【目次】
■【箱根駅伝】青山学院大学の強さの要因は「タバタ式トレーニング(4分間トレーニング)」!?|腕立て伏せと腹筋はしない!?
by MandoBarista(画像:Creative Commons)
(2016/1/4、日刊スポーツ)
青学大の強さの要因には今季から導入した「タバタ式トレ」がある。1万メートルなどのタイムトライアルをした後に4分間、腕立て、もも上げなど激しい運動を繰り返す。
<中略>
青学大では14年秋からフィジカルトレーナーの中野ジェームス修一氏を招へい。加速力を増すフォーム作りのため、ウオーミングアップから通称「青トレ」に取り組む。
2017年箱根駅伝で往路復路で完全優勝した青山学院大学は「タバタ式トレーニング(4分間トレーニング)」を導入しているそうです。
4分間トレーニング(タバタ式トレーニング)とは?|1日わずか4分間で脂肪を燃焼する!?によれば、「タバタ式トレーニング」は立命館大学スポーツ健康科学部の田畑泉教授が考案したトレーニング方法で、20秒の高強度運動と10秒の休みを8セット、約4分間行う方法で、運動後も代謝の高い状態が続くのが特徴です。
- 4分間トレーニング(タバタ式トレーニング)は、「20秒の運動(高強度運動)」+「10秒の休み」を8セット、約4分間行う方法
- トレーニング後は代謝の高い状態(脂肪が燃焼しやすい)になる。
- 週に2回でよい
理由は、毎日やると負荷がかかりすぎてしまうため。
つまり、このトレーニングによる運動はかなりの高強度の運動だということがわかります。 - トレーニングの前は、きちんとウォーミングアップして体を目覚めさせることを忘れないようにしてください。
- トレーニング後は代謝の高い状態(脂肪が燃焼しやすい)であるので、トレーニングの後、有酸素運動を行なうと、よりシェイプアップ効果を得られる。
■青トレ
(2016/1/4、日刊スポーツ)
中野氏は単に教えるのではなく、能動的に考えさせることを重視。5、6人のグループに分け、骸骨の模型、筋肉図を前に2、3時間議論させた。
「自分でメニューを出せば5秒で終わるが、選手に考えさせた方がやる気も出る」。今では選手たちの会話に「長腓骨(ひこつ)筋、ヒラメ筋(ともにふくらはぎの外側の筋肉)」と、専門的な筋肉の名称が飛び交う。体を漫然と動かさず、鍛える箇所、その意味を理解し、トレーニングは楽しくなり、その効果も増した。
青山学院大学では、以前から行われていた「腹筋、背筋、腕立て」といったトレーニングを行っていたそうですが、14年秋からフィジカルトレーナーの中野ジェームス修一さんを招き、選手たちが自らトレーニングの意味を考えてトレーニングメニューに取り組むようになったことで効果がアップしているそうです。
昨年からは加速力が増すフォーム作りに取り組む。頭と胴体を動かさず、肩甲骨を大きく動かす。腕は引くだけでなく、ひねりを加え、さらに可動域を伸ばした。体幹が安定したからこそ、取り組める課題。
【参考リンク】
- 青山学院大学を箱根駅伝・優勝に導いた、中野ジェームズ修一の「ストレッチ新常識」とは?(2015/1/5、SBCr Online)
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ただ一つ気になるのが今回のニュースと以前番組で言っていたこととの違いです。
2016年4月3日放送の「林先生が驚く初耳学」では青山学院大学原晋監督は「腕立て伏せと腹筋をしない」といっていましたが、今回のニュースではタバタ式トレーニングで腕立て伏せをしていると書かれています。
長距離選手に必要なのは、「足の運び」と「腕の振り」であり、無駄な筋肉をつけないことが重要なのだそうです。
腕立て伏せをすると肩回りに筋肉がついてしまい、腕の振りがスムーズにできなくなってしまうそうです。
原監督が言うには長距離選手には腹筋は必要がなく、”いかに腹筋を抜くか”が大事なのだそうで、腹筋をすると腹直筋が鍛えられ、腹直筋が大きくなると酸素を多く使うことになり、長距離選手にとってはマイナスになってしまうそうです。
こうしたことを総合すると、腕立て伏せはしていないのではないかなと思います。