。

もう一つ今回の記事に関連した記事をご紹介します。

今回のアンケートは、仲が良い夫婦は顔が似ているというものでしたが、その記事によれば、「似たもの夫婦」とは、自分と似ている相手と結婚しているために似ているのか、それとも、長年一緒に暮らしているから似てくるのか、ということを研究した結果が出たそうです。

似たもの夫婦はもともと似ているのか、だんだん似てくるのかの結論が研究で明らかに

(2011/8/26、GIGAZINE)

ミシガン州立大学が研究を行い、この長年の疑問に対する答えを明らかにしました。
詳細は以下から。

Spouses do not grow more alike, study finds | MSU News | Michigan State University
Personality and Individual Differences誌に発表された、ミシガン州立大学で臨床心理学の博士課程に在籍するMikhila Humbadさんらの研究では、Minnesota Center for Twin and Family Researchのデータから1296組の夫婦のデータを分析しました。これは、夫婦の性格特性の類似について調べた同様の研究の中で、これまでで最大規模の調査とのこと。

「これまでに、他人同士を比較した場合と比べ、夫婦は類似性が高いことが、研究により明らかになっています。これは、年月のうちに夫婦がお互いに影響しあうためとも、そもそも性格が似ている者同士がひかれ合って結婚したためとも考えられます。わたしたちの研究の目的は、この長年の議論に決着をつける手がかりを得ることでした」とHumbadさんは語っています。

1296組の夫婦は、結婚生活の長さが平均で19.8年、最短2年から最長39年の範囲で、これらの夫婦がMultidimensional Personality Questionnaire(多次元的性格評価のために広く使われるアンケート)の198問バージョンに回答した結果のデータをもとに、「ポジティブな情動性(達成感や幸福などのポジティブな感情を感じやすいか)」、「ネガティブな情動性(疎外感や敵意などのネガティブな感情を感じやすいか)」、「制約(伝統主義・慎重で計画的・危険を避ける傾向など)」などの性格特性について、結婚している期間が長くなるとともに夫婦間の類似が増すのか否かをさまざまな手法で分析しました。

その結果、夫婦は結婚期間が長いほど性格が似てくるということはなく、「似たもの夫婦」は結婚する段階で性格が似ている相手を選んでいたことにより説明できるだろうという結論に至ったそうです。

この記事によれば、夫婦は結婚期間が長いほど性格が似てくるということはなく、「似たもの夫婦」は結婚する段階で性格が似ている相手を選んでいるそうです。

また、「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」(著 ニコラス・A・クリスタキス ジェイムズ・H・ファウラー)によれば、似たもの同士で結婚する傾向があるそうです。

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どのようなネットワークを利用するにせよ、パートナー探しのプロセスを推進するのは通常ホモガミー、つまり似た者同士で結婚する傾向である。

<中略>

人は自分に似た人のそばにいる人を好むものだ。

たいていの人は、パートナーが互いに似ている様子を想像すると気持ちが安らぐ

いつの日か自分も気の合う相手と仲睦まじく幸せに過ごすのだという希望が湧いてくるからだ。

また、「幸せを科学する」(著 大石繁宏)によれば、

幸せなカップルは、実際には似ていなくても、自分たちが性格的に似ていると認識している

ようです。

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つまり、自分に似た人を好むものなのです。

そして、夫婦は互いに影響しあうため、時を経るにつれてさらに似てくるのです。







P.S.

仲が良い夫婦は、会話時間も長いそうです。

また、1日の平均会話時間について質問したところ、仲が「良い」夫婦のうち、「1日の会話時間が1時間以上」と答えた人は54%であったが、夫婦仲が「良くない」と思っている人は全体の11%という結果となった。

以前放送されていた「がっちりアカデミー」番組で、勝間和代さんが「夫婦の会話が1日16分増えると、月10万円分の『トク』」と紹介していました。

仮に夫の給料が10万円減ったとしても、夫婦の会話が16分あれば、それで同じくらいの幸福度が保てるのだという内容でした。

仲がいい夫婦だからこそ会話時間が長いのだと思いますが、その会話時間の長さが幸福感を与えているようです。

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